第528回('07) 富士急行線を乗りつぶして河口湖へ | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…
2007年12月29日~31日、年末休みは2泊3日の日程で伊豆・箱根・富士の観光地にある鉄道路線や索道を乗りつぶしました。
『青春18きっぷ』は使いませんでしたが、新幹線の使用も自宅との行き帰りのみにとどめました。

今回は最終3日目、大晦日の12月31日序盤の模様です。
未乗だった富士急行線(山梨県)ですが、ようやく乗りつぶしすることができました。
今回の日程 2007年12月31日(月) 【その1】

田原町701(東京メトロ銀座線)709神田712(中央線快速)724新宿730(中央本線・4053M特急『あずさ3号』)801八王子804(529M)857大月935(富士急行大月線→河口湖線・8571M臨時快速『ホリデー快速河口湖1号』)1020河口湖

【その2へ続く】
この日は6時前に起床して、7時前にホテルをチェックアウト。まずは田原町駅から東京メトロ銀座線(01系6連)に乗って、上野駅ではなく神田駅で下車しました。
そして神田駅では『ホリデー・パス(2,300円)』を購入してから中央線の快速電車(E233系10連)に乗り、新宿駅まで移動しました。

新宿駅から八王子駅までは自由席特急料金500円を奮発してワープすることにしました。乗車した千葉発南小谷行きの特急『あずさ3号』はE257系9連+2連で、私は5号車の自由席・窓側席に座ることができました。車内は窓側席が埋まるほどの乗車率で、年末年始の帰省ラッシュは一段落したような感じでした。私は車窓風景を眺めながら八王子までの31分間を楽しみました。このまま目的地の大月まで乗っていたかったですが、特急料金をケチりたい私は名残を惜しみつつ八王子駅で下車しました。下車客が各車両4~5人ずついたのには驚きましたが…。

八王子駅では当駅始発甲府行きの普通列車に乗車しました。長野色の115系1000番台6連で、意外と乗車率が低かったので私は労せずして向かい合わせ席の窓側をゲットできました。



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列車は定刻に八王子を発車し、高尾を過ぎると山間部へと進みます。この日は晴れていたので車窓風景をまともに眺められました。列車は東京都から神奈川県、そして山梨県へと入り、2か月前に見た猿橋の『シャトル桂台』の廃線跡を見て、53分の乗車で大月に到着しました。



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私は下車して一旦改札外へ。そしてJR駅舎の西側に隣接して設置されている富士急行の駅舎へ向かい、自動券売機で富士急行線の往復乗車券と天上山公園カチカチ山ロープウェイの往復チケットがセットになった『レイル&ロープチケット(2,370円)』を購入しました。そして9時20分頃に富士急の改札を通ると、駅員に「次の列車はJRの3番線ホームから発車します」と言われ、乗換改札からJR側へと通されました。JRのホームでしばらく待っていると、東京方から列車が入線しました。



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今回乗車するのは新宿発河口湖行きの臨時快速『ホリデー快速河口湖1号』で、『あずさ』色の189系6連でした。私はJR~富士急行の連絡線(渡り線)を通る列車に乗りたくて、今回は直通列車を選びました。ちなみに、新宿から乗れば良かったのでは…と思われる方がいるかもしれませんが、新宿から乗ってしまうと『レイル&ロープチケット』を購入できなくなるので大月へ先回りすることにしました。もっとも、JRでも『レイル&ロープチケット』と一体となった企画乗車券が発売されていたかもしれませんが…。

私は全車自由席(大月~河口湖)の5号車車内へと入り、余裕で窓側席に座れました。もっと混雑しているのかと思いましたが、5号車には10人もいませんでした。まぁ、大晦日に観光旅行する人自体が少ないかもしれません。富士山が世界遺産に登録された今ですと混雑していたでしょうね…。

列車は9時35分に大月を発車し、渡り線を通って富士急行線へと入りました。この瞬間、ハイテンションになりましたwww その後は富士急行大月線の単線をスローペースで坦々と走ります。リクライニングシートに腰掛けて車窓風景を楽しめるなんてまさに天国ですw 道中はリニアの実験線や富士山を眺めつつ、車窓風景に釘付けでした。



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そして30分以上走ると市街地へと入り、右側から別の線路が寄り添ってきて富士吉田駅(現在の富士山駅)に到着しました。列車はここでスイッチバックしますが、河口湖まであとわずかなので私を含めて誰も座席の方向転換をしませんでした。



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列車はスイッチバックして反対方向へ走り出し、先程通ってきた線路が分岐すると左側に遊園地の遊戯施設が見えてきて、富士急ハイランド駅に着きました。下車客が多いかな?と思ったら4~5人しか下車しませんでした。アイススケートもできる人気遊園地ですが、大晦日とあっては入場客が少ないのも仕方ないのでしょうか…。マイカーでの訪問客が多いかもしれませんが…。
その後は左手に富士山を見ながらラストスパートして、大月から45分で終点の河口湖駅に到着しました。同じホームの向かい側にはスカ色の115系3連が停車していました。



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私は構内踏切を渡り、『レイル&ロープチケット』を提示して改札の外へ出ました。そして富士山をバックに駅舎の写真を撮りましたが、富士山は山頂に少し雲がかかっていた程度で概ね綺麗に望むことができました。



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また、駅前広場には富士急行の前身である富士山麓電気鉄道が昭和4年の開業時に新造した電車「モ1号」が静態保存されていました。



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この後は河口湖畔に掛けられている天上山公園カチカチ山ロープウェイへ向かいました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
富士急行:大月線大月→(※1)富士吉田23.6km踏破達成!
富士急行:河口湖線(※1)富士吉田→河口湖3.0km踏破達成!
(※1)現在の「富士山」駅。
(※)リンク先では大月線と河口湖線を一括で「富士急行線」として紹介しています。

(参考:Wikipedia)