第1319回('19) 神戸電鉄を乗り鉄。山の街の「やきもち地蔵」を参拝 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


  
2019年8月17日、この日はドライブを兼ねて神戸電鉄線の一部区間をパークアンドライド乗り鉄しました。
目的は他界した祖母が住んでいた神戸市北区の山の街(やまのまち)で、祖母が生前によく参拝していたという「やきもち地蔵」を初めて参拝しました。
 
今回の日程 2019年8月17日  (土)
 
自宅950(自動車・西神経由)1100西鈴蘭台1114(神戸電鉄粟生線・準急)1117鈴蘭台1125(有馬線・準急)1130山の街1215(準急)1220谷上1225(上り普通)1236鈴蘭台1239(粟生線)1242西鈴蘭台1250(自動車)1310名谷駅1350(自動車・西神経由)1455自宅
 
【帰宅】
 
この日は朝食後の9時50分頃に自宅を出発しました。最初は自動車で西鈴蘭台駅を目指します。自宅のある兵庫県加古川市から加古郡稲美町を経由して神戸市営地下鉄西神・山手線の終着駅である西神中央駅前へと走り、この後は西神・山手線に並行して延びる「西神中央線」などと呼ばれている信号の少ない幹線道路を東へ走りました。そして、鵯インターチェンジから神戸市道長田箕谷線を北上し、しあわせの村を過ぎて鈴蘭台地区へ入るとほどなくして西鈴蘭台駅に到着し、駅前のコインパーキングに入庫しました。
 
 

 

 
特に末端部が廃線の危機に陥っている神戸電鉄粟生線ですが、根元に当たる西鈴蘭台駅は乗降客が多いです。西鈴蘭台駅では『ICOCA』で入場し、11時14分発、当駅始発の準急・新開地行きに乗車しました。車両は最新型の6500系3連でした。私は後方展望がしたくて最後部に陣取りましたが、当駅発車時点で大半の座席が埋まりました。乗客減が続く粟生線でも、鈴蘭台~西鈴蘭台の利用客は多く、この区間のみ昼間帯は毎時4本が確保されています。道中は後方展望を楽しみ、私は2駅目の鈴蘭台駅で下車しました。この電車は鈴蘭台駅でも多くの人を乗せて新開地方面へと去ってゆきました。
 
 

 
鈴蘭台駅ではホームを移動して、有馬線の11時25分発、準急(鈴蘭台から先は各駅に停車)・三田行きに乗り継ぎました。現在の神鉄で最大勢力の5000系4連で、空席は若干ありましたが今度も後方展望をするため最後部車両での立席を選択しました。今度も道中は後方展望をして、山の街駅で下車しました(11:30着)。到着後はすぐに改札を出ましたが、無人駅化されていたと思いきや、駅員がいて驚きました。偶然駅員が巡回していたのか、それとも有人駅に戻ったのか、真相は不明です。
 
 

 
山の街駅で下車後は、東側へ下る道路を歩きました、山の斜面をクネクネと進む幹線道路で、かつては森の中でしたが、今は山が削られて造成されていました。この場所を通ったのは数年ぶりでしたが、あまりの変わりように驚きを隠せませんでした。
 
 

 
そして「やきもち地蔵前」交差点を過ぎて谷へ下ると、目的地である「やきもち地蔵」に到着しました。施設自体はかなり小さく、意外でした。小さなお堂の中に地蔵が祀られていました。ちなみに「やきもち地蔵」にある看板には「医王山 寿福寺」と書かれていて、後で調べると箕谷駅と谷上駅の間に所在している事が判明しました。「やきもち地蔵」は寿福寺の別院なのでしょうか。
 
 

 
一度参拝した後、お堂の前にある小屋で「やきもち地蔵」に因んでか餅を販売していたので購入しました。すると、寺の女性に「これをお地蔵さんに一度お供えして、そのお下がり(私が購入した餅)をお持ち帰り下さい」と言われ、その通りに餅をお地蔵さんにお供えし、頭を下げた後に餅を頂き、餅を乗せていたお盆を女性に返却しました。その際、祖母の事があり私が初めて参拝した事を女性に話しましたが、祖父や祖母の縁で参拝に来る人が多い事を教えてくれました。また、車で参拝する際の駐車場の場所も教えてくれました。今回は私一人なので乗り鉄がてら参拝しましたが、親と来る事があれば車利用が必至なので、駐車場の存在を知る事ができたのは幸いでした。そして最後に女性に一礼して「やきもち地蔵」を後にして山の街駅へと戻りました。
 
