三井化学岩国大竹工場への専用線 (プチ廃線跡探訪) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回のプチ廃線跡探訪コーナーは、山陽本線の大竹駅から山陽本線に並行して進み、小瀬川を渡ってから左へカーブして瀬戸内海沿いにある三井化学岩国大竹工場へ至っていた、県境をまたいでいた珍しい専用線跡、
三井化学岩国大竹工場専用線です。
今後もし廃線跡を正式に探訪した際には、廃線跡探訪の記事を改めてUP致します(実現可能性は低いですがw)。

  
  

タンク車による化学薬品輸送がタンクコンテナによる輸送に切り替えられた事により、2000年に廃止されました。その後も廃線跡は残っていましたが、2013年までに最大の遺構であった小瀬川の鉄橋が撤去されたようです。

  
  

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大竹駅にて。貨物駅が併設されています。三井化学岩国大竹工場専用線は当駅より出ていました。

  
  

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大竹駅を出た三井化学岩国大竹工場専用線は、山陽本線の海側を並行して走っていました。
2013年時点でもレールは残っていました。

  
  

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そして沖新開踏切を通過すると小瀬川を渡りました。
踏切の手前でレールが途切れてしまいました。
小瀬川を渡ると広島県大竹市から山口県和木町へと変わります。
和木町は岩国市とは合併していません。今回の専用線跡を所有していた三井化学岩国大竹工場やJXエネルギー麻里布製油所などの法人税により町財政にゆとりがあると言われています。

  
  

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小瀬川の橋梁は2013年時点で撤去されていて、橋台が残っていました。
橋脚は確認できませんでした。

  
  

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小瀬川を渡り終えると専用線跡は左へカーブして三井化学岩国大竹工場を目指していました。
築堤や陸橋は残っていますが、レールは撤去されています。尚、専用線は非電化だったと思われます。

   
   

(おしまい)

  

  
注意点  

今回の専用線跡は大竹駅から尾瀬川鉄橋の門司方までは山陽本線と並走しています。
列車内からは、下りですと左側、上りですと右側に専用線跡を見る事ができます。上り列車は下り列車の「被り(すれ違って専用線跡を見られなくなる)」の可能性があるので注意が必要です。
機会があれば現地へ行ってみたいですね。

 

(2013年撮影。参考:Yahoo!ブログ「アメマのおとしもの」、Wikipedia)