第466回('07) レンタカーで阿蘇山へ。2本のロープウェイに乗車。 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…

2007年4月28日~5月2日、この年のゴールデンウィークは4泊5日の日程で九州を乗り鉄しました。
九州内の移動の際には『周遊きっぷ(九州ゾーン)』を使用しました。

今回は最終日・5日目前半の内容です。
熊本で朝から夕方までレンタカーを借りて阿蘇山方面へ。2つのロープウェイに乗車しました。
今回の日程 2007年5月2日(水) 【前半】

熊本駅810(レンタカー・R57他)940阿蘇山西1140(阿蘇山ロープウェー)1145火口西1200(阿蘇山ロープウェー)1205阿蘇山西1240(レンタカー)1310仙酔峡1335(仙酔峡ロープウェイ)1344火口東1400(仙酔峡ロープウェイ)1409仙酔峡

【後半へ続く】
この日は6時頃に起床し、7時からホテルのレストランでバイキングの朝食を食べました。そして食後にホテルルートインをチェックアウトし、九州新幹線建設工事中の熊本駅へ。駅レンタカーの営業所で手続を済ませ、今回はマツダのデミオを借りました。係員に行先を尋ねられたので、阿蘇へ行きたい旨を伝えると、駅から東へ向かう産業道路をひたすら真っ直ぐ走ればいいですよ、と言われました。

8時10分に熊本駅前を出発し、係員のアドバイス通りに産業道路を東へ進みます。平日朝ラッシュ時ですが混雑せずにスイスイ進みました。そしてダイエーのある九品寺交差点で市電と交差し、その後は段々と郊外へ出ましたが、片側2車線の広い道路が続きました。やがて農村部へと入り道路が狭くなって、やや渋滞してきました。道なりに進むと肥後大津駅の近くで国道57号線へと入りました。しばらく走ると道の駅「大津」を発見したのでトイレ休憩をしました。

道の駅を出発し、国道は豊肥本線と同様に阿蘇への上り坂が続きましたが、こちらはスイッチバックせずに普通の上り坂でしたw そして赤水駅手前の下野交差点を右折して阿蘇パノラマラインへ。晴れていれば景色が良いのでしょうが、この日はガスがかかっていて一面が霧でした…。景色どころか運転が怖かったです。そして中学生時代の修学旅行で訪問した草千里ヶ浜を通って1時間半で阿蘇山ロープウェーの阿蘇山西駅に到着しました。

車をとめて早速円形の駅舎へ。乗車券を求めてロープウェイに乗ろうとすると、改札の手前に立看板が。「濃霧のため運休」…orz 山なので仕方有りませんが、早くガスが取れてくれ!と祈るしかありませんでした…。しかし、30分、1時間、1時間半待ち続けてもガスは取れません…。この日の最低ノルマは阿蘇山に架かる2つのロープウェイを乗るだけだったので、これだけ長時間待てましたが、さすがに午後まで待たされるのは辛いな…と思った矢先、ロープウェイが試運転し始めました。そして「お待たせ致しました。ロープウェーの運転を開始します」との放送を聞いたときはホッとしました…。

私は先頭に並んでいたので真っ先に改札を通って搬器に乗りました。しかし、91人乗りの大型の搬器に乗客は5人ほどしかいませんでした。阿蘇山ロープウェイでは、ロープウェイと並行して有料道路が整備されていたので、ロープウェイ運休を知った観光客の殆どが車で山頂の火口へ向かっていたのでした。まぁ、路線バスはありますが、阿蘇山西駅へ来る人の大半がマイカーか観光バスではないでしょうか?



イメージ 1下り時に撮影。

私はガラガラのロープウェイで山頂駅に相当する火口西駅まで登りましたが、ガスがほとんど取れておらず視界はゼロに近かったです…。



イメージ 2

結局、風景には満足のいかないまま5分の乗車で火口西駅に着きました。駅を出ると車で来た観光客が大勢いました。また、駅舎の正面にはマグマ・溶岩や火山灰除けと思われるコンクリートの壁があり、物々しい雰囲気でした。しかし、駅周辺を散策しようにもガスが邪魔ですぐ近くまでしか望めなかったのは残念でした…。結局、時間の関係もあり阿蘇中岳の火口へ行くのを諦めて、再びガラガラのロープウェイで下山しました。対向の搬器は満員に近い乗り具合でした。

阿蘇山西駅に着いた時点でお腹が減ったので、ここの食堂で昼食を済ませました。1050円する焼肉定食を食べましたが、ここは熊本県なので、もしかして牛肉ではなく馬肉だったかもしれないと不安になりました。競馬好きの私はあまり馬肉を好んで食べませんので…。まぁ、食べた感じは牛肉だったのですが……。



イメージ 3阿蘇山西駅にて。

食後は再びレンタカーのハンドルを握り、阿蘇山西駅を出発しました。阿蘇パノラマラインを走りましたが、まだ霧の状態でした。今回は阿蘇山の北側へと下り、途中から右へ折れて豊肥本線を渡り、いこいの村駅付近で国道57号へ出ました。そして国道を少しだけ東へ走り、宮地駅手前の仙酔峡入口交差点を右に曲がって再び豊肥本線を渡りました。その後は山へ登る道を進み、30分で仙酔峡ロープウェイの山麓駅に相当する仙酔峡駅に着きました。ここへ来てようやくガスが取れてきて、阿蘇中岳の山頂が見えてきました。



イメージ 4

駐車場に車をとめて、こちらも円形をした駅舎へ。阿蘇山ロープウェーと何か繋がりがあるかもしれません。そして窓口でチケットを求めようとしましたが、料金表には「周遊」提示で2割引の団体料金適用と書いてあったので、私が持っていたのは『周遊きっぷ』でしたが、ダメ元で窓口の係員に『周遊きっぷ』を提示しました。すると、係員は何も疑いませんでした。おかげで2割引の料金でチケットを購入できました。ラッキーでした。

チケット購入後はロープウェイに乗りました。61人乗りの搬器内に30人ほどの乗客が乗って、ロープウェイは発車しました。今回はガスがだいぶ取れていたので、周囲の景色を見ることができました。地面を見ると岩や石がむき出しで、草がほとんど生えていないことに驚きました。そして9分の乗車で山頂駅に相当する火口東駅に到着しました。



イメージ 5

火口東駅前には「火口付近は火山ガスが流れているので、呼吸器系に疾患のある方や心臓が悪い方は登山ができません」旨の看板があり、周囲の風景と相まって物々しい雰囲気でした。



イメージ 6

火口東駅からは中岳山頂を見ただけですぐに駅へ戻りました。ガスがかかっていなくて阿蘇山ロープウェーにもっと早く乗れていたら山頂の火口まで行けていたのですが、時間的に断念せざるを得ませんでした…。

また、駅前では遊歩道の改修工事中でしたが、実はこの仙酔峡ロープウェイ、3年後の2010年にモーター故障のため運休となり、そのまま翌2011年に休止となり現在まで運転再開されないままとなっています…。改修された遊歩道も税金のムダ遣いになってしまった感があります…。

火口東駅では16分滞在しただけで、すぐに下りのロープウェイで下山しました。乗客は10人ほどでした。

仙酔峡駅へ戻った後はトイレを済ませてからレンタカーに乗って旅を続けました。



イメージ 7私が乗ったレンタカーです。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
阿蘇山ロープウェー 阿蘇山西~火口西 858m 踏破達成!
仙酔峡ロープウェイ 仙酔峡(阿蘇山東)~火口東 1,485m 現在は休止中
(参考:Wikipedia)