北海道の乗りつぶし難易度【乗りつぶしガイド 4-10】 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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イメージ 1写真は記事内容と関係ありません。

私の踏破体験を基に乗りつぶしのガイド記事を少しずつUPしていく企画、『乗りつぶしガイド』です(上から目線ですが…)。
前回の記事はこちら

第4章は「乗りつぶしを進める上での問題点」です。数回に分けてUPします。

第10回は、「北海道の乗りつぶし難易度」です。
今回より地域別に乗りつぶしの難しさ、問題点を数回に分けて説明しています。


今回は、2016年に新幹線が開通した北海道編です。

まず結論から、北海道の乗りつぶし難易度は、★★★★★(5段階中レベル5)ですwwwww


北海道はご存知の通り相当広いです。
ゆえに、多数の路線が廃止されて整理されたとは言え、現在でも道内に路線網が張り巡らされています。
という事は、踏破するのに相当な時間を要します。
JRだけでも5~6日、地下鉄や市電を含めると最短でも7日はかかるかもしれません。
長期休みのある学生や、時間のあるリタイアされた人とは違い、
社会人にとっては7日連続で休める機会はそうありません。
内地(道外)の長期休みの取れない社会人は何度も北海道に通わなければならない可能性もあります。
少なくとも時間の点においては難易度が非常に高いと言えます。

時間の面においては、近年の本数減の影響も大きくなっています。
減便によって接続が悪化し、移動そのものも不可能になるなど、時間を要する一因になっています。
これにより長期休みの取れない内地の社会人は何度も北海道に通う事態となります。


次に、費用面での負担が大きくなる事です。
移動距離が長くなる、すなわち運賃の高騰に直結します。
また、内地の人は北海道へのアクセス(往復)にも相当額の出費が待っています。
幸いにも北海道では複数のフリーきっぷを利用できますし、
北海道行きの飛行機も格安のLCCがあるので、それらを上手に活用しましょう。

時間が十分にある人は道内で『青春18きっぷ』または『北海道&東日本パス』を利用して移動費を抑える事が可能ですが、
特急の運行が多い路線を中心に普通列車が少ないケースもあり、移動に制約を伴うデメリットもあります。
その際、別運賃・料金を支払の上で特急で「ワープ」する場合もありますが、
これは学生の人にとっては金銭的負担が大きく、何度も使える手ではありませんね…。

一方、時間のない社会人は特急列車が利用可能な『北海道フリーパス』に頼るケースが多くなりますが、
このフリーパスは7日間有効の26,230円で、決して安くありません。
しかも、多客期の年末年始、GW、お盆に使えないので、
折角7日間連続で休みを取れても『北海道フリーパス』を使えない事態も発生しえます。
しかし、元を取れるのであれば2日でも3日でも『北海道フリーパス』利用がお得な場合もあります。

さらに、現在は道内の夜行列車が全廃され、原則として宿泊する必要があります。
社会人やリタイアした人は比較的容易に駅前のホテルに宿泊できると思われますが、
学生にとってはホテルで何泊も…は金銭的に厳しいかと思われます。
素泊まりで駅前旅館を利用するか、札幌など都市部ではサウナやカプセルホテル、ネットカフェも選択肢に入ります。
但し、乗り鉄でユースホステルはお勧めできないかもしれません。
そして、野宿はやめましょう。


あと、北海道へのアクセスですが、『乗り鉄』なら北海道新幹線でアクセスしたい所ですが、
遠方からですと時間面、費用面において不利ですね…。
やはり飛行機に頼る事になりますが、近年はLCCも頻繁に運航していますので、
LCCをはじめ大手航空会社でも早期に予約すれば移動費を節約できます。
尚、LCCは欠航になると原則として振替が効かず、往路で欠航となると全行程が崩壊するリスクもありますので、
LCCを利用する際は十分に注意しましょう。


最後に、乗りつぶし難易度の高い路線を列挙します。
札沼線(浦臼~新十津川)…1日1往復のみの運行です。

宗谷本線…距離の長い盲腸線で、特急でも往復に1日かかります。

根室本線(釧路~根室)…抜け道の少ない盲腸線で、往復に約5時間要します。

函館本線(藤城線)…1日3本のみと本数が少ないです。

函館本線(砂原線)…本数が少なく、乗継列車との接続が悪いケースも多いです。

函館本線(山線)…本数が少なく、乗継列車との接続が悪いケースも多いです。
他に、日高本線と根室本線にバス代行輸送区間が存在します。
北海道を乗り鉄の際は事前に運行情報をチェックする必要があります。


次回は、東北地方の乗りつぶし難易度について主観的に説明していく予定です。


(つづく)