第556回('08) 名鉄に2年ぶりの乗り鉄。7000系パノラマカーで前面展望 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

2008年5月31日~6月1日、1泊2日の日程で名古屋方面へ。今回も西日本地区の乗り鉄となりました。
主に『名鉄電車全線2DAYフリーきっぷ』を使用して、パノラマカー7000系が大幅に減少しつつある名鉄電車を中心に乗り鉄しました。

今回は初日前半の模様です。
まずは新幹線で一気に名古屋入りして、朝から名古屋鉄道を乗り鉄。早速パノラマカーに乗車しました。
今回の日程 2008年5月31日(土) 【前半】 

加古川(JR神戸線・704K)536西明石600(山陽新幹線→東海道新幹線・のぞみ60号)716名古屋/名鉄名古屋729(名鉄名古屋本線・急行)738堀田749(名古屋本線→犬山線)852犬山902(犬山線・急行)906新鵜沼917(犬山線・急行)945上小田井1001(名古屋市営地下鉄鶴舞線)1038赤池1109(名鉄豊田線→三河線)1129豊田市1200(三河線)1225知立1232(名古屋本線・快速特急)1253名鉄名古屋

【後半へ続く】
この日はあいにくの天気でしたが、ホテルを予約しているので雨天決行ですw

4時に起床し、朝食後に自宅を出発。加古川駅からJR神戸線の上り1番列車(223系8連+4連)に乗車して、西明石駅で下車しました。

西明石駅では当駅始発の6時発・山陽新幹線→東海道新幹線の『のぞみ60号』に乗り継ぎました。この『のぞみ60号』は、2006年開港の神戸空港と羽田空港を結ぶ早朝の便に対抗するために2008年3月改正で設定されたと推測されますが、新神戸駅は2面2線の駅で車両の夜間滞泊が不可能なために西明石駅が始発駅に選ばれたと思われます。この『のぞみ60号』に乗れば、東京駅には9時に着くことができますし、何より姫路へ戻ってから上り新幹線列車に乗車していた私にとっては相当な恩恵をもたらしてくれました。以後は原則として姫路へ戻らずに西明石駅からで朝一の新幹線に乗るようにしています。



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『のぞみ60号』はJR東海所属の700系C編成16連で、自由席はガラガラでした。多分新神戸で乗ってくるのでしょう。列車は定刻に西明石を発車し、新神戸、新大阪、京都と連続停車して窓側席が全て埋まりましたが、意外にも新神戸で乗ってくる人は少なかったです。まぁ、指定席に大量乗車があったかもしれませんが…。列車は雨の中滋賀県・岐阜県と進み、定刻の7時16分に名古屋に到着。私は下車しましたが、自由席は下車より乗車する客の方が圧倒的に多かったです。

名古屋駅では中央口から出場して、小雨の降る外を歩いて名鉄名古屋駅へ。地下へ下って中央改札(入場専用)横にある窓口で『名鉄電車全線2DAYフリーきっぷ』(3,800円)を購入しました。そして早速きっぷを自動改札機に通して入場し、豊橋・中部国際空港方面の4番線ホームへと歩を進めました。
すると丁度良いタイミングで名古屋本線の急行・豊川稲荷行きが入線してきました。6500系4連と6800系2連をつないだ6両編成で、私は先頭車両に乗りましたが、車内はそこそこ混雑していたので私はドア脇で車窓風景を眺めることにしました。しかし、雨で満足に車窓風景を眺めることができない状態のまま、列車は待避型の新幹線駅配線(相対式ホーム2面4線)で有名な堀田駅に到着し、私はここで下車しました。余談ですが、私は子供の頃東海地方に住んでいまして、父親の勤務先が堀田にありました。堀田駅には小学生以来の下車となります。



