第928回('13) 特急『しおかぜ』で四国・松山へ。伊予鉄道を乗り鉄してからフェリーで | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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2013年10月12日~13日、1泊2日の日程で中国・四国地方を乗り鉄しました。

今回は初日の内容です。まずは山陽新幹線で岡山まで行き、特急『しおかぜ』に乗り継いで瀬戸大橋を渡って四国入りし、松山まで移動しました。
松山では伊予鉄道松山市内線と郊外線を乗り鉄してから三津浜港まで行き、防予フェリーで本州の山口県柳井港へと渡りました。
最後は山陽本線に乗って新山口で宿泊しました。
今回の日程 2013年10月12日(土) 

加古川608(JR神戸線・943M)624姫路638(山陽新幹線・ひかり441号)704岡山723(宇野線→本四備讃線→予讃線・1M L特急しおかぜ1号)1005松山/JR松山駅前1017(伊予鉄道市内線・1系統環状線外回り)1024本町六丁目1030(6系統本町線)1043大街道(徒歩)松山市1136(横河原線)1206横河原1214(横河原線→高浜線)1306高浜1313(高浜線)1315梅津寺1330(高浜線)1334三津1340(徒歩)1405三津浜港1510(防予フェリー)1733柳井港(徒歩)柳井港1743(山陽本線・3379M)1918新山口

【宿泊】
この日は4時に起床してブログ作業を行い、朝食を食べてから自宅を出発しました。加古川駅では予め購入していた『加古川→松山』の乗車券を自動券売機に購入して入場し、ホームへ上がると、下りの『サンライズエクスプレス(サンライズ瀬戸・サンライズ出雲)』が通過していきました。所定より40分ほど遅れています。そして私の乗車列車である播州赤穂行き943Mも3分遅れでやって来ました。223系8連で車内は空いていたので、私は転換クロスシート窓側席に座りました。道中は車窓風景を眺めながら過ごし、姫路駅で下車しました。



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姫路駅では新大阪発の山陽新幹線下り『ひかり441号』博多行きに乗り継ぎました。通過駅は4駅のみで『こだま』のような列車でした。車両は短編成ではなく700系B編成16連で、当時すでに定期『のぞみ』運用はN700系化されていたので、700系16連の博多出入庫運用なのでしょう。私は1号車自由席に乗りましたが、ガラガラで3列席を独占しました。道中は車窓風景を眺め、岡山までの26分間の快適な乗車時間を楽しみました。



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また、岡山駅の上りホームには「くまモン」の絵が貼られたN700系8連を発見し、撮影しました。



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岡山駅で新幹線を下車後は乗換改札を通って在来線ホームへ。瀬戸大橋線経由の予讃線特急『しおかぜ1号』松山行きに乗り継ぎました。8000系電車5連で、私は最後尾8号車の指定席窓側席を押さえていました。8000系は普通車でも指定席と自由席で座席に若干格差があります。指定席は窓側席が埋まる程度の乗車率でした。



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発車を待っていると、反対側ホームに遅れていた『サンライズエクスプレス』が停車しました。『サンライズ…』から『しおかぜ』への乗換客は殆どいませんでした。加古川駅では先に通過した『サンライズエクスプレス』ですが、私は新幹線に乗り換えたので岡山へ先回りできたのですねw

『しおかぜ1号』は岡山を発車し、単線と複線が混在する宇野線を走りますが、なかなか速度が上がりません…。早期の複線化が望まれますが、宇野線を所有するJR西日本にとってメリットが少ないので複線化の進行は鈍いですね…。茶屋町からは複線の本四備讃線へと入り、速度が上がりました。児島駅でJR西日本の乗務員からJR四国の乗務員へ交代し、瀬戸大橋を渡りますが、騒音問題で速度が制限されています。その分、瀬戸大橋からの車窓風景を存分に眺められましたが…。



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四国へ入ると高松方面への線路と分かれてすぐ予讃線に合流して宇多津駅に到着。先に入線していた『いしづち5号』(8000系2連)と併結し、7両編成となって松山を目指します。

