303系電車 (JR九州)【鈍-1グランプリ・エントリーNo.85】 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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新幹線を除く在来線の『鈍行』車両を紹介する鈍-1グランプリのノミネート車両、
エントリーNo.85は、JR九州の直流通勤形電車・303系です。

303系は、筑肥線:下山門~筑前前原の複線化に伴う増発を目的として、2000年に6連×3編成が製造されました。
ステンレス車体が採用され、片側4扉・オールロングシートです。水戸岡鋭治さんのデザインで、派手な感じになりました。

IGBT-VVVF制御で、103系とは異なり回生ブレーキを装備しています。
また、乗り入れ先の福岡市地下鉄空港線での1人乗務運転にも対応しています。

2000年に3編成が導入されたのみで、以後は増備されていません。
また、2003年には編成中1ヶ所に車いす対応のトイレが設置されました。


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車内はオールロングシート構造で、背もたれが高く着席して車窓風景を眺めるのが難しいです。
尚、側窓にカーテンは設置されていません(と記憶しています…)。


JR九州の303系電車に対する私の勝手な評価(平均値)は
評価項目点数
外観・デザイン25点
車両性能22点
車内・居住性16点
乗りたい度17点
合計 80点
(※)各項目25点満点ずつの計100点満点。

ということで、80点でした。
デザインは申し分ないのですが、オールロングシートで着席しての展望に難があるのが減点の要因です。

2014年9月現在、2000年に投入された全3編成が
筑肥線(姪浜~唐津)、唐津線(唐津~西唐津)、福岡市地下鉄空港線で運用されています。
6両固定編成なので、閑散区間である筑前深江以西の運用に入る機会が少ないです。

今後は老朽化して使い勝手の悪い103系1500番台を置き換えるために増備されるかと思いましたが、
103系の置き換えは残念ながら(?)303系ではなく新型の305系となりました。
結局303系は異端児として一生を過ごさなくてはならなくなりましたが、
まだ車齢15年ほどなので、リニューアルされて長きにわたり活躍してくれることでしょう。

心配なのは、リニューアルされる場合に外観や内装が305系風に変化する可能性です。
それを考えると、早目に乗車・撮影をされた方が良いかもしれません。

(参考:Wikipedia)