第547回('08) 博多南線など福岡県内の路線を乗り鉄 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…
2008年4月26日~30日、この年のゴールデンウィークも九州へ。
主に乗り鉄を楽しみましたが、後半3日間は九州内の路線バスが乗り放題の『SUNQパス【全九州】』を使用して九州一円を回りました。

今回は初日後半の模様です。
皿倉山スロープカーには乗れませんでしたが、午後も新幹線車両に乗れる博多南線など福岡県内の乗り鉄を続けました。
今回の日程 2008年4月26日(土) 【後半】

八幡1212(鹿児島本線・159M)1215黒崎1232(福北ゆたか線・4639H快速)1238折尾1257(鹿児島本線・4127M快速)1341博多1429(博多南線・643A特急)1439博多南/博多南駅1450(西鉄バス・2系統)1515西鉄春日原/春日原1518(西鉄天神大牟田線・急行)1544西鉄久留米1607(天神大牟田線→甘木線)1647甘木(徒歩)甘木1702(甘木鉄道甘木線・170レ)1729基山1746(鹿児島本線・2166M)1827博多

【宿泊】
帆柱ケーブル線の山麓駅から下り坂を歩いて八幡駅に着きました。すると、列車の発車まであと2分! 私はストアードフェアカード『ワイワイカード』を取り出し、自動改札機に通してホームへ急ぎました。そして、12時12分発、鹿児島本線下り普通・原田行きに乗車しました。813系の3連×2で、車内は空いていました。私は次駅の黒崎で下車するにもかかわらず、歩き疲れを回復させるために座席に座りました。そして3分後の12時15分着の黒崎で予定通り下車しました。黒崎はかつて駅前に「そごう」があった駅です。



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黒崎駅ではホームにある「東筑軒(だったと記憶しています…)」で月見うどんと かしわおにぎり を食べました。食後は北側にある貨物線の3番のりばへと回り、黒崎始発・福北ゆたか線経由博多行き快速に乗車しました。この列車に乗った目的は、折尾駅にある短絡線のホーム(鷹見口)で下車するためでした(短絡線自体は2000年に踏破済)。また、折尾駅は将来立体交差化され、線形を変更して鹿児島本線と筑豊本線が平行に発着するとの予定で、となると短絡線が廃止されるので早目に訪問することにしたのです。
車両は817系2連で、私の好きな車両です。私は転換クロスシートに座り、車窓風景を眺めることにしました。

快速は12時32分に黒崎を発車し、すぐに鹿児島本線の旅客線をアンダーパスして南側に回り、陣原に着きました。陣原を発車後は鹿児島本線の南側を引き続き複々線の形で並走し、折尾の市街地へ入ると左へカーブして鹿児島本線と分かれ、それとほぼ同時に短絡線の折尾駅に12時38分に着きました。



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私は下車して車両とホームを撮影しました。そして改札を出る時に駅員に「乗換なんですけど…」と言うと、無言で有人通路を通してくれました。証明書などは貰いませんでしたし、『ワイワイカード』を改札機に通して途中下車可能な制度もなかったのでしょうか? 私は少々不安を覚えながら鷹見口や西鉄北九州線の折尾電停跡、そして折尾駅東口の古風な駅舎を撮影してから東口の有人改札で駅員に『ワイワイカード』を提示して鷹見口で下車した旨を伝えると、こちらでも「どうぞ」と改札内へ通されました。私の感覚ですと、無賃乗車やキセルを許してしまわないか心配でした…。

折尾駅からは12時57分発、鹿児島本線の快速・鳥栖行きに乗車しました。811系4連×2で、車内はやや混雑していたので私はドア脇で車窓風景を眺めながらの移動となりました。結局、下車した博多(13時41分着)まで窓割と合った窓側席が空くことはありませんでした。結局、折尾発車時点で乗っていた乗客の半数以上が博多まで乗り通していました…。北九州市と福岡市はJR西日本の山陽新幹線・JR九州の特急・西鉄バス(高速バス)の、「三つ巴」の価格競争が繰り広げられていますが、運賃だけで乗れる快速列車も健闘しているのだなぁ~と思いました。

博多駅では改札を出て、博多口の北側にある博多バスターミナルへ。窓口で翌々日から使用する『SUNQパス【全九州】』(10,000円)を購入し、同時に乗車予定の高速バスの座席を予約しました。その後は改札を出て、駅の近くを散策しながら、翌日は小倉から新水俣まで移動することになり、『2枚きっぷ』などがないか金券ショップで探しましたが、適当なきっぷが見つかりませんでした…。博多からでしたらあったのですが、割引率がイマイチで…。また、急な予定変更もあるかもしれないので、割引きっぷを買うのは断念しました。
そして博多駅へ戻る途中、書店で少しだけ時間をつぶしましたが、ここで「綜合時間表」なる九州内のバス時刻も記載されたコンパクトな時刻表を発見! 小さくてさほど高くなかったので私はすかさず購入しました。そして博多駅へと戻りました。

博多駅からは、JR西日本が九州内で運営する唯一の「在来線」、博多南線を7年ぶりに乗り鉄します。博多南線は山陽新幹線の博多駅と春日市にある博多総合車両所を運転している回送列車の一部を客扱いしたものですが、当時は3年後に迫った九州新幹線全通時に博多南線の存廃が気になっていて(地元住民も同様の懸念があったと思いますが…)、今のうちにもう一度乗っておこうと思いました。ですが、九州新幹線全通後も博多南線は本数をほぼ維持した状態で存続することとなり、ホッとしました…。

