キハ120形気動車 (JR西日本)【鈍-1グランプリ・エントリーNo.45】 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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新幹線を除く在来線の『鈍行』車両を紹介する鈍-1グランプリのノミネート車両、
エントリーNo.45は、JR西日本の気動車・キハ120形です。

キハ120形は、地方交通線でのランニングコスト削減のために1991年にデビューした一般形気動車です。
多くの第三セクター鉄道で見かけるような単行・1人乗務対応の軽快気動車なのが特徴です。

最初に製造されたのが200番台で、鋼製車体・セミクロスシート(4区画)です。
次に0番台が製造され、ステンレス車体になりましたが、オールロングシートになりました。
そして最後に300番台が製造され、ステンレス車体・セミクロスシートになりました。

キハ120形が投入されると、国鉄形のキハ20系(キハ52形も含む)、キハ45系、キハ58系などを淘汰しました。
新型車両によるスピードアップ・冷房化など一定のサービスレベル向上に寄与しましたが、
その反面、車体の小型化や短編成化による輸送力低下、後述のトイレの問題など、デメリットも発生しました。

尚、当初はトイレの設備がなく、長距離運用にも投入されたため様々な問題が発生しました。
後に全車両にトイレが設置されました。


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200番台・300番台の車内はボックスシート配置になっていますが、ボックス席の数が少ないです。
また、全長が16mしかないので、混雑しやすいです。


JR西日本のキハ120形気動車に対する私の勝手な評価は、(評価は最大両数の300番台について)
評価項目点数
外観・デザイン18点
車両性能17点
車内・居住性7点
乗りたい度2点
合計 44点
(※)各項目25点満点ずつの計100点満点。


ということで、44点(300番台は70点)でした。私の好き嫌いがモロに出て、低評価になりましたw
短い車体、着席率の問題… など、割引材料も多かったです。
もしトイレがなかったら、乗りたい度は0点になっていたかもしれませんww
トイレが設置されただけだいぶマシになりました。

キハ120形は、大糸線・高山本線(いずれもJR西日本エリア内のみ)、北陸本線(一部区間)・越美北線、
関西本線、因美線(一部区間)、津山線、姫新線(一部区間)、伯備線(一部区間)、芸備線、
山陰本線(一部区間)、木次線、三江線、美祢線、山陰本線仙崎支線、で運用されています。

キハ40系と比較して、輸送量が低く、山間部で勾配のきつい線区での運用が多いです。

キハ120形は単行・1人乗務対応ゆえに超閑散線区では重宝されているようです。

初期車はデビューから20年以上経過しています。
第三セクター鉄道に導入された同型は既に廃車となっているケースもありますが、
キハ120形はまだまだ活躍しそうです。

今後置き換えられるとしたら、多くの第三セクター鉄道で見ることができる
新潟トランシス製の気動車になるのでしょうか?

(参考:Wikipedia)