第944回('14) 寝台特急『サンライズエクスプレス』に乗って東京へ移動。さらに西武特 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2014年3月5日~9日、4泊5日の日程で関東地方と中部地方を乗り鉄しました。新幹線は利用しませんでした。

今回は初日~2日目前半の行程です。
寝台特急『サンライズエクスプレス(サンライズ瀬戸)』に初めて乗車して姫路から東京まで移動しました。
東京到着後は池袋から西武の特急レッドアローに乗り秩父方面を乗り鉄しました。
今回の日程 2014年3月5日(水)~3月6日(木) 【前半】 

加古川2238(山陽本線・3535M新快速)2248姫路2335(山陽本線【車内泊】→東海道本線・5032M寝台特急サンライズ瀬戸)708東京719(山手線内回り・770G)742池袋830(西武池袋線→西武秩父線・特急ちちぶ7号)952西武秩父955(徒歩)1000御花畑1011(秩父鉄道秩父本線)1014影森1018(秩父本線)1035三峰口

【後半へ続く】
この日は寝台特急『サンライズ瀬戸(・サンライズ出雲)』に乗るために夜22時過ぎに自宅を出発しました。夕食と入浴は済ませておきました。まずはコンビニで翌日の朝食を調達してから、加古川駅からJR神戸線の下り新快速・姫路行き(223系8連+4連。後方4連側に乗車。空席あり。窓側席に着席)で姫路駅まで移動しました。尚、『サンライズエクスプレス』には三ノ宮や大阪からも乗れたのですが、1分でも長く『サンライズエクスプレス』を楽しみたいために姫路駅まで戻る形を選択しました。



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姫路駅にて下車後は一旦改札を出て、前年に新駅ビルがオープンした北口駅前を少しだけ歩きましたが、寒くてすぐに駅へ戻りましたw 姫路城はライトアップされていました。そして改札内へと戻り、5、6番ホームの待合室で『サンライズエクスプレス』の到着を待ちました。そして23時33分、門司方から285系7連×2、堂々たる14両編成で『サンライズエクスプレス』が5番のりばに到着しました。前方が『サンライズ瀬戸』、後方が『サンライズ出雲』でした。私は『サンライズ瀬戸』の9号車2階、B寝台1人個室『シングル』を押さえていて、乗車後は早速自室へと入りました。そして23時35分に列車は姫路駅を発車しました。客車と違い加速はスムーズでした。



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ドアは暗証番号を登録、入力して解錠する方式でした。また、B寝台なのでスペースは狭いですが、完全な2階建てなので『ソロ』と比較して上下空間が広いので楽でした。客室内にはベッド、寝具、鏡、ヒーターの調節ツマミ、アラーム、『サンライズエクスプレス』仕様の袋に入ったアメニティグッズなどが設置されていて、まぁテレビがなくて窓のあるカプセルホテルのような感じでしたw それでも個室というのが大きかったです。



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しばらくは部屋の明かりを消して夜景を眺めていました。車内改札が終わり、私の地元である加古川を通過後は部屋を出て少しだけ「探検」に出かけましたw 空室で扉が開いている『シングル』1階や『ソロ』を撮影し、ミニサロンも撮影しました。シャワールームも見たかったのですが、使用中で撮影できませんでした。尚、私は今回、シャワーを利用しませんでした。

探検後は自室へと戻り(暗証番号は忘れていませんでしたww)、着替えて24時頃に就寝しました。



翌朝、富士駅停車中の5時過ぎに目が覚めました。その後は約30分ウトウトした状態でしたが、熱海で完全に目が覚めました。その後は相模湾などの車窓風景を眺めながら朝食を食べ、トイレと洗面所が混雑しないうちに歯磨き、洗顔などを済ませました。列車は小田原から茅ケ崎まで東海道貨物線を走り旅客線へと戻りましたが、小田原から先の各駅では、ホームには早くも通勤客が列を作っていました。



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そして列車は6時44分に横浜に到着し、いくらかの人が下車しました。私は2階個室からホームを眺めていましたが、ホームでは多くの通勤客が普通列車の到着を待っていました。もし通勤客の立場だったら「寝台で通勤したい…」と思いますねwww
横浜を発車後は京浜東北線や京急電鉄を見ながらラストスパート。東海道新幹線の停車駅で将来はリニア中央新幹線の始発駅にもなる品川を通過して、昼間に285系が留置される東京総合車両センター田町センターを見て走ると終点・東京まであと僅かとなり、乗車時間7時間半なのに『もう東京か!?』と思ってしまいました。そして列車は定刻の7時08分に終点の東京に到着し、私はまだ乗っていたかったのですが名残を惜しみつつ『サンライズエクスプレス』を下車しました。



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東京駅では車両を撮影してから山手線内回り電車(E231系11連)に乗り換えました。空席があったので着席してスマホをいじりながら道中を過ごし、池袋駅で下車しました。まだラッシュ前でしたが、8時台には物凄い混雑になるのでしょうね…。



