新大久保駅【東京都】(山手線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都新宿区中央部の市街地に位置する山手線の駅で、駅周辺は昔からコリアタウンとして有名で、近年は韓流ブームなどで乗降客が急増して駅のキャパシティーが追い付かず(駅はとても狭いです)、目下駅改良工事中の
新大久保駅 (しんおおくぼえき。 Shin-Okubo Station) です。
 
 
駅名
新大久保駅 (JY 16)
 
所在地
東京都新宿区
 
乗車可能路線・系統
JR東日本:山手線
(※) 山手貨物線(埼京線と湘南新宿ラインが走行)にはホームがありません。
 
隣の駅
田端方……高田馬場駅 (2020年2月20日頃UP予定)
品川方……新宿駅
 
訪問・撮影時
2019年7月、8月
 
 

新大久保駅の駅舎です。新大久保駅は高架駅で、山手線の西側(外側)、東西を走る大久保通り(東京都道433号線)の南側歩道に面して駅舎が設置されています。かつては古風な三角屋根の平屋建て駅舎でしたが2019年8月現在、新駅ビル(地上4階建て)への建替工事中です(2020年完成予定)。
尚、新大久保駅には駅前広場がありません。バス停留所は駅西側の大久保通り沿い(写真右側)に設置されています。
写真は駅舎の北西方より撮影。
 
 

駅前(東側)の様子です。東を望む。背後に山手線のガードがあり、その向こう側に新大久保駅舎があります。
手前(西)~奥(東)の道路は大久保通りで、駅東側の大久保通り沿いには韓国系の商店や飲食店を中心に商店街が形成されていますが、近年は中国をはじめとするアジア諸国などの店舗も増加傾向にあります。
ちなみに大久保通りの歩道はとても狭く、土休日に買物客や観光客が殺到すると身動きが取れない状態になる事も多々あります。大久保通りを外れると南北ともに住宅街が広がっています。
尚、駅周辺が百人町で、約150m先から大久保地区になります。両地区合わせて日本最大のコリア・タウンと言われ、韓国系の住民が多いのですが、近年は商店街と同じ傾向としてアジア系を中心に韓国以外の国の居住者が増えています。
 
 

駅前(西側)の様子です。西を望む。山手線ホームより撮影。
手前(東)~奥(西)の道路は大久保通りで、駅西側も大久保通り沿いに商店街が形成されていますが、韓国系の店舗は東側ほど多くなく、国内系の店舗の割合が高い印象です。また、駅西側一帯(百人町)は楽器店やアジア各国の民族料理店も多く立地しています。
また、300mほど先には中央線のガードが見え、その左側に大久保駅があります。土休日昼間の新大久保駅は混雑が激しいので大久保駅へ迂回するのも一手です。
尚、こちら側も大久保通りから離れると住宅街が広がっています。
駅から約400m北西には東京山手メディカルセンターが、さらに200m先には桜美林大学新宿キャンパスがあります。
 
 

工事中の新駅ビル1階にある改札口の様子です。
左が東口で右が西口です。大久保駅の改札口はこの1ヶ所です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端には有人通路があります。
改札機の右手前には背後方向に向かって自動券売機と指定席券売機が設置されています。『みどりの窓口』は2009年に営業終了しました。
トイレは改札内にありますが、多機能トイレは設置されていません。駅のリニューアルに伴い設置されます。
高架にあるホームとの間は階段でのみ結ばれていますが、この階段の幅が狭く、土休日昼間は下車客と乗車客が交錯して非常に混雑し、時には危険な状態になる事もあります。また、エスカレーター、エレベーターは未設置で、エレベーターにつきましては2020年春頃の完成に向けて建設工事が進められていますが、駅構造の影響もあり一旦駅ビル3階に上がって跨線橋でホーム上まで平面移動してから2階ホームに下る構造(東急線の二子玉川駅と類似の構造)になります。
尚、新大久保駅構内に売店・コンビニはありません。ご注意下さい。駅近くのコンビニをご利用下さい。
また、駅改良工事の暁には正面改札口の他に、西側(写真右奥)にも出口専用の改札口が設置される予定です。その結果、混雑が幾分緩和されると…いや、焼け石に水かもしれません。
 
 

吊下式の駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯です。
JR東日本標準のデザインで、山手線のラインカラー(黄緑)が表示されています。
駅ナンバリングも併記されています (JY 16)。
また、特定都区市内制度における東京都区内の駅かつ東京山手線の内側にある駅なので、「区」マークと「山」マークの表示があります。
 
 

新大久保駅は島式ホーム1面2線の高架構造で(2階相当)、南北方向にホームが延びています。
東側(左側)には埼京線、湘南新宿ラインなどの列車が走行する山手貨物線が並走していますが、新大久保駅にホームはありません。そして山手貨物線のさらに左側には西武新宿線の高架橋が並走していますが、西武線にも駅は設置されていません。
右が1番線で山手線外回り池袋・田端方面、左が2番線で山手線内回り新宿・渋谷方面です。
有効長は11両分で、ホームは狭いです。2013年にホームドアが設置されました。当駅では2001年に新大久保駅乗客転落事故が発生し、犠牲者も出てしまいましたが、その12年後に設置の運びとなりました。
ホームは全11両分が構造物や上屋に覆われていて、雨に濡れずに移動可能です(豪雨や風雨を除く)。
ホーム上には飲料自動販売機があります。改札階へ下る階段はやや田端寄り(手前方)にあります。
写真は新宿方・品川方を望む。
 
 

池袋方・田端方を望む。左から1番線、2番線、山手貨物線、西武新宿線の順です。
この先、右へカーブして地平区間になり、やや広々とした住宅街の中を並行路線とともに北北東へ走ります。そして正面に市街地が現れると西武新宿線、東京メトロ南北線との乗換駅である高田馬場駅へと至ります。
 
 

新宿方・品川方を望む。右から1番線、2番線、山手貨物線、西武新宿線の順です。
この先、市街地の中を南下します。右へカーブして左手に西武新宿駅を見て高度を上げると中央線快速と中央・総武緩行線の東行(千葉方面)をオーバークロスして中央・総武緩行線の複線の間に割って入ると今度は左へカーブしながら高度を下げて各路線と同じ高さに戻り、青梅街道をオーバーパスすると(新宿大ガード)ほどなくして日本最大の乗車人員を誇るターミナル駅・新宿駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が新大久保駅で下車(乗車)したのは2019年7月と8月の計2度です。7月に実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しましたが、訪問した休日の14時台は駅が多くの人でカオス状態になっており、まともに撮影できなかったので翌8月にリベンジ訪問しました。7月訪問時は駅ビルの工事中という状況も混雑に拍車をかけていました。駅前の商店街も人だらけで、道路の歩道も狭いため移動が大変でした…。
 
新宿駅からですと山手線外回り(池袋方面)に乗り、1駅目で下車です。埼京線や湘南新宿ラインは当駅には停車しないので乗らないように。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅まで行き、山手線外回り(新宿方面)に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが複数あり、飲食店も駅西側の大久保通り沿いを中心にチェーン店を含めて多数ありますが、東側は韓国料理店が多くチェーン店は少ないです。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。山手線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は新大久保駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)