今回の【駅】コーナーは、全線が徳島県鳴門市内を走行する鳴門線の終着駅である
鳴門駅(なるとえき。Naruto Station)です。
「うず潮と鳴門金時芋の駅」という副駅名(?)があります。
駅名
鳴門駅 (N 10)
所在地
徳島県鳴門市
乗車可能路線
JR四国:鳴門線
隣の駅
池谷方……撫養駅 (2024年12月UP予定)
訪問・撮影時
2016年3月、2023年7月
駅舎はコンクリート造りで平屋建てです。
市街地が広がっています。北約1kmの場所には高速鳴門バスストップがあります。
2023年撮影。
駅前広場が再整備され、ロータリー内には足湯付きバス待合室が設置されています。
駅前です。2023年撮影。
1枚目は東を、2枚目は北を、3枚目は西を望む。
2023年、ホームより撮影。
駅舎と駅前広場は東側にありますが、西側にもロータリーがあります。
かつては階段のみの歩道橋で駅舎前と連絡していましたが、
現在は駅舎北側からホームの北側~西側を回り込む形の通路が新設されバリアフリー化されました。
歩道橋は解体されました。
西側も駅裏とは思えないほどの規模の市街地が広がっています。
正式な西口がほしいところです。
自動改札機は導入されておらず、ICカードも導入されていません。
改札口横には「みどりの窓口」があります。
左側には待合室があり、2009年の時点ではキヨスクがありましたが2011年に閉店となりました。
2023年撮影。
改札を通って右へ進み、左折して構内踏切を渡り、さらに左折してスロープを登るとホームです。
簡素な手すりと点字ブロックが設置されており、バリアフリーに対応しています。
JRグループにおいて早期に駅ナンバリングが導入されています (N 10)。
また、地元・鳴門のプロサッカークラブ「徳島ヴォルティス」のステッカーも貼られています。
2023年撮影。
駅名標は書体が異なるものに取り替えられ、非電照化されました。
記載内容は以前と同様です。
2023年撮影。
鳴門駅は終着駅ですが頭端式ホームではなく、
機回しのため終端部に引上線があった名残で島式ホーム1面2線です。
左が1番のりば、右が2番のりばです。
ホーム有効長は4両分、上屋は1両分です。
上屋下にはベンチがあります。
池谷方を望む。
2023年撮影。終端方を望む。
右が1番のりば、左が2番のりばです。
現在は短編成ばかりなので、手前の池谷方は基本的に使用されていません。
2023年撮影。終端方を望む。
ホーム端にはスロープがあります。
線路終端部は若干の過走余裕距離があるものの、すぐ先に車止めがあります。かつてはもう少し先まで引上線の形で線路が延びていて、機回しも可能でしたが、もう不可能です。まぁ基本的に機関車牽引列車が鳴門駅に乗り入れることが無いので、問題ないでしょう。
1番のりば側は、その過走余裕距離の所に構内踏切があります。
車止めの先に前述の西口連絡通路があり、その先の以前は引上線があった所にドラッグストアが建っています。
国鉄時代は引上線のところに貨物設備があったようです。
尚、これより先、競艇場方面、大毛島方面、海岸を迂回して香川県方面への延伸計画は存在しなかったと思われます。
さらに淡路島や本州方面への延伸も夢物語止まりだったと思われます。
ちなみに以前より本州と四国を結ぶ四国新幹線構想が存在し、大鳴門橋は下層に鉄路を通せる構造になっていますが、本州側の明石海峡大橋が道路専用橋になってしまったため、実現のハードルが高くなっています。もし四国新幹線が開業した場合、鳴門市のどこかに仮称・新鳴門駅が設置されることになっています。候補地が複数あり、鳴門駅併設案もあります。
駅前にはヤシの木があり南国ムードが漂っていました。
大阪からですと何とか日帰りで到達可能ですが、高速バスの利用が現実的です。
しかし、飲食店は少ないです。
食料はコンビニやスーパーで調達するのが堅いです。