第1276回('19) 神戸で乗り鉄(1・JR神戸線の神戸市内未訪問駅や神戸電鉄の未訪問駅を降り | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2018年4月20日、この日は神戸へ乗り鉄に出かけました。
神戸市内には未訪問駅がまだまだ残っていまして、今回も多数の駅で下車しました。

 

今回は前半の内容です。朝方はJR神戸線の神戸市街にある未訪問駅を訪問していきました。
そして9時台からは神戸電鉄の未訪問駅で下車していきました。

今回の日程 2019年4月20日(土) 【前半】

 

加古川520(JR神戸線・704K快速)606元町637(708T快速)644六甲道723(下り111B)725摩耶755(115B)806兵庫830(徒歩)838大開845(阪神神戸高速線)847新開地910(徒歩)915新開地953(神戸電鉄有馬線)956長田1011(普通)1013丸山1028(普通)1030鵯越1113(上り普通)1121新開地1133(阪急神戸高速線・特急)1140神戸三宮/三宮

 

【後半へ続く】

この日は4時に起床し、朝食を終えてから加古川駅へ。『ICOCA』で入場し、5時20分発のJR神戸線上り1番列車(快速米原行き。223系4連+8連)の最後部車両(8連側)乗車しました。車内は空いていて、転換クロスシート窓側席を確保できました。既に夜が明けていたので道中は地元の車窓風景を眺めました。この日は快晴で明石海峡大橋や淡路島、大阪湾や関西国際空港まで望めました。そして私は神戸市街地にある元町駅で下車しました。元町駅は駅前にJRA(日本中央競馬会)の場外馬券売場(ウインズ(WINS)神戸)があるので以前は何度も利用していましたが、降り鉄で訪問するのは初めてでした。駅構内や駅前を30分ほど散策しました。早朝だったので人が少なく、撮影はしやすかったですが明け方だったので逆光がネックでした…。

 

 

 

元町駅では6時37分発の快速・野洲行きに乗車しました。223系4連+8連で、私は先頭車両(4連側)に乗り込みましたが、窓側席が満席だったので一番前の補助席に座り、前面展望をしながら道中を過ごしました。そして今度は六甲道駅で下車しました。神戸市灘区の中心地で区役所が駅前にあり、JRにおける六甲山への玄関口でもあり、大型商業施設こそ少ないものの駅前には中高層マンションが建ち並び、乗降客が多いです。1995年の阪神・淡路大震災で高架橋が倒壊したのは今でも鮮明に覚えています…。

 

 

 

六甲道駅より東にある兵庫県内の駅は全て訪問済みなので、早くもここで西へ引き返しますw 乗車した7時23分発の普通・西明石行きは207系3連+4連で、私は最後部車両(4連側)に乗り込みました。満席ですが立客はほとんどいませんでした。私はドア脇に陣取り、しばし車窓風景を眺めて隣駅の摩耶駅で下車しました。摩耶駅は、貨物駅だった東灘駅跡に建設され、2016年に開業した新しい駅です。開業から3年が経過しましたが、まだ新しさが感じられました。一方、駅前はまだまだ開発途上といった感じでした。

 

 

 

 

摩耶駅からは7時55分発の普通・西明石行きに乗車。207系3連+4連で、乗車した最後部車両(4両側)は空席があり着席しました。道中はスマホを操作して過ごし、三ノ宮駅など都心の駅は下車せずにスルーして、今度は兵庫駅で下車しました。兵庫駅は2017年に和田岬線に乗るために下車しましたが、その時はJR神戸線の車両やホームを撮影できていなかったので今回はリベンジ訪問でした。また、当時は耐震補強工事により駅構内も雑然としていましたが、既に工事も終わり、レトロな感じに仕上がっていました。尚、今回は和田岬線には乗りませんでしたw

 

 

 

