第504回('07) 仙台空港鉄道を乗りつぶし。そしてレンタカーで蔵王へ。 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…
2007年8月11日~15日、まずは新幹線で東京まで移動し、『青春18きっぷ』などを使用して東日本を乗り鉄しました。
中でも、3日目~4日目は宮城県と岩手県の三陸方面を旅したのですが、訪問地が2011年の東日本大震災で大きな被害を受けてしまいショックでした…。

今回は最終5日目、8月15日序盤の模様です。
まずは仙台から仙台空港へ、2007年3月に開業したばかりの仙台空港鉄道仙台空港線を乗りつぶしました。
そして仙台空港でレンタカーを借りて、宮城・山形県境に広がる蔵王一帯の索道を片っ端から乗車することにしました。
今回の日程 2007年8月15日(水) 【その1】

仙台706(東北本線→仙台空港鉄道仙台空港線【仙台空港アクセス線】・1306M)730仙台空港810(レンタカー・国道4号→県道115号→県道12号)945刈田駐車場950(蔵王刈田リフト)957馬の背1010(リフト)1017刈田駐車場1020(レンタカー・県道12号→県道53号【蔵王ライン】)1100蔵王山麓

【その2へ続く】
この日は5時半頃に起床し、6時から「ロイネットホテル仙台」の1階にあるロイヤルホストで朝食バイキングを食べました。そしてホテルをチェックアウトし、仙台駅へ向かいました。
仙台駅では『 Suica 』をタッチして入場。この日最初の行程は仙台空港鉄道の乗りつぶしなので、仙台空港行きの列車に乗るべく、『仙台空港アクセス線』と表示された切り欠き式の3番線へと向かいました。乗車した1306Mは仙台空港鉄道所有のSAT721系2連の両側にJR東日本E721系の空港仕様車500番台2連でサンドイッチした6両編成でした。私は後方のE721系に乗りましたが、今思えば中間のSAT721系に乗っておけば…と後悔していますw 車内はボックス席が並んでいて、各ボックスに1~2人といった乗り具合でした。私も1ボックスを占拠できました。ただ、客層を見ていると空港へ向かうような客が少ない印象なのが気になりました…。

1306Mは定刻の7時06分に仙台を発車し、まずは東北本線を南へ走ります。長町などの途中駅での乗降も少なからずあり、乗車率が上がってきました。そして名取からはいよいよ仙台空港線へと入ります。高架になって左へカーブして東北本線の上り線を乗り越します。そして右側にダイヤモンドシティ・エアリ(現在のイオンモール名取)が見えてくると杜せきのした駅に着き、多くの人が下車して車内はガラガラになってしまいました。下車客はおそらくダイヤモンドシティの従業員だったと思われます。これで謎が解けましたw しかし空港へ向かう人は少ないような気もしました…。まぁ、仙台空港から羽田便は出ていないので仕方ないかも…。

杜せきのしたを発車後は開発途上の地を進み、東日本大震災の津波時には避難堤防の役割を果たした仙台東部道路の築堤高架を越えて美田園を過ぎると右へカーブして空港用地の下をトンネルで潜りました。そしてトンネルを出ると右側に仙台空港が見えてきて、ほどなくして終点の仙台空港駅に着きました。7時30分着。乗車時間24分でした。



イメージ 1
イメージ 2

仙台空港駅では駅を観察してからターミナルビルへ。1階のレンタカー屋窓口へ行きましたが、誰もいません…。カウンターには電話が置いてあり、「係員不在です。この電話は営業所直結です」と書いてあったので受話器を取って営業所へ連絡を取ると、「営業所は空港から離れているので送迎に参ります」とのことでした。待っていると、5分足らずで女性の係員がやって来て、車に乗って営業所まで行きました。ここで手続き、決済をしてレンタカーが貸与されました。今回は日産マーチでした。ナビは付いていましたが、ETCは付いていませんでした。私はETCも標準装備だと思っていたので「ETCは?」と聞くと、女性は「ご指定がなかったので…」と。今回はそんなに高速は使わない予定だったこともあり「まぁええか」ということで私は車に乗り込みました。女性が「どちらへ」と聞いてきたので私は「蔵王です」と言うと、道順を教えてくれました。道順を確認すると、私は8時10分に車を発進させました。

私は女性の指示通りの道を進みました。まずは、以前は仙台空港の最寄駅として空港へ路線バスも出ていた館腰駅付近から国道4号へと入り、大河原町まで進みます。道は広く快適でした。そして大河原町で右折して県道115号線へと入りました。これが予想以上の山道で、蔵王へ行けるのか不安になりました…。そして蔵王町からは県道12号線を進み、遠刈田温泉(とおがったおんせん)を過ぎると本格的なドライブウェイ風の山登りの道となりました。



イメージ 3

ある程度登ると周囲にあった木々が減ってきて、火山へ来たことを思い知らされました。また、途中に展望台があったので休憩がてら展望台へ上ると、少々霞んでいたものの太平洋まで見渡せました。
その後何度もヘアピンカーブを曲がりながら車を走らせ、9時45分、仙台空港から1時間35分で最初の目的地である刈田駐車場に着きました。ここでは「お釜」へのアクセス手段である蔵王刈田リフトに乗車します。



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まずは往復チケットを買って、それからリフトに乗車しました。リフトは1人乗りで、スローで見通しの良い場所を登りますが、途中、「写真撮影中」と書かれた立看板があり、奥の陰から男性カメラマンが私の写真を撮ろうとしていましたが、私は手を振って撮影拒否しました。これは後で写真を1000円程度で販売する、私が2度やられた商法に違いないと判断したからです。どうせ買わないならはじめから撮らせない方が私にとってもいいですし、業者にとってもムダなフィルムまたはメモリーカード容量の発生を防げますから、双方にとってメリットがあるのではないでしょうか? また、立看板には「…ご了承ください…販売しています」とは書いていましたが、値段は書いていませんでした。「写真代1000円」などと書かなければならないですね。



イメージ 5下り時に撮影。

その後も殺風景な場所をリフトで通り、途中で宮城県から山形県へと変わって7分の乗車で山頂駅に相当する馬の背駅に着きました。

馬の背駅に到着後は遊歩道を歩き、蔵王名物の火口湖「お釜(御釜)」を見ました。釜状の形をしているので「お釜」と名付けられたそうです。湖面は緑色で、周囲の地形も相まって何だか神秘的な感じがしました。



イメージ 6

お釜見物を終えた後は馬の背駅へと戻り、再び蔵王刈田リフトに乗って刈田駐車場まで下山しました。刈田駐車場駅には、予想通り道中で撮影していた他の客の写真が展示販売されていました。

刈田駐車場駅ではトイレを済ませて再び車を走らせます。宮城県から山形県へと入り、「エコーライン」の愛称がついた県道12号線を西へ進みます。蔵王ライザワールドを過ぎて猿倉スキー場近くにある交差点を右へ曲がり、今度は「蔵王ライン」の名が付いた県道53号線を北へ進みます。そしてホテルなど温泉街の建物が見えてくると、蔵王温泉に着きました。私は蔵王ロープウェイの蔵王山麓駅前にある駐車場に車を停めて、蔵王温泉スキー場一帯のロープウェイ・リフトを乗りつぶすことにしました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
仙台空港鉄道:仙台空港線名取→仙台空港7,1km踏破達成!
蔵王刈田リフト 刈田駐車場~馬の背 470m 踏破達成!
(参考:Wikipedia)