【志布志駅(日南線)~鹿児島中央駅(九州新幹線ほか)】盲腸線の抜け道【乗りつぶしガイド 番外編】 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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私の踏破体験を基に乗りつぶしのガイド記事を少しずつUPしていく企画、『乗りつぶしガイド』です(上から目線ですが…)。


乗りつぶしをする場合、どうしても盲腸線(行き止まりの路線)にも乗らなくてはなりませんが、
距離の長い路線ですと往復に時間がかかり、人によっては復路が退屈な時間に感じてしまうかもしれません。

そこで、盲腸線乗り鉄の負担を少しでも和らげるため、
盲腸線の終着駅や途中駅より他路線の駅へ抜けられる、抜け道ルートを順に紹介しています。

尚、抜け道ルートは原則として鉄道以外の交通機関を利用する事になり、
場合によっては徒歩移動も必要となります。
但し、タクシーでなければ移動できないルートは省略させて頂きます。ご了承下さい。


(97)志布志駅(日南線)~鹿児島中央駅(九州新幹線ほか)

今回は鹿児島県の抜け道ルートです。

日南線の終着駅である志布志駅と、
鹿児島県の県庁所在地・鹿児島市の事実上の代表駅である鹿児島中央駅との間は、
路線バス(鹿児島交通)とフェリー(垂水フェリー)を乗り継いで移動できます。


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志布志駅と鹿児島中央駅との直線距離は約53kmですが、
路線バスは迂回しながら走るので、志布志駅~垂水港で約50km、
フェリーはほぼ一直線で約15km、そして最後の鹿児島市内路線バスも迂回しながらなので約6km、
計70km強となります。

志布志駅前~垂水港(垂水新港。垂水行きに乗車)のバスは概ね1~2時間に1本の割合ですが、
日南線との接続が考慮されていないので、場合によっては志布志駅での待ち時間が長くなる恐れがあります。
志布志駅前~垂水港の所要時間は概ね2時間で、結構な長丁場ですが、運賃は大人1,300円弱と案外割安です。
但し、トイレ休憩がないので日南線の列車内または志布志駅でトイレを済ませておきましょう。

次に、垂水港~鴨池港(鹿児島市)の垂水フェリーですが、
鹿児島交通バスと同じいわさきグループの運営でありながらあまり接続が考慮されていません。
まぁ、それでもフェリーは毎時1~2本の運航なので、さほど長時間待ちにはならないでしょう。
所要時間は約40分で、大人運賃480円。船内にトイレは勿論、売店や立食いうどん店もあり、
垂水フェリーのうどんは名物となっています。

最後に、鴨池港から鹿児島中央駅までのバスですが、
鹿児島交通の32-1番線(系統)が概ね毎時1~2本運行しており、フェリーとの接続も比較的良好です。
標準所要時間は22分ですが、交通事情により遅延する場合もあります。
また、鹿児島市営バスの路線もありますが(11番線など)、所要時間がやや長い系統もあるのでご注意を。
運賃は鹿児島交通が160円、鹿児島市バスが190円です。

したがって、志布志駅前~鹿児島中央駅前の理論上の最速は3時間強で、
実際は4時間ほど見ておいた方が良いでしょう。
一方、運賃は2,000円弱で移動でき、時間と距離の割には安いです。

飲料・食料は、日南線乗車前に宮崎市内で購入しておくのが無難です。
志布志駅前にコンビニが、垂水新港、フェリー船内、鴨池港には売店があり、フェリーではうどん店もあります。
鹿児島中央駅前には複数のコンビニと飲食店があります。


車窓風景もなかなか楽しいです。機会がありましたらぜひこのルートを利用してみて下さい!


(参考:鹿児島交通のHP、鹿児島市交通局のHP、Yahoo!地図、Googleマップ、Mapion地図、Wikipedia)