 

 
この後は乗り鉄を続けます。12時15分発の準急・三田行きに乗車しました。5000系4連で、この電車でも空席が多少ある最後部車両で後方展望を楽しみました。そして私は谷上駅で下車しました(12:20着)。前回訪問時にまともに撮影できなかった北神急行北神線の駅名標をリベンジ撮影に来たのですが、手前に北神線の電車が在線していて、車両越しに撮影する事にしましたが、何と駅名標の正面が女性専用車両だったので、仕方なく隣の車両の車端部から撮影しました。まぁ、リベンジ成功にしました。
 
 

 

 
この後は大急ぎで改札を出場、入場して12時25分発の普通・新開地行きに乗車。「ウルトラマン電車」として一世を風靡した(?)3000系4連でした。もっとオンボロに見える1000系列がまだまだ健在なので若干新しくも見えますが、細部を見渡すと古さは否めませんでした。この電車は満席で、後方展望しようにも最後部も先客がいたので、最後部車両の中間扉脇に陣取り、道中は車窓風景を眺めて鈴蘭台駅で下車しました。なお、2019年夏、この電車は谷上駅発車時点で満席でしたが、谷上駅に乗り入れている北神急行電鉄は、2020年10月1日までに北神の親会社である阪急から神戸市へ北神の資産が譲渡される予定になっていて、これが実現すると北神線が神戸市営地下鉄線となります。そして運賃体系が統合されたとすれば谷上~三宮の運賃が大幅に値下げされるのは必至で、そうなると三田方面からの乗客の多くが谷上駅での地下鉄乗り換えに転移する可能性が高いでしょうね…。その結果、上り列車は谷上駅で乗客が激減する現象も発生するかもしれません。
 
 

 
そして鈴蘭台駅ではホームを移動し、粟生線の12時39分発、普通・志染行きに乗り換えました。2扉車の1100系3連で、最後部車両は若干空席もありましたが私はドア脇に陣取りました。発車前には同じホーム反対側に到着した準急・三田行きから大勢の高校生がこちらに乗り換えてきて、軽い混雑状態になりました。高校生は部活の遠征のようです。道中は混雑をよそに車窓風景を眺めて過ごし、私は西鈴蘭台駅で下車しました。遠征の高校生も大挙して下車しましたが、ほぼ満席の状態で電車は発車していきました。果たして志染到着時点でどれだけの乗客が残っているのか…。
 
 

 
この日の乗り鉄は西鈴蘭台駅で終了です。改札を出てコインパーキングへと戻り、12時50分頃に出庫しました。次の目的地は地下鉄の名谷駅前にある商業施設「須磨パティオ」です。往路でも通った市道長田箕谷線を南下しましたが、この沿道には鵯越斎場があります。往路では気付きませんでしたが、復路で斎場の事を思い出しました。ここでは父方の祖母と母方の祖父母の葬儀の際、計3回行きました。先程の「やきもち地蔵」もそうですが、運転しながら祖父母との思い出がよみがえってきました。 そして須磨区へ入り、須磨ニュータウン内を走って13時10分頃に「須磨パティオ」の駐車場に着きました。
 
 

 
入庫後は「須磨パティオ」内にある「吉野家」へ直行し、期間限定の「特撰すきやき重」(税込860円)を食べました。一度食べてみたくて注文したのですが、サーロインの肉が意外と固く、味は?でした…。私は、牛丼の肉の方が美味しかったです。
 
 

 
食事後は幼少の頃に何度も来ていた「須磨パティオ」内を軽く散策しました。そして駐車場へと戻り、13時50分頃に出庫しました。まっすぐには帰らずに迷路のような須磨ニュータウンをぐるぐる回ってから白川地区へと出て、西神地区の農業公園の横を通り、稲美町を経由して14時55分頃に帰宅しました。
 
 

 
今回は初めて「やきもち地蔵」を参拝し、神鉄粟生線にも乗れてドライブもできたので短時間でしたが楽しかったです。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません
 
 
(参考:Wikipedia)