土讃線・大杉~大王信号場の旧線跡(プチ廃線跡探訪) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回のプチ廃線跡探訪コーナーは、
高知県内の土讃線大杉駅~土佐北川駅の多度津方に設置されていた大王信号場の間に存在していた
旧線跡について超簡単に紹介いたします。

  

土讃線は琴平~土佐山田で四国山地を横断していますが、かなり険しい地形で、常に自然災害のリスクにさらされています。
そこで、国鉄時代後期~末期には防災のために線路の新線移設工事が複数行われ、
今回の大杉~大王信号場は1973年(昭和48年)に大杉トンネル経由の新線へと切り替えられました。
その結果、穴内川沿いを走っていた旧線は廃止されました。

  

尚、大王信号場は1986年に土佐北川駅付近の新線移設により廃止されました。

  
  

ここでは現地で確認・撮影できた遺構を紹介します。
また、一部の旧線跡しか訪問できていません。写真が少ないですが、ご了承願います。

   
   

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大杉駅の約1.5km南方、国道32号線沿いにある道の駅近くに旧線の遺構、
穴内川を渡る鉄橋跡がありました。


 

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この鉄橋跡は現在、道路として使用されていますが、1車線分しか幅がありません。
写真は多度津方を望む。


 

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鉄橋より窪川方を望む。


 

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鉄橋より南側は穴内川の西側、国道32号線の旧道に沿って旧線が走っていました。
左側の道路が旧線跡ですが、私有地化されている箇所もあり、簡単には入れませんでした。

  
  

(おしまい)  

  

  
注意点  

今回の旧線跡は山間部で、歩道がない狭い道も多いので徒歩での探訪は注意しましょう。
また、食料と飲料は事前に用意しておきましょう。

  

(2017年撮影。参考:地理院地図、Wikipedia)