土讃線が分岐する多度津からは単線となり、車窓風景は段々とローカル化します。また、カーブでもさほど速度は落ちず、制御付き振子式である8000系の性能がフルに活かされます。川之江から愛媛県へと入り、中規模の都市の駅に続けて停車していきますが、乗降はさほど多くありませんでした。そして新居浜辺りからは自由席の乗客が増え始めたようで、車内放送を聞く限りは今治からは自由席が満席になったようです。今治~松山は結構需要があるのですね。指定席用の企画乗車券が設定されていないのか、指定席は閑散としたままでしたが…。
今治からは瀬戸内海を見て走り、松山市内へと入って伊予鉄道高浜線と交差し、市街地へ入ると岡山から2時間42分の乗車時間で終点の松山に到着しました。



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松山駅では駅の外へ出て、駅前通りにある伊予鉄道松山市内線(軌道線)のJR松山駅前電停へ。今回の目的はローカル線と化している本町線の乗り鉄で、本町線の終着駅である本町六丁目電停まで行く事にします。そのために、私は1系統環状線(松山市駅前電停から城北線などを右回りで1周して松山市駅前電停に戻る系統)に乗車しました。車両は旧型の69号でしたが、冷房装置は搭載していました。空席が少しあったので私は最後部の座席に着席し、後方展望しました。7分後、電車は本町六丁目電停に到着し、私はここで下車しました。私は運賃を支払い時に運転士に本町線へ乗り継ぐ旨を伝え、『のりかえ券』を貰いました。



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下車後、交差点の南側にある本町線の本町六丁目へと移動しました。本町線と環状線の走る城北線は線路でつながっておらず、南から延びてきた本町線が城北線の手前で途切れている構造です。私は少し待ってやって来た6系統【本町線】の道後温泉行きに乗車しました。乗客は5人ほどでした。本町線は都心部を走るにもかかわらず閑散路線で、日中は30分に1本しか運行されていません…。



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電車は本町六丁目電停を発車し、本町通りを南へ進みます。通りには路線バスが多くみられ、バスの利便性の方が高いかもしれませんね。途中電停から乗ってくる人も僅かでした。そして電車はガラガラの状態のまま西堀端から城南線へと入り、松山市の官庁街を通って繁華街の大街道電停に停車しました。私はここで『のりかえ券』を運賃箱に入れて下車しました。



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大街道電停で下車後は大街道商店街を南へ歩き、飲食店を探しましたが、「松屋」が見つかったので入店し、昼食を済ませました。



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その後はそのまま大街道商店街を南へ歩き、途中から銀天街へと変わり西へ歩きました。途中で宝くじ売り場を見つけたので「ナンバーズ」を買いました。そして銀天街を西へ歩き続けると伊予鉄道の松山市駅に着きました。駅や駅前はJR駅より賑やかです。



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松山市駅では横河原まで乗り鉄するために、自動券売機で横河原までの乗車券を購入しました。そして有人改札を通りましたが、かつては自動改札機があったはずでしたが撤去されていました。代わりにICカード『ICい~カード』(『Suica』などと相互利用不可)の簡易改札機が設置されていました。
私はホームへと移動し、少し待っていると横河原行き電車がやって来ました。元京王井の頭線の3000系3連で、座席が埋まっていたので私は後部ドア脇へ。



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道中はひたすら車窓風景を眺めていましたが、横河原線はこれと言った見所がありませんでした。駅ごとに乗客が減少し、空席が増えてきたので私は着席して車窓風景を眺めました。そして松山市から30分の乗車で終点の横河原に到着しました。



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横河原駅では駅舎と駅前を撮影しました。駅舎は年代物でしたが、後に建て替えられています。そして自動券売機で高浜までの切符を買って再入場し、先程の折り返し列車である高浜行き(3000系3連)に乗車しました。車内は空いていましたが、松山市へ向けて乗客が増える事を見越してはじめからドア脇に陣取りました。私は車窓風景を眺めていましたが、予想通り乗客が増えて座席が埋まりました。そして松山市で一斉に下車しましたが、乗車客もそこそこいたので高浜線でもドア脇で車窓風景を眺めました。高浜線は大手町や古町で軌道線との平面交差があり、古町~衣山の高架区間、三津から先の海沿い区間など見所が多い路線で飽きませんでした。そして横河原から52分、松山市から21分の乗車で電車は終点の高浜に到着しました。ほとんどの下車客が松山観光港へのシャトルバスに乗り換えていました。