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堀田駅では一旦改札を出て駅の写真撮影をしてから改札内へと戻り、今度は名古屋・岐阜方面のホームへ。少し待って犬山線直通の普通・犬山行に乗車しました。この普通こそが目的の列車で、7000系パノラマカー4連(P4)の運用でした。私は事前に地元で数年ぶりに交通新聞社の「鉄道ダイヤ情報」を買って、パノラマカーの運用を調べてから今回名古屋入りしたほどでしたww
また、車両は7011F4連で、元白帯車でした。この編成は後に白帯車化され、イベント用にいちばん最後まで残された編成でもあります。車内は特急仕様のままでした。

パノラマカーに乗ったからには展望室の最前列に座ろうとしましたが、途中駅から乗っていきなり座れるはずもなく……展望室はファンが大半を占めていました。もっと遠くの駅から乗りたかったのですが、時間の関係で堀田が限界だったので…。しかし、2列目通路側が空いていたので、そこに座りました。1列目に小学生が座っていたこともあり、1列目の頭越しに前面展望、そして撮影をしました。ですが、雨だったのが…。また、ミュージックホーンも期待したのですが、この列車では結局聞けずじまいでした…。

列車は名古屋市街を通り、枇杷島分岐点から犬山線へと入りましたが、最前列の乗客は微動だにしませんwww 私は犬山まで乗り通す予定だったので、どこかで空けば…と思っていました。そして列車は優等列車を待避するために岩倉で数分間停車しました。すると、最前列のファンは全員下車して、入れ替わりに私はすかさずそこへ着席しました。そして私も車外へ出て、パノラマカーの並び写真を撮影しました。パノラマカー同士が岩倉駅で並ぶことも「鉄道ダイヤ情報」で知っていましたw



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私は車内に戻り、終点の犬山まで前面展望を楽しみました。雨は止んで、前が良く見えるようになったのが幸いでした。車内はガラガラでした。



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終点の犬山では一旦改札外へと出て、駅舎を撮影してから改札内へ戻りました。そして、各務原線直通・名鉄岐阜行きの急行(3500系4連)に乗って、犬山線の終着駅である新鵜沼駅まで移動しました。新鵜沼駅では先程乗車した7011Fがいました。犬山駅~新鵜沼駅は回送列車として運行していたのです。



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また、新鵜沼駅のホームからは、かつてJR直通の特急『北アルプス』が走行していた短絡線跡を見ることができました。辿ってみたかったのですが、小雨が降っていたので断念しました。結局この短絡線跡は2年後の2010年に撤去されてしまいました…。

新鵜沼駅からは各務原線方面へは行かずに、犬山線を戻ります。急行・河和行きに乗車しましたが、オールロングシートの3500系4連でした。車内は空いていましたが、この系統は名古屋へ近づくと混雑が激しくなることを知っていたので、私は予め運転席直後の位置で前面展望をしていました。また、この急行は犬山での増結されずに4連のまま終点まで走るので、案の定、江南辺りから混雑が激しくなってきました。そして、岩倉ではドア付近は身動きが取りにくいほどの混雑になりましたが、後方を見ていると、扉間はさほど混雑していませんでした。よく言われている通り、名古屋圏では立客がドア付近に固まるという話は本当だと思いましたwww 岩倉からはドア付近の混雑に耐えました。西春ではさらに混雑に拍車がかかりましたが、私は名古屋市営地下鉄鶴舞線に乗り換えるべく上小田井駅で下車しました。私同様に下車した客は多く、急行は幾分乗車率が下がった状態で名古屋へ向けて去っていきました。



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上小田井駅でも一旦改札を出て駅舎を撮影してから赤池までの乗車券を購入してから再入場して、地下鉄鶴舞線の豊田市行き電車に乗りました。名鉄100系を期待したのですが、来たのは名古屋市交3000形6連でした…。私が鶴舞線に乗る時はかなりの高確率でこの3000形に当たります…orz 私は先程の急行で疲れてしまったので、今回は地下鉄ということもあり、着席しての移動を選択しました。