兵庫駅でとりあえずこの日のJR神戸線駅降り鉄を中断し、徒歩で阪神神戸高速線の大開駅まで移動しました。両駅間は約450mで、意外と近いです。さらに400mほど進めば神戸市営地下鉄西神・山手線の上沢駅があります。
大開駅では残額が80円あった『スルッとKANSAI』を使い、足りない分は差額をつぎ込んで乗車券を購入しました。そして入場し、8時45分発の普通・高速神戸行きに乗りました。山陽電鉄3050系4連で、満席だったので2両目のドア脇に陣取り、道中はスマホを操作して過ごし、次の新開地駅で下車しました。新開地駅では車両とホームを撮影して東口から地上へ出ました。新開地は古くからの歓楽街で戦前は神戸で一番栄えていたそうですが、今は三宮などに取って代わられ、いささか寂れてしまった印象にも見えます…。さらに今回は朝方の訪問だったのでアーケード商店街も人通りが少なく、閑散としていました。尚、新開地~湊川にかけての東側にはあの「福原」があります。
その新開地商店街を北へ進むと、数分で天井川の河川敷だった場所を転用した湊川公園に出ました。周囲より一段高い場所にあり、交差する東西の道路(上沢通?)には湊川公園をくぐるトンネルが設けられていて、かつては神戸市電もこのトンネルをくぐっていました。また、この場所には神戸電鉄の湊川駅と地下鉄西神・山手線の湊川公園駅があります。

 

 



 

私は湊川界隈を軽く散策した後、湊川公園の「地下」へ行きました。この場所は実質的に地上と同じレベルの高さですが、かつて神戸電鉄の湊川駅(旧駅)がありました。現在は西側の道路の地下に移転しましたが、駅跡の空間(ホーム跡、コンコース跡)は地下道や商店に転用されています。私はこの地下道を歩き、現在線との合流地点まで行きました。その後は「神戸の台所」とも言われる東山商店街を通りましたが、人が多くて賑わっていました。東山商店街を抜けると今や希少になった「ドムドムハンバーガー」のあるダイエー湊川店前に出て、湊川商店街と前述の湊川トンネルを通って、湊川駅の旧駅に戻りました。そして地下への階段を通り、現在の湊川駅コンコースへと移動しました。

 

 

 

 

湊川駅からは神戸電鉄の駅巡りをします。9時53分発の普通・粟生行きに乗車しました。新型の6500系3連で、車内は少々混雑していました。粟生線の恵比須~三木~小野~粟生へは昼間帯は1時間に1本しかないので乗客が集中しているのでしょうか? 私は最後部車両の何とかドア脇を確保し、地上区間は車窓風景を眺めました。一瞬、左手に大阪湾を見下ろすと程なくして長田駅に到着し、下車しました。初めて下車しましたが、準急停車駅にしては物足りない感じの駅舎、駅前でした。駅前は起伏に富んでおり、山の斜面にまで住宅がびっしりと建ち並んでいました。また、長田区の中心部、長田神社は南へ約1.5km、そして高速長田駅や地下鉄の長田駅へは同じく南へ約1.8kmと、遠いです。まぁ、当駅から高速長田駅方面へ向かう場合は下り坂ばかりなので若い人には苦にならないかと思いますが…。

 

 

 

長田駅では後続の普通・西鈴蘭台行きに乗車。「ウルトラマン電車」の愛称がある3000系4連で、先程の電車と比較して1両多い事、行先が粟生線の入口に当たる西鈴蘭台止まりである事、などから車内は比較的空いていました。しかし私は確実に車窓風景を眺めるために最後部車両ドア脇に陣取り、2分の乗車で丸山駅に到着、下車しました。長田駅と同じような感じの駅でしたが、標高が高くなり山深くなってきた分、長田駅前よりは閑散としていました。また、丸山の町並みも山の斜面にまで住宅が建ち並んでいて、道路も狭く長崎と似たような雰囲気の風景です。

 

 


 

丸山駅からは後続の普通・志染行きに乗りました。2000系3連で、最後部車両は半分ほどの席が埋まっていましたが、やはり車窓風景を眺めたくてドア脇へ。山間部に広がる住宅地の風景を眺めて、トンネルを抜けた先にある鵯越(ひよどりごえ)駅で下車しました。カーブ地点にあり見通しが悪く、2002年には降車客に気付かずドアが閉められた事で乗客がドアに挟まれて転落し、その電車に巻き込まれて死亡する事故が発生しています。さらに戦時中の1944年には当駅で脱線転覆事故が発生(死者28名)、1938年には駅近くのトンネル内で正面衝突事故が発生(死者1名)と、急勾配でカーブの多い区間ゆえに事故が多いです。下り線ホーム脇には、おそらく1944年の事故後に建立されたと思われる慰霊の地蔵が設置されていました。また、元々下り線側にのみ駅舎があり上り線ホームとは跨線橋で結ばれていましたが、2005年に上りホーム側に改札口が新設され、跨線橋は使用停止となりました。バリアフリー対応と思われます。

 

 

 

