宇都井駅【島根県】(三江線。2016年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、廃止が決定した三江線の中でもひときわインパクトのある高架駅、
宇都井駅(うづいえき)です。


駅名所在地
宇都井駅島根県邑南町(おおなんちょう)


乗車可能路線
JR西日本:三江線


訪問・撮影時2016年9月


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宇都井駅の駅舎、というより階段です。Wikipediaでは階段棟と記されています。
ホームと待合室は高さ20mの場所にあり、116段の階段を上がらなくてはなりません。
また、エレベーターは設置されておらず、バリアフリー化されていません。
そしてトイレは地平部に別棟で設置されています。


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駅周辺の様子です。山あいの田園風景が広がっており、民家も少ないです。
それだけに宇都井駅の建造物はインパクトが大きいです。
尚、駅周辺にはコンビニ、商店はありません。


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ホームへは116段の階段を上がっていきます。
団地の階段と類似した構造で、多数の踊り場が設置されています。


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階段を上りきると、そこには待合室があります。
そして左側の扉の外にはホームがあります。


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駅名標です。JR西日本のローカル線標準タイプです。


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宇都井駅は単式ホーム1面1線の高架駅で、待合室出入口部分を除き屋根がありません。


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ホームより北東側を望む。相当高い位置にあり、地平部を見下ろす事ができます。


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江津方を望む。発車後すぐにトンネルへと入ります。


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三次方を望む。こちらも発車後すぐにトンネルへと入ります。


あとがき

私が宇都井駅で下車したのは0回で(通過は2回あります)、今回の写真は2016年にクルマで訪問した際のものです。116段の階段はなかなかきつかったです。お年寄りや体の不自由な人にはとても使える駅ではありませんね…。

東京からですと昼行列車のみの利用は新幹線を使っても最低1泊必要です(早朝に出発しても最速で17:35着となります)。
また、寝台特急『サンライズ出雲・瀬戸』を利用してもさらに1泊必要です。
例外的に空路(広島空港が便利)~レンタカーの組み合わせですと日帰り可能です。
鉄路のみですと、東海道・山陽新幹線で広島まで行き芸備線~三江線のルートと、新幹線で岡山まで行き伯備線~山陰本線~三江線のルートがあります。

大阪からも意外と到達困難で、新大阪6:00発の山陽新幹線『みずほ』に乗り、広島から芸備線~三江線のルートでのみ何とか日帰り可能ですが、早朝から深夜までかかります。

食料・飲料について、駅前にはコンビニ・飲食店・商店は全くありません。必ず事前に用意して下さい!

東京・大阪の双方とも到達難易度は高いですが、三江線の乗り鉄がてらぜひ訪問されてみて下さい!
もし廃止されてしまうと現役時の駅へは二度と訪れる事ができませんから。


(参考:Wikipedia)