石仏駅【愛知県】(名鉄犬山線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、愛知県岩倉市北部の住宅地の中にある名鉄犬山線の駅、
石仏駅 (いしぼとけえき。ISHIBOTOKE Station) です。

 

尚、記事は2018年訪問時のものですが、訪問後に駅が一部改良されました。

記事後半では駅改良後の2021年に再訪問した際の写真を掲載しています。
 
 
駅名
石仏駅 (IY 08)
 
所在地
愛知県岩倉市
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:犬山線
 
隣の駅
名鉄名古屋方……岩倉駅 
新鵜沼方…………布袋駅  
 
訪問・撮影時
2018年7月
 
 

石仏駅の駅舎です。
1982年に完成した急な三角屋根の建物です。尚、駅舎と駅外との段差には階段しかなく、スロープはありません。
駅舎は西側の北寄り(新鵜沼方)にあり、この一ヶ所です。昨今、東口の開設について岩倉市議会で議題になっているようです(2020年に東口駅舎が完成しました)。
駅前広場は狭いです。何とか自動車での送迎ができるレベルです。
また、駅舎右側の道路を奥(南)へ約250m進むと、稲原寺があります。
ちなみに石仏駅のある岩倉市石仏町の「石仏」とは、この稲原寺にご本尊として祀られている石仏との事です(Wikipediaの本文を引用)。
 
 

駅前の様子です(西側を望む)。
駅の北側を名神高速道路が通っています。かつてはすぐ西側に高速バスの岩倉バスストップがありますが、廃止されました。
また、駅前は住宅地となっていますが、南西側には田畑が広がっています。
そして、駅周辺は岩倉市ですが、名神をくぐり少し北(写真北側)へ進むと一宮市に入ります。ゆえに、石仏駅には一宮市民の利用もあると思われます。
 
 

改札口の様子です。石仏駅は無人駅です。
ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路設置されています。
右手前には自動券売機がありますが、『manaca』のチャージはできません。チャージが必要な場合はインターホンで係員にその旨を説明して、改札内にあるチャージ機を使用しなければなりません。
尚、無人駅にしては珍しく改札内にトイレがあります。
 
 

建植式の駅名標です。名鉄標準タイプで、駅ナンバリングも表示されています (IY 08)。
尚、駅ナンバリングの「IY」ですが、犬山線の「犬」の「I」と「山」の「Y」の合成です。
決してイトーヨーカドーの略ではありませんw
 
 

石仏駅は8両編成対応の相対式ホーム2面2線の構造です。
右が1番線で犬山・新鵜沼方面、左が2番線で名古屋方面です。駅舎は西側の新鵜沼寄りにあり、1番線に面しています。
駅舎・改札口・1番線と2番線の間は跨線橋で結ばれていますが、エレベーターはなくバリアフリー非対応です。
上屋は新鵜沼寄りの駅舎・跨線橋に面した1両分ほどにしか設置されていません。上屋の一部と跨線橋の屋根にはビニール(?)のような材質が使用されています。名鉄や近鉄の駅でよく見られます。上屋の下にはベンチ、時刻表があります。
写真は枇杷島分岐点方・名鉄名古屋方を望む。
 
 

枇杷島分岐点方・名鉄名古屋方を望む。
この先、住宅地の中を南下し、市街地へ入ると左へ右へカーブして岩倉駅へと至ります。
 
 

犬山方・新鵜沼方を望む。ホーム端部の真上を名神高速道路の高架橋が横切っています。
この先、すぐに一宮市へと入り、農地と住宅が混在した風景の中を北上します。そして江南市へ入ると下り線は高架化工事中の線路を見てさらに北上し、布袋駅へと至ります。尚、上り線の布袋駅付近は既に高架化されています。
 

 

以下は2021年再訪問時の内容です  

 

 

2020年に新設された東口駅舎です。南を望む。

かつては現・西口しか駅舎がありませんでしたが、東側からのアクセスが便利になりました。

バリアフリーに対応しています。

東口新設と連動して、西口もバリアフリー化されました。

簡素な駅前広場が設けられました。

駅舎左の工事中の区画には現在、男女別の多機能トイレが設置されています。

尚、現在は改札内(1番線ホーム)にもトイレと多機能トイレがあります。

 

 

東口駅前です。上写真は北を、下写真は東を望む。

駅舎北側に駅前広場があり、その先を左右方向に名神高速道路の高架橋が延びています。

名神の先に踏切があり、西口側へ抜けられます。

駅東側は西側より住宅が多いです。

 

 

東改札口です。

階段orスロープで少し登ってから右へ180°方向転換すると自動改札機があります。

無人駅で、駅集中管理システムが導入されています。

左側が幅広通路で、点字ブロックが設置されています。

改札外に自動券売機が、改札内に自動精算機とチャージ機があります。

改札を通って左へ曲がると上り名古屋方面2番線ホームです。

下り犬山方面1番線ホームとは改札内跨線橋で結ばれていますが、階段のみです。

車いすやベビーカー利用で犬山方面へ行くには、西改札口から入場して下さい。

 

 

東口駅舎の新設と連動して、従来からの駅舎もスロープや点字ブロックが設置されてバリアフリー化されました。

そしてこちらは西口駅舎になりました。

 

 

(西口)駅舎内外もリニューアルされ、西改札口コンコースは綺麗になりました。

但し自動券売機は旧来のままです。

石仏駅の自動券売機では上小田井駅経由の名古屋市営地下鉄連絡乗車券も発売しています。

 

 

駅名標は、隣駅もローマ字が併記されたタイプに一新されました。

 

 

ホームは狭いままですが、整備されて綺麗になりました。

左の2番線は上屋も一新されました。

名鉄名古屋方を望む。

 

 

こちらは犬山方・新鵜沼方を望む。

   

   
あとがき
私が石仏駅で下車したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは不透明ですが、名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました。駅前は普通の住宅地で近くに農地も見られますが、結構乗降客が多い印象でした。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から犬山線方面の準急(新可児行きなど)に乗車して当駅下車(当駅は準急停車駅です)、または快速特急に乗車して岩倉駅で普通に乗り換えて1駅目です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線で名古屋駅、または近鉄電車で近鉄名古屋駅まで行き、名鉄名古屋駅からは上記のルートで到達できます。こちらもじゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅や駅前にコンビニおよび気軽に入れる飲食店や商店はありません。最寄りのコンビニは駅から約450m北東になります。必ず事前に用意して下さい。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄犬山線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は石仏駅でも下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)