第1117回('17) 北越急行ほくほく線のモグラ駅・美佐島駅を訪問 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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前回の続き…

2017年8月11日~14日、この年のお盆休みは主に『青春18きっぷ』を使用して、
3泊4日の日程で東日本と北陸を中心に乗り鉄旅行しました。
最近マイブームになっている途中下車やマンホール蓋写真集めの他、新線乗りつぶしや廃線跡探訪も楽しみました。

今回は最終日・4日目前半の内容です。
新潟県の長岡から上越線で六日町まで行き、北越急行ほくほく線に乗り換えてトンネル駅(モグラ駅)である美佐島駅を初訪問しました。その後はほくほく線を西へ進み、十日町駅、犀潟駅、JR~えちごトキめき鉄道を経由して上越市の高田駅でも途中下車しながら北陸新幹線との接続駅である上越妙高駅まで行きました。
今回の日程 2017年8月14日(月) 【前半】

長岡539(信越本線→上越線・1722M)635六日町657(北越急行ほくほく線・824M)707美佐島747(826M)752十日町849(828M)923犀潟931(信越本線・1328M)940直江津944(えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン・2352M)952高田1026(2322M)1032上越妙高

【後半へ続く】
この日も4時に起きて、朝食を食べてからホテルをチェックアウトして長岡駅へ。悪天候続きで曇天模様でした。長岡駅では、前日に購入した『えちごツーデーパス』(2,690円)を自動改札機に通して入場しました。この日のうちに新潟県を離れるので『えちごツーデーパス』は1日しか使わないのですが、乗り鉄する区間の普通運賃の合計と比較すると少しだけツーデーパス利用の方が割安だったので少々勿体ないと感じながらもツーデーパス利用にしました。



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長岡駅からは当駅5時39分始発の上越線普通・越後中里行き1722Mに乗車しました。E129系2連で、私は後方車両のクロスシート進行方向窓側席に着席しました。水上まで行かないからか(接続もなし)車内はガラガラで地元客ばかりでした。



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1722Mは定刻に長岡を発車し、最初は信越本線を走ります。次駅の宮内から上越線へと入り、次第に平野部の風景から山間部の風景へと変わっていきます。また、途中では雨が降っている箇所もありました。その雨も上越線を南下するうちに止みました。そして長岡から56分の乗車で1722Mは六日町駅に到着。私は下車しました。



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有人駅の六日町駅では改札を出ましたが、早朝だったからか駅員はいませんでした。その後は駅の外へ出て駅舎と駅前を撮影し、改札内へと戻り今度は北越急行ほくほく線ホームへ向かいました。そして6時57分発当駅始発の直江津行き824Mに乗車しました。車両はHK100形100番台2連『ゆめぞら』でしたが、時刻表で『ゆめぞら』の案内がない列車だったのでトンネル内でのプロジェクター上映はありませんでした。車内はガラガラで、乗客は私を含めて2名のみでした。私は先頭車両の前面展望できる席を確保しました。お盆の早朝の列車とは言え、北陸新幹線金沢延伸後の北越急行の苦境を映し出しているようで複雑な気持ちになりました。



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824Mは定刻に六日町駅を発車し、田園風景の中を走ります。特急『はくたか』が高速で駆け抜けていた路線だけあり線形も良く、普通列車でもスピードが上がります。魚沼丘陵駅を過ぎると赤倉トンネルへと入り、私は前面展望しました。『はくたか』廃止後は使用されていない赤倉信号場も見えました。そして列車の速度が下がると美佐島駅に到着し、私は下車しました。下車客は私だけで、乗車客はいませんでした。ホームは上越線の土合駅より、えちごトキめき鉄道の筒石駅に似た感じでしたが、美佐島駅は1面1線で有効長が短かったです。



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美佐島駅下車後は、2分以内にホームの外へ出る必要がある事をネットで知っていたので、大急ぎでホームを撮影してからすぐにホームと外側を仕切る鉄扉(防風扉)の向こう側へ。少ししてから扉が閉まりました。



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扉の外側には待合室がありました。さらにもう1枚鉄扉(防風扉)があり、これを開けると先には上り階段がありますが、土合駅や筒石駅よりは短く、確か9の倍数、63段、72段、81段のいずれかではなかったかと記憶しています(間違っていたらごめんなさい)。階段を上りきると駅舎の中で、ここにも待合室があるのですがボヤ騒ぎがあったので閉鎖されています。その後は駅舎の外へ出て駅舎と駅前を撮影しましたが、民家は1軒も見当たらず、山間部の風景でした。