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電車は上小田井を発車し、すぐに地下へと入ります。庄内川を潜って名古屋市街へと進み、伏見、大須観音、と進むにつれて乗車率が下がりましたが、上前津、鶴舞…御器所、と進むと今度は若干ですが乗車率が上がったような気がしました。しかし、御器所を過ぎると駅ごとに乗客が減っていき、上小田井を発車して37分で到着した鶴舞線と名鉄豊田線の境界駅である赤池ではガラガラ状態になっていました。

私は赤池駅で下車して、駅舎を撮影した後に名市交の日進工場を見に行こうとして現地に向かいました。しかし、手前には交通量が多くて中央分離帯もある国道153号が通っていて、渡るには相当迂回しなければならないことが判明したので、時間の関係で断念して、赤池駅へ戻りました。日進工場は豊田線列車の車内から見ることにしました。



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そして、赤池駅からは後続の豊田市行きに乗車しましたが、またも名市交3000形6連でした…orz 車内はガラガラでした。この列車内からは日進工場を見ることができました。



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そして列車は日進市、みよし市、豊田市の丘陵地帯を進み、梅坪からは三河線へと乗り入れて、赤池から20分で終点の豊田市に到着しました。



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豊田市駅でも改札を出て駅舎を撮影しました。そして、もう11時30分なので早目の昼食を、と思い、駅東側の商業施設ビル内にある「スガキヤ」でラーメンを食べました。

食後はすぐに豊田市駅へと戻り、乗り鉄を続けました。今度は三河線(山線)の普通・知立行きに乗車しました。6000系(中期車)の2連で、先程まで20m車に乗っていたので6000系がやたらに小さく見えましたw 車内は学生を中心にやや混雑していたので、私はドア脇へ。車窓風景を眺めながら終点の知立駅まで移動しました。



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知立駅では名古屋本線に乗り換えて、とりあえず名鉄名古屋まで戻ります。7分の接続で名古屋に先着する一部特別車快速特急・名鉄岐阜行きが入線しました。車両は『パノラマSuper』の1000系-1200系6連で、私は先頭車両へ。しかし、数少ない座席は埋まっていたので私は今回もドア脇で立席となりました。それにしても、名鉄1200系の転換クロスシートは扉間で3列のみ(他に補助席2列分あり)と少なすぎます…。主要路線しか走らない特急用車両ですから、扉間に5列は席を並べられる20m級でも良いのでは、と素人目には思えてなりません。現在の名鉄の路線・駅で普通の20m級が入線できない箇所は吉良吉田駅(1600系は入線可能でした)以外にあるのでしょうか? まぁ、道中の線路は支障なくても検車設備や留置線が対応していなければ導入も難しいでしょうが…。



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快速特急は知立を発車し、名古屋本線を高速で快走します。しかし、豊明を過ぎると速度が下がってきました。そして、この日は中京競馬開催日だったので中京競馬場前に臨時停車しましたが、レース途中の12時台だったため乗降とも少なかったです。私は競馬場へ行きたい気持ちを押さえながら快速特急に乗り続けましたw 尚、中京競馬場では「パノラマステーション」に7000系が3両静態保存されていて、車内に入ることもできます。また、中京競馬で年1回実施されるレース「名鉄杯」(条件特別)ではパノラマカーなどで使用されているミュージックホーンの曲がファンファーレで聞くことができます。

中京競馬場前を発車後は中速で住宅街を走り抜けました。そして中心市街地へと入り、神宮前、金山と停車していくごとに乗客が減少しました。金山を発車して名古屋球場への(名鉄線での)最寄駅だった山王を過ぎると地下へ入り、知立から21分で名鉄名古屋駅に到着しました。

私は名鉄名古屋で下車しましたが、この日はまだまだ名鉄電車の乗り鉄を続けました。

(つづく)


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません


(参考:Wikipedia)