当初、鵯越駅下車後は徒歩で菊水山駅跡横を通り鈴蘭台駅へ抜けようと思っていましたが、偶然にもこの日の「神鉄ハイキング」が菊水山駅跡スタートの企画だったので、大勢の人と一緒に歩いても面白くないので中止しました。次に、運動がてら地下鉄の長田駅まで長距離を歩こうと思いました。スマホで地図を見ると1時間ほどで行けそうですが、歩いたとしたら長田着が昼頃になるので駅周辺の飲食店を調べたら意外とすぐに食事を済ませられそうな店が少なく、また鵯越到着時点で結構疲れていたので「もうええわ」と思ってしまい、長距離の徒歩移動は断念しましたww しかし、すぐに戻るのも勿体ないので、駅近辺を散策しました。湊川方にあるトンネルの真上には以前「西神戸有料道路」だった神戸市道夢野白川線が通っており、この道には歩道もあるのでそこまで行ってみました。道路にはバス停があり、待っている人もいました。神戸駅方面へのバス路線があれば神鉄よりバスの方が割安かもしれません。また、この場所のすぐ西側には、大阪湾や長田の街並みを見下ろせるなど、眺望が抜群の丸山大橋があるのですが、残念ながらこの橋には歩道がなく、今回は行けませんでした。そして散策を終えると駅を見下ろしてから鵯越駅に戻りました。鈴蘭台や長田へは、また機会があれば歩いてみたいと思います。

 

 

 

鵯越駅からは11時13分発の普通・新開地行きに乗車しました。5000系4連で、乗車した最後部車両は満席で私はドア脇に陣取りました。道中は車窓風景を眺め続けました。今回は湊川駅を過ぎて終点の新開地駅まで乗り通しました。

 

 

 

新開地駅では11時33分発の阪急神戸高速線特急・梅田行きに乗り継ぎました。8000系8連で、乗車した最後部車両は比較的空いていて着席しました。道中はスマホを操作して過ごし、神戸三宮駅で下車しました。そして出場時に『ICOCA』をタッチすると、390円が引かれて驚きました! 鵯越~神戸三宮は湊川で運賃が打ち切りとなり、神鉄の鵯越~湊川(240円)と、元神戸高速鉄道区間の湊川~神戸三宮(150円)の合算となり、割高に感じられました。例えばJRですと三ノ宮から390円で明石まで、410円で大阪まで行けます。阪急ですと400円で高槻市まで行け、阪神ですと410円で大阪難波まで行けます。一方、山電ですと神鉄と同様に神戸高速線を経由する事から、神戸三宮から山陽塩屋までしか行けません。せめて神戸三宮発着の場合は大幅な乗継割引運賃を設定してほしいですね…。

 

 

 

神戸三宮駅下車後は駅近くにある「ケンタッキーフライドチキン」へと入り、500円のお得なランチセット「ランチS」を注文して食べました。メニューは写真の内容で、療養中で大食いできない身にとってはちょうど良かったです。

 

 

 

食後はポートライナーの三宮駅へと移動するのですが、この日は鉄道趣味誌「鉄道ファン」「鉄道ジャーナル」の発売日だったので阪急西口側からセンタープラザ中央を通り商店街の三宮センター街へと抜け、商店街にある神戸発祥の大型書店「ジュンク堂書店」へ寄って、「鉄道ファン」「鉄道ジャーナル」を買いました。その後はセンター街を東へ抜けて「マルイ」と「そごう」の間にある信号付きの横断歩道でフラワーロードを渡り、「そごう」前からペデストリアンデッキを通ってポートライナー駅へ向かいましたが、JR三ノ宮駅のターミナルビルが解体工事に入っていて、ビル前のペデストリアンデッキが通行止めになっていました。その影響で一旦地上に下りてから再びデッキに上がり、ポートライナー駅にたどり着きました。
淳久堂書店に寄ったので遠回りになりましたが、もし本を買わなかったら阪急東口からJRと阪急のガード北側の横断歩道でフラワーロードを渡っていたはずです。この横断歩道で翌21日昼過ぎに痛ましいバス暴走事故が発生し、2名もの若者の命が奪われました…。私も過去に何度もこの横断歩道を渡った事があり、人ごとではありませんでした。心よりご冥福をお祈りいたします。

 

この後は、ポートライナーの乗り鉄、降り鉄を続けました。

 


(つづく)

 


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません

 

 
(参考:Wikipedia)