高輪台駅【東京都】(都営浅草線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都港区南部の品川区との境界にほど近い閑静な住宅街に位置する都営浅草線の駅で、線内の駅で最も利用客が少ないものの、西武鉄道系の高級ホテル・グランドプリンスホテル高輪とグランドプリンスホテル新高輪が駅近くにあり、明治学院大学、東京医療保健大学五反田キャンパスや畠山記念館、物流博物館も徒歩圏内にある
高輪台駅 (たかなわだいえき。Takanawadai Station) です。
 
 
駅名
高輪台駅 (A 06)
 
所在地
東京都港区
 
乗車可能路線
都営地下鉄:浅草線【都営浅草線】 
 
隣の駅
西馬込方……五反田駅
押上方………泉岳寺駅 
 
訪問・撮影時
2018年12月
 
 

高輪台駅の南東側出入口に相当するA1出入口は高級タワーマンション「ザ・ヒルトップタワー高輪台」の1階部分に設置されています。
A1出入口は階段のみでなく上りエスカレーターとエレベーターも併設されています。
左右方向の広い道路は桜田通り(国道1号線)で、歩道から直接A1出入口を利用できます。
写真は南東方を望む。左側(北東側)に高輪台交差点があります。
「ザ・ヒルトップタワー高輪台」の裏手、駅の東側や南側は有名な「高輪」地区で、高級住宅街が広がっています。
また、駅から東へ約200m先の一帯には西武鉄道系の高級ホテル・「グランドプリンスホテル高輪」と「グランドプリンスホテル新高輪」の敷地になっています。「グランドプリンスホテル新高輪」はプロ野球のドラフト会議やフジテレビ系の年末の音楽番組「FNS歌謡祭」の会場になっています。
そして、プリンスホテル敷地外の西辺と南辺の道路を南~東へ進むと、約1km、徒歩20分ほどで品川駅高輪口にたどり着きます。
 
 

高輪台交差点より南西を望む。
左手前に「ザ・ヒルトップタワー高輪台」が一部写っていて、その1階にA1出入口があります。
写真手前(北)~奥(南西)の道路は桜田通りで、地下を都営浅草線が通っていて高輪台駅もあります。
桜田通り沿いにはビルやマンションが立ち並んでいます。
すぐ先に区境があり、手前が港区、向こう側が品川区になります。
品川区に入って左側(南)が島津山、右側(西)が池田山と、それぞれ高級住宅街が形成されています。
 
 

高輪台交差点より北を望む。
右背後にA1出入口が、交差点の左手前に後述のA2出入口があります。
左手前(南西)~奥(北)の道路は桜田通りですが、高輪台交差点でカーブを描いています。
ちなみに西馬込方面から来た都営浅草線は高輪台交差点で桜田通りの地下を離れ、右へカーブして写真右奥方向(東側)へ進みます。
こちら側も桜田通り沿いにはビルや集合住宅が立ち並んでいます。
通りの東側は高輪地区、西側は白金台地区で、それぞれ高級住宅街となっています。
駅から約600m北の桜田通り西側には明治学院大学が、北西へ約1km進んだ目黒通り地下には東京メトロ南北線と都営三田線の白金台駅があります。
 
 

高輪台交差点より西を望む。
手前を右(北)~左(南西)に通る道路は桜田通りです。交差点の向こう側、左側横断歩道の先にA2出入口があります。
ちなみに駅周辺に商店は少なく、コンビニや個人経営の店舗・飲食店が点在しているのみです。
また、交差点の向こう側(西側)は白金台地区で閑静な住宅街になっており、高級住宅街という側面も持ち合わせています。
尚、高輪台駅の所在地は「高輪」ではなく「白金台」です。桜田通りが両地区の境界になっていますが、駅長事務室が桜田通りの西寄り地下にあるため駅名は「高輪台」なのに所在地が「白金台」という現象が生じています。
 
 