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池袋駅で下車後は改札外へ出て西武百貨店などがある東口を撮影しました。その後は西武の池袋駅へと移動し、窓口で8時30分発の特急『ちちぶ7号』の特急券を購入してから駅構内で西武駅の通勤ラッシュを観察していました。池袋線は練馬から東京メトロ有楽町線や副都心線へ分かれる系統も多く運転されているので、池袋駅の混雑は凄かったものの思ったほどではありませんでした。



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そして8時15分頃に特急『レッドアロー』専用改札(2015年に撤去)から入場し、既に特急専用の『特急』番線(7番線の終端方に縦列に配置)に停車していた特急『ちちぶ7号』に乗車しました。車両は『ニューレッドアロー』こと10000系7連で、私は最後部7号車の指定された窓側席に着席しました。乗客は少なく、7号車は10人もいませんでした。



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特急『ちちぶ7号』は定刻の8時30分に池袋を発車し、上り線のラッシュの光景を見ながら池袋線を西へ走ります。但し、スピードはあまり上がりませんでした。また、練馬から数駅間の高架複々線区間では富士山を眺められました。東京23区を出ると次第に車窓風景もローカル度が上がり、列車は所沢に着きました。『もうほとんど乗ってこないだろう』と思っていましたが、4~5人が乗ってきました。7号車からの下車客はいませんでしたが…。特急料金がさほど高くないので短距離でも需要があるのでしょうね。所沢から先はローカル度がさらに上がり、八高線をアンダークロスして吾野・西武秩父方面への線路が合流するとスイッチバック構造の飯能に到着しました。
特急『ちちぶ7号』は飯能で進行方向が変わるので、私は座席を回転させましたが、他の乗客は誰も回転させませんでした。西武特急では座席を回転させないのがスタンダードのようですが、私は進行方向側に座りたいですから、浮いていても自分の信念を通しましたwww

飯能からは単線区間を走ります。東飯能を過ぎると次第に山々が接近し、山間部を走るようになります。ところで、関東甲信越地方では2月に山間部を中心に大雪に見舞われ、交通機関も麻痺していました。特に中央本線の長期不通は皆さんの記憶に残っているかと思います。さすがに3月にもなると不通区間は解消されていましたが、池袋線沿線でも日陰では2月の雪がまだ残っていました! そして吾野(あがの)を境に池袋線から西武秩父線へと変わりますが、プチ豆知識として、池袋線と西武秩父線の境界駅は吾野駅です(飯能駅ではない)、西武秩父線は『西武』も路線名称に入っています(「西武:秩父線」ではない)。

吾野駅から先の西武秩父線区間ではさらに山深い場所を走り、残雪の量が増えてきました。正丸駅ではホームにも大量の雪が残っていました。



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そして以前は私鉄最長トンネルであった正丸トンネルを越えると秩父地方へ入りましたが、相変わらず残雪が多かったです。最後は秩父市街へはいり、左側に秩父鉄道線が寄り添うと西武と秩鉄を結ぶ連絡線が合流・分岐し、1時間22分の乗車で特急『ちちぶ7号』は終点の西武秩父に到着しました。西武秩父駅でも線路敷には雪が残っていましたが、都市部なのでさすがに雪は少なかったです。



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西武秩父駅に到着後は改札を出て、秩父鉄道の御花畑駅を目指します。商店街のようになっている西武秩父仲見世通りを歩いて秩父鉄道線の踏切を渡って5分ほどで御花畑駅に着きました。

御花畑駅からは、秩父鉄道の三峰口方面の車窓風景撮影を目的とした乗り鉄をします。まずは自動券売機で三峰口までの乗車券を購入してから入場し(秩父鉄道は『PASMO』に対応していない)、影森行き電車に乗車しました。オレンジバーミリオンの中央線快速仕様に復刻された元国鉄101系の1000系3連で、車内も当時の雰囲気を色濃く残していました。



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乗客はほとんどおらず、私は着席して車窓風景を眺めました。そして僅か3分の乗車で電車は終点の影森に到着しました。

影森駅では4分の接続で三峰口行きに乗り継ぎました。車両は元東急8090系を転用した7800系2連で、合理化を重視した仕様となっています。秩父鉄道線の末端部は利用客が減少しているようで、現在は影森で系統分断して末端部は1人乗務列車中心の運行になっています。車内はやはりガラガラで、2両合わせて私と女性客の計2名だけでした。



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電車は影森を発車し、三峰口を目指して山あいの農村風景の中を走ります。天気は快晴でしたが、三峰口へ向かうにつれて残雪が少しずつ多くなってきました。気温が低くて雪が解けないのでしょうね…。そして17分の乗車で電車は終点の三峰口に到着しました。



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除雪されていたからか、雪は少なかったです。また、駅の北側には秩父鉄道車両公園がありますが、滞在時間と寒さの影響で行く気になれませんでした(2007年に訪問済み)。さらに、三峰口といえば三峯神社への玄関口だったのですが、現在は三峰ロープウェイが廃止となりバスでしか行けなくなりましたね…。私個人としては三峰ロープウェイに乗れなかったのが心残りです…。

この後も乗り鉄を続けました。


(つづく)


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません



(参考:Wikipedia)