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私は駅舎と駅前を撮影して、今度は梅津寺までの乗車券を買って折り返し列車の横河原行き(3000系3連)に乗りました。車内は空いていました。私は着席して車窓風景を眺め、次駅の梅津寺駅で下車しました。ちなみに梅津寺駅はドラマ『東京ラブストーリー』の舞台となった駅です。
梅津寺駅で下車後は駅を出て海岸を歩き、すぐに駅へと戻り、三津までの乗車券を買ってから再入場しました。そして一旦高浜行きホームへ足を運んで、ホームの松山市方にある「東京ラブストーリー ロケ地」の看板を見ました。その看板の周りには、作中で目印のハンカチを柵に結んだ事にちなんで、多数のハンカチが柵に結ばれていました。



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その後は松山市方面ホームへと戻り、横河原行き電車に乗りました。今度は伊予鉄オリジナル車両の610系2連でした。車内は空いていましたが、私は前面展望して三津駅で下車しました。



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三津駅を下車後は、徒歩で三津浜港を目指します。駅を出て昔からの商店街を西側へ歩きましたが、例に漏れず閑散としていました…。市街地を出て港湾地区を歩くと三津浜港が見えてきて、三津駅から20分少々で三津浜港に着きました。

港に着いた後はフェリーターミナルで柳井港行きの防予フェリーの乗船券を買おうとしましたが、窓口がまだ開いていないので待合室で待機していました。そして14時40分頃に窓口が開いたので私は柳井港までの片道乗船券(3,000円)を買い、出航数分前に乗船可能となったので乗船しました。船舶の名前は「しらきさん」でした。客室には座席とカーペット敷きのスペースがありましたが、私は座席を確保してから客室の外へ出て、さほど寒くなかったので風景を眺める事にしました。乗客は50人ほどだったと記憶しています…。



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柳井港行きフェリーは15時10分に三津浜港を出港しました。少しずつ四国が遠ざかり、瀬戸内海を西北西へ進みますが、瀬戸内海には島が多く、視界のどこかに必ず島が見えますね。そしてフェリーは山口県へと入り、周防大島東端に近い伊保田港に寄港しました。数名が下船したと記憶しています。車も1~2台船から出たと記憶しています。反面、乗ってくる人、車はいませんでした。周防大島は大島大橋で本州と繋がっているのでわざわざここから柳井行きに乗る人・車は少ないでしょうね…。伊保田港を出ると再び瀬戸内海を西へ進みます。しばらくすると右前方に山陽本線が見えてきました。貨物列車などが走行する場面を遠望できました。その後は前述の大島大橋をくぐりましたが、夕焼けが綺麗でした。



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大橋をくぐると大畠駅付近の海上を西へ進み、空が暗くなり始めた17時33分に柳井港に着きました。



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柳井港を出て、北側すぐの場所にある山陽本線の柳井港駅へ移動しました。



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自動券売機で新山口までの乗車券を購入してから入場しました。防予フェリーからの乗換客も数人いました。柳井港駅からは17時43分発の山陽本線下り・新山口行き3379Mに乗車しました。黄色一色の115系3000番台4連で、空いていたので私は転換クロスシート窓側席に座りました。もう暗かったので車窓風景は眺めずにスマホをいじりながら移動時間を過ごし、19時18分着の新山口駅で下車しました。



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新山口駅では在来線口の方から外へ出ましたが、橋上駅舎の工事中でした。7月訪問時に駅前に飲食店がないのは分かっていたので、コンビニで夕食を調達してから駅前の「ホテルアルファーワン小郡」にチェックイン。部屋では夕食を食べて入浴後、疲れていたのですぐ就寝しました。


(つづく)


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません



(参考:Wikipedia)