地下1階にある改札の様子です。北西方向を望む。高輪台駅の改札口はこの1ヶ所です。
背後にA1出入口(EV、上りES併設)が、正面にA2出入口(階段のみ)があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路設置されていますが、左端の幅広通路は正面にあるエスカレーターとの距離を確保するためか若干後方にずれて設置されています。そして右の柱の向こう側には窓口兼有人改札(自動改札機未設置)があります。
改札口の右手前には自動券売機があります。改札内には駅長事務室(お忘れもの承り所)があります。
トイレ、だれでもトイレも改札内にあります。
地下2階にあるホームとの間には階段(車いす昇降機併設)、上下方向のエスカレーターが設置されています。エレベーターはありません。ちなみに当駅は開業当初、都営地下鉄の中で最も深い駅だったため(18.2m)、都営地下鉄の駅の中で最初にエスカレーターが設置されました。
尚、高輪台駅構内に売店、コンビニはありません。ご注意下さい。
 
 

2番線側側壁に設置されている駅名標です。電照式(行灯式)です。写真が暗くなってしまい申し訳ありません。
大型のタイプで、都営浅草線のラインカラー(ローズ)が上下に表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (A 06)。
尚、当駅開設の計画当時の仮称は「二本榎駅」でしたが採用されず、駅近くにある変電所名に採用されています。
 
 

高輪台駅は島式ホーム1面2線の構造で、地下2階にあります。南西~北東方向にホームが延びています。
単線シールド工法で建設されたため、階段・エスカレーターのある中央の一部を除き1番線西馬込方面ホームと2番線押上方面ホームの間が壁になっています。
18m車8両対応で、2018年訪問時点ではホームドアが設置されていませんでしたが、今後設置されるかもしれません。建設の経緯からホーム幅は狭いです。
写真のホームが2番線で泉岳寺方面・押上方面、壁の左側にもホームがあり、そちらは1番線で西馬込方面です。
写真は2番線ホームより西馬込方面を望む。
 
 

尚、ホーム両端部には1番線と2番線を結ぶトンネル型の通路が各数本設置されています。
もしこの部分も開削工法で建設されていたら相当ホーム幅の広い駅になります。
 
 

ホーム中ほどより押上方を望む。この部分のみ開削工法で建設されたのか、ホーム幅が広くなっています。
右が1番線西馬込方面、左が2番線押上方面です。正面に改札階への階段、エスカレーターがあります。
また、この幅広部分にはベンチ・飲料自動販売機が設置されています。
 
 

1番線より押上方を望む。
都営浅草線は全体的に開削工法で地下浅い場所に建設された区間が多いですが、当駅付近は起伏が大きく、かつ当駅から泉岳寺駅にかけては住宅の直下を走るため、地下深い位置に単線シールド工法で建設されました。
 
押上方はこの先、桜田通りの地下を離れて右へカーブして高輪地区の住宅街の地下を東へ走ります。その後は左へカーブして、針路を北に変えて第一京浜の地下を走ります。そして京急本線が合流すると泉岳寺駅へと至ります。近くに2020年3月開業の高輪ゲートウェイ駅があります。
 
一方、西馬込方はこの先すぐに品川区へ入り、島津山地区や池田山地区を通る桜田通りの地下を南西へ走ります。そして坂を下って市街地に入ると山手線・東急池上線との乗換駅である五反田駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が高輪台駅で下車(乗車)したのは2019年9月と11月の計21度です。9月は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅前を通る桜田通り沿いこそマンションやビルが立ち並んでいましたが、路地を入ると閑静な住宅街が広がっています。また、通行人はさほど多くなく、閑静な感じの住宅街といった印象でした。
 
新宿駅からですと都営大江戸線の内回り電車(六本木・大門方面)に乗車して大門駅下車。都営浅草線の西馬込方面行きに乗り換えて当駅下車です。京急直通電車にお乗りの際は泉岳寺駅で西馬込行きにお乗り換え下さい。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅で下車。京急本線の泉岳寺行きまたは都営浅草線直通電車に乗車して、泉岳寺駅で別のホームから発車する西馬込行きに乗り換えて当駅下車です。あるいは品川駅高輪口から徒歩でも到達可能です(西へ約1km)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが複数あるものの、飲食店・カフェの数は少なく、気軽に入れるチェーン店は全くありません。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。都営浅草線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は高輪台駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)