私は自動券売機で博多南までの乗車券(190円)と特急券(100円)を買い、新幹線の改札を通って新幹線ホームへ。そして、14時29分発の博多南行き列車に乗りました。100系4連で、山陽新幹線の下り『こだま643号』として岡山から来た列車でした。私は列の後の方でしたが、さすがに新幹線車両は車体が長いので座席数も多く、私は何とか窓側席に座れました。2列+2列シートで、お得感もありました。

車内は大半の座席が埋まった状態で、14時29分に列車は博多を発車しました。高架橋の側壁がやや高くて満足いく車窓風景は望めませんでしたが、福岡都市圏を南へと進みます。速度は遅かったです。そして、工事中の九州新幹線本線高架橋から分岐すると、ほどなくして博多南に到着しました(14時39分着)。僅か10分間の道のりでした。



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私は下車後、写真撮影をしてから博多南駅を後にしました。あと、博多南駅では列車別改札になっていて、発車の15~10分前にならないと自動改札機を通れないようになっていました。JR西日本の駅で列車別改札を実施している例は非常に珍しいです。

その後、博多南駅前ビル1階のバスターミナルへ向かい、西鉄春日原行きの西鉄バスに乗車しました。今度は『よかネットカード』をリーダーに通しました。ちなみにICカード『 nimoca 』は翌5月に導入されました。バスの乗客は10人ほどで、私は余裕で座れました。バスは14時50分に博多南駅を発車し、まずは春日中央通りへ入って工事中の九州新幹線の高架橋と博多総合車両所の下をくぐりました。その後はやや起伏のある住宅街を東~北東へ進み、陸橋で鹿児島本線を乗り越えましたが、ここでは陸橋上にバス停がありました。その後は雑然とした市街地へと入り、15時15分に終点の西鉄春日原バス停に着きました。半数ほどの乗客が博多南駅から乗り通していました。

春日原駅からは、西鉄天神大牟田線に乗車しました。私が乗ったのは15時18分発の花畑行き急行で、3000形3連+2連でした。西鉄らしからぬ(?)斬新なデザインをしたステンレス車体の電車で、車内は転換クロスシートでした。さほど混雑していなくて、私は空いている窓側席に座りました。



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そして車窓風景を眺めながら移動し、15時44分着の西鉄久留米駅で下車しました。

西鉄久留米駅では、甘木線に乗り換えました。本当は宮の陣で乗り換えるべきなのでしょうが、特急が宮の陣を通過することもあり、宮の陣~西鉄久留米は重複乗車できると私は解釈して改札を出ずに乗り換えることにしました。車両は7000形2連で、これぞ西鉄というべき水色の車体でした。車内は高校生を中心にそこそこの乗車率で、私はドア脇から車窓風景を眺めることにしました。電車は16時07分に西鉄久留米を発車し、天神大牟田線を天神方面へ進みます。九州最大の河川である筑後川を渡ると右へ分岐して宮の陣に到着し、ここから甘木線へと入ります。7年ぶりの甘木線になりますが、長閑なローカル風景が今回も印象に残りました。駅ごとに乗客が減少したので後半は座席に座って車窓風景を眺めました。そして最後は甘木鉄道甘木線と並走して、16時47分に終点の甘木に到着しました。甘木駅はかなり古い駅舎ですが、改札は自動化されていてギャップを感じました。



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西鉄甘木駅からは、駅前の歩道のない道路を左へ歩き、庄屋町交差点を左へ曲がると歩道のある駅前通りに出ました。そして暫く歩くと甘木鉄道の甘木駅に着きました。3分ほどで着きましたが、西鉄甘木駅の北側を回り込むような感じで移動したので結構遠く感じました。気のせいでしょうか?

甘木鉄道の甘木駅では簡素な自動券売機で基山までの片道乗車券を買って、改札内へと入りました。既に列車は入線していて、私は空いているボックス席に座りました。



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最終的には7~8人が乗車し、17時02分に甘木を発車しました。まずは西鉄甘木線と並走しましたが、西鉄の久留米方面行き電車が追走してきました。一瞬追いつかれましたが、西鉄線が左へカーブしたので抜かれずに済みましたw その後は平野部を西へ走り、大分自動車道と並走するようになると小郡に着きました。ここで半数以上の乗客が下車して車内は一気にガラガラになりましたが、甘木鉄道が小郡駅を西鉄駅の近くへ移動させたことにより、利便性が向上しました。小郡駅からは北西へ進み、福岡県から佐賀県へ入ると鹿児島本線と合流して17時29分に終点の基山に到着しました。



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基山駅では改札の外へ出て駅前を眺めました。そして今度はJRの改札を通り、17時46分発の上り普通電車・赤間行きに乗車して博多まで移動することにしました。車両は811系4連で、空いていたので私は窓割と合った座席に座りました。



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電車は各駅に停車していきますが、特急を待避するために長時間停車する駅が複数ありました。また、私は眠くなり、二日市~竹下で寝てしまいました。そして電車は18時27分に博多に到着し、私は下車しました。

下車後は、どこの店舗か忘れましたが、とんこつラーメンを食べました。私は関西人なので(?)、ライスも注文しましたw

食事を終えた後はコンビニへ寄ってから福岡市地下鉄の博多~祇園の中間辺りにあるホテルへチェックイン。入浴後はすぐに眠ってしまいました。

(つづく)


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません


(参考:Wikipedia)