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少しだけ駅前を散策した後は駅舎へと戻り、トイレを済ませてから地下にある待合室で少し休憩しました。駅ノートもあり、書かせていただきましたw そして列車が到着すると同時にホームへの鉄扉の鍵が開き、私は直江津行き826Mに乗車しました。車両は単行のHK100形0番台2両編成で、私は先頭車両のクロスシートに着席しました。乗客は少なかったですが、さあき程の824Mよりはずっと多かったです。列車は美佐島駅発車後すぐに赤倉トンネルを出ましたが、窓ガラスが曇ってしまい外の景色が見えなくなりました…。なので私は最前部へと移動し、曇っていないフロントガラス越しに前面展望しました。そして列車は美佐島駅から5分で十日町駅に到着し、私は下車しました。ほくほく線の十日町駅は高架構造ですが、島式ホーム1面2線の外側に『はくたか』用の通過線があります。しかし通過線は現在使用されておらず、レールが錆び付いていました。



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十日町駅下車後は北越急行側の西口~JR側の東口の順に駅舎と駅前を撮影しました。西口側は北越急行ほくほく線開業と連動して区画整理された感じがしましたが、裏口といった感じもしました。一方、JR側の東口は駅前が古くからの市街地といった印象でした。



イメージ 9東口です。

その後は北越急行ホームへと戻り、8時49分発の犀潟行き828Mに乗車しました。HK100形0番台2両編成で、この列車は東京からの上越新幹線列車と越後湯沢駅で接続しているので帰省客が多く空席がほとんどありませんでした。私は先程の826Mの教訓から、ガラスの結露に関係なく車窓風景を眺められる最前部に陣取りました。



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道中はトンネルの連続でなかなか車窓風景を眺められませんでした。また、途中駅では少しずつ乗客が下車していきました。やがて列車は山間部を抜けて頸城平野を走るようになり、信越本線の上下線の間へ入ると定刻の9時23分に終点の犀潟駅に到着しました。意外にも多くの乗客が十日町以遠より乗り通していました。直江津方面へは北越急行ほくほく線ルートも北陸新幹線ルートと勝負できているかもしれません。



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犀潟駅では接続する信越本線上り・直江津行き1328Mとの乗り継ぎ時間は8分しかなかったので大急ぎで駅舎と駅前を撮影しました。そして何とか1328Mに乗車できました。E129系2連で、旅行客が多く乗っていました。私は最後部ドア脇に陣取り車窓風景を眺め、直江津までの9分間を過ごしました。



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直江津駅では4分の接続で、えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン(JR時代は信越本線)の妙高高原行き2352Mに乗り継ぎました。元JR東日本のE127系だったET127系2連×2で、私はここでも最後部車両のドア脇に陣取りました。空席は相当数ありましたが、次の春日山駅で空席はほぼなくなりました。そして私は直江津駅と並ぶもう一つの上越市の中心駅・高田駅で初めて下車しました。乗降ともに多かったです。駅構内は地方の主要駅といった雰囲気でした。



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高田駅では駅の外へ出て駅舎と駅前を撮影しました。駅舎はリニューアルされていました。駅前は市街地です。時間があれば高田城へ行ってみたかったですが、結構タイトな予定を組んでしまったので前日の鶴岡と同様に行けませんでした…。また高田を訪問する機会があればぜひ行ってみたいですね。



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その後、高田駅からは10時26分発の新井行き2322Mに乗車しました。ET127系かと思いきや、北越急行のHK100形2両編成でした。北越急行の超快速『スノーラビット』(越後湯沢~直江津)を新井まで延長運転した形の列車だったので北越急行の車両が使用されているわけです(直江津~新井は各駅に停車)。また、先頭車両はHK100-8『ゆめぞらⅡ』でした。車内へ入ると、全座席窓側が埋まっていたので私は前面展望しました。南高田駅を発車するとかつて脇野田駅へ向かっていた旧線跡を左に見て線路は右へカーブし、そして北陸新幹線をアンダークロスすると6分の乗車で上越妙高駅に到着し、私を含む半数以上の乗客が下車しました。反対側ホームには新潟行きの特急『しらゆき3号』(E653系4連)が停車していました。また、えちごトキめき鉄道の上越妙高駅は島式ホーム1面2線の簡素な構造です。



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上越妙高駅自体は2年前の北陸新幹線金沢延伸直後に訪問しているので駅舎の外へ出ずに新幹線構内へ。直江津駅の駅弁業者として有名な「ホテルハイマート」が運営する弁当屋「駅弁山崎屋」で駅弁を買ってから北陸新幹線の改札内へと入りました。

この後もまだまだ乗り鉄を続けました。


(つづく)


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません



(参考:Wikipedia)