今回は、郡山と新潟(新津)を結ぶ磐越西線の、かつてはスイッチバック構造だった
中山宿駅の旧駅について簡単に紹介します。
中山宿駅の旧駅について簡単に紹介します。
磐越西線は磐梯熱海~上戸で郡山盆地と猪苗代湖の間にある山間部を走り、連続勾配区間になっています。その結果、中山宿駅は勾配型スイッチバック駅として1898年に開業しました。長らくスイッチバック駅として存在していましたが、電化されて電車が主力になるとスイッチバックの必要性が薄れ、開業99年後の1997年に本線上へ駅が移転されました。旧駅は廃止されましたが、現在も保線用の設備が残存しています。ホーム跡も残っていて、2015年に旧駅は観光用に整備されて自由に探訪できるようになりました。
今回は中山宿駅旧駅跡を超簡単に紹介致します。
今回も調査が不十分なことをお詫び申し上げますm(_)m
(Mapion地図を使用)
路線名 | 駅名 | 営業キロ | 備考 |
JR東日本:磐越西線 | 中山宿駅旧駅 | 郡山起点20.0km | 1997年3月22日現在地に移転 |
探訪・撮影時 | 2016年8月 |
旧・中山宿駅は現・中山宿駅から東へ徒歩約15分(早歩きで約10分)ほどの場所にあります。
入口は分かりづらいですが、看板で表示しています。
入口は分かりづらいですが、看板で表示しています。
砂利道を少し歩くと駅跡に着きました。
駅舎は右側の林の場所にあったようです。
駅舎は右側の林の場所にあったようです。
ホームは残存していました。
末期は右側の島式ホーム1面2線を使用していたようですが、左側にもホーム跡があります。
さらに左側の斜面には現在線が通っていますが、手前側に向かって上り勾配になっています。
末期は右側の島式ホーム1面2線を使用していたようですが、左側にもホーム跡があります。
さらに左側の斜面には現在線が通っていますが、手前側に向かって上り勾配になっています。
郡山・新津方を望む。レールは撤去されています。
左側に現在線の架線柱が見えます。
左側に現在線の架線柱が見えます。
終端方を望む。かなり先までレールが延びていましたが、現在は藪に覆われています。
島式ホームを中間地点まで歩きました。
左側に車庫があります。スイッチバック廃止後に設置されたと思われます。
左側に車庫があります。スイッチバック廃止後に設置されたと思われます。
この付近には再現された駅名標が設置されていますが、「旧中山宿」と書かれていますw
そして、車庫は保線用車両のものでした。
訪問時は夏場だったからか外に出ていましたが、積雪が見込まれる冬季は車庫が大活躍ですね。
尚、ホームには柵があり、車庫の方へ行けません。
訪問時は夏場だったからか外に出ていましたが、積雪が見込まれる冬季は車庫が大活躍ですね。
尚、ホームには柵があり、車庫の方へ行けません。
ホームの郡山方にて現在線との合流地点を望む。
保線用の線路とホーム右側の線路が合流して本線へ向かっています。
ホーム右側の線路は撮影地点の少し手前側(終端方)で途切れています。
尚、合流地点の先には加速線もありましたが、当然ながら廃止されています。
加速線の跡の確認は忘れてしまいました…orz
保線用の線路とホーム右側の線路が合流して本線へ向かっています。
ホーム右側の線路は撮影地点の少し手前側(終端方)で途切れています。
尚、合流地点の先には加速線もありましたが、当然ながら廃止されています。
加速線の跡の確認は忘れてしまいました…orz
磐越西線を走行中の列車内より旧中山宿駅を望む。
ホーム跡には旧駅を示す看板や横断幕が掲出されています。
ホーム跡には旧駅を示す看板や横断幕が掲出されています。
(おしまい)
私が中山宿駅の旧駅を探訪したのは2016年8月の1度きりです。線路から見た事はあったのですが、実際に訪問したのは今回が初めてでした。
旧駅は現在の駅とは結構離れています。現在の中山宿駅と旧駅の距離は約1.0kmで、片道15分ずつ、現地で15分見ておいた方が良いでしょう。
また、中山宿駅を発着する列車は少ないので事前に時刻表で確認を。
旧駅は現在の駅とは結構離れています。現在の中山宿駅と旧駅の距離は約1.0kmで、片道15分ずつ、現地で15分見ておいた方が良いでしょう。
また、中山宿駅を発着する列車は少ないので事前に時刻表で確認を。
食料・飲料について、コンビニ・飲食店・商店のいずれも駅前にはありません。事前に用意しましょう。
磐越西線を乗り鉄の際はぜひ中山宿駅旧駅跡も探訪されてみて下さい!
(参考:地理院地図、Googleマップ、Wikipedia)