意外な単線区間(53・宇野線【宇野みなと線】) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

イメージ 1

複線区間と勘違いされそうな単線区間を紹介していくミニコーナーです。
第53回目は、今も昔も本州と四国を連絡する重要路線、宇野線【愛称:宇野みなと線】です。

本州と四国を結ぶ列車が多数走り、しかもローカル列車や貨物列車も走っているので
少なくとも岡山~茶屋町は全区間複線かと思いがちですが、
意外にも(?)、早島~久々原以外の全区間が単線です。
他にも複線のような区間が複数見られますが、いずれも駅構内の交換設備を延伸したという扱いです。

岡山~茶屋町は四国方面への列車が多数設定されていて、茶屋町以南の本四備讃線は全線複線なのですが、
宇野線の単線区間が障壁となり、これ以上の増発が困難で、本四備讃線の設備を持て余している印象です。
さらにはJR四国の収益にも悪影響を及ぼしているかもしれません。

単線区間の複線化は必須で、順次複線化や交換設備の延伸が行われていますが、
もし全区間を複線化する場合、恩恵を享受するのは四国側やJR四国で、
宇野線を管理している岡山県やJR西日本にとって費用対効果が少なく、
この事が複線化事業が鈍る一因かと思われます。

岡山~茶屋町は費用のメドがつけば複線化がさらに進行するでしょう。
但し、末端部の茶屋町~宇野はローカル輸送主体で、まぁ複線化される可能性はゼロに近いでしょう。


(参考:Wikipedia)