第463回('07) 筑肥線非電化区間(伊万里~山本)を乗りつぶして西九州の踏破達成! | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2007年4月28日~5月2日、この年のゴールデンウィークは4泊5日の日程で九州を乗り鉄しました。
九州内の移動の際には『周遊きっぷ(九州ゾーン)』を使用しました。

今回は3日目後半の内容です。
佐賀県・有田から伊万里へと戻り、筑肥線(一部区間は唐津線)~福岡市地下鉄空港線のルートで福岡まで移動しました。
今回の日程 2007年4月30日(月・休) 【後半】

有田1301(松浦鉄道西九州線・625D)1325伊万里1410(筑肥線→唐津線・8530D)1500唐津1514(唐津線・643C)1517西唐津1532(唐津線→筑肥線・344C)1622筑前前原1625(筑肥線・478C)1643姪浜1701(福岡市地下鉄空港線)1719博多

【宿泊】
有田陶器市で賑わう有田からは、再び松浦鉄道西九州線に乗って伊万里まで戻ることにしましたが、私が乗ってきた伊万里からの列車が到着した時点で既に、陶器市で買物をして大きな袋を提げている客が列を作って列車を待っていました。私は有田駅ホームで車両を撮影してからMR-202の車内へと戻りましたが、既に殆どの座席が埋まっていました…。仕方ないので私は最後部から後方展望をすることにしました。

列車は先程見た風景の中を今度は北へ進みますが、中間駅での乗降はほとんどありません…。そして24分の乗車で終点・伊万里に到着。殆どの乗客が乗り通していましたが、松浦方面の列車へ乗り換える乗客は少なそうでした。

伊万里ではJR筑肥線へと乗り換えるのですが、発車時刻は45分後です…。そこで、駅周辺を散策してみました。松浦鉄道の伊万里駅西側には歩道橋があったので、その歩道橋上から駅構内などを俯瞰しました。



イメージ 1

そして駅へと戻り、伊万里駅は松浦鉄道とJRの駅が分離されてしまったので、分離している道路を渡ってJR駅側へ移動しました。そしてしばらく待っていると、1面1線の簡素な駅に列車が入線してきました。この列車が折り返し唐津行きの不定期扱い普通列車・8530Dとなります。車両は黄色一色のキハ125形単行で、前日に島原鉄道で乗ったキハ2500形と同じタイプでした。私は真っ先に乗ったこともあり、ボックス席の進行方向窓側をあっさりゲットできました。しかし乗客は増えず、発車時点で5~6人でした…。また、伊万里駅では駅も車内も松浦鉄道側の方が人が多かったです。



イメージ 2

列車は定刻に伊万里を発車し、のどかなローカル風景の中を走ります。途中駅での乗降もほとんどなく、列車は淡々と唐津を目指して走ります。途中、山間部も通りましたが、筑肥線の非電化区間は全体的に山がちでした。そして肥前久保を過ぎると短いトンネルを抜け、続いて唐津線をオーバーパスした後にその唐津線と並行して走り続けました。途中にある本牟田部駅は唐津線のみの駅で筑肥線には設置されていませんでした。そして山本からは唐津線へと入りましたが、かつての筑肥線は山本から右へカーブして松浦川を渡り、旧・東唐津駅でスイッチバックして博多へと通じていました。
列車は唐津線を北上し、市街地へと入り高架線になると右手に筑肥線(電化区間)の和多田駅を見ながら走り、最後は筑肥線と並走しながら複線の状態(実際には単線並列)で高架線を走って、伊万里から50分で終点の唐津に到着しました。



イメージ 3

唐津からは福岡・博多へと移動するのですが、まだ15時過ぎで時間に余裕があるので、久しぶりに西唐津駅まで行ってみることにしました。少し待っていると筑肥線電化区間・博多方面からの西唐津行き列車が到着しました。車両は103系1500番台6連で、前面が赤、側面が灰色と、水戸岡鋭治さんのデザインにより斬新な姿となっています。早速車内へと入ると、見事にガラガラでしたww 唐津線の唐津~西唐津は筑肥線非電化区間と同じ単行ディーゼルカーでも良さそうな感じですが、筑肥線電車の車両基地が西唐津にあるおかげでこの区間は電車列車が多数運行されています。
電車は唐津を発車し、今度は単線となり高架線で市街地の中を北上します。そして地上へ下りるとほどなくして終点の西唐津に到着しました。僅か3分の旅でした。



イメージ 4

西唐津駅では改札を出て、伊万里駅と同じく駅手前に架けられている歩道橋から駅構内を俯瞰してから改札内へと戻りました。
そして今度は筑前前原行きの電車(344C)に乗りましたが、車両は同じ103系でも今度は短い3両編成でした。それでもガラガラでしたが…。

344Cは西唐津駅を発車し、先程見た景色をもう一度見て唐津駅まで戻りました。唐津では比較的多くの乗客が乗ってきましたが、それでも空席が残っていました。私は確実に車窓風景を眺めるために最後方のドア脇へ避難しました。
唐津を発車後は、左手に唐津城を見ながら走り、唐津線と分かれて和多田を過ぎると、川幅の広い松浦川を渡ります。かつての筑肥線がこの川を河口付近で渡れなかったのも頷ける川幅でした。その後は車窓から筑肥線旧線の遺構を見つけようとしましたが、不可能でした…。そして列車は暫く松原に沿って走りました。虹ノ松原、浜崎と進むと、今度は車窓左側に唐津湾を眺めながら海沿いを走りました。なかなかの絶景でした。電車は佐賀県から福岡県へと入りましたが、なおも海沿いを走り続け、私はずっと車窓風景に見入ってしまいました。しかし、筑前深江からは内陸部の田園風景の中を走るようになりました。そして久しぶりに市街地へと入ると、西唐津から50分の乗車で終点の筑前前原に到着しました。

筑前前原では3分の連絡で、同じホーム向かい側から当駅始発福岡空港行きの電車(478C)が発車します。車両は303系6連でした。水戸岡デザインの通勤電車です。344Cの乗客は、筑前前原駅で下車する客を除いて一斉に478Cへと乗り換えました。既に筑前前原からの乗客が1/3ほどの座席を埋めていたこともあり、また、ロングシートに着席した状態から車窓風景を眺めるのが難しそうだったので私はここでも最後部ドア脇のポジションを選択しました。



イメージ 5

478Cは定刻に筑前前原を発車し、都市近郊の風景の中を複線となって東へ走ります。周船寺からは福岡市内へと入りますが、まだ郊外といった感じです。しかし乗客は少しずつ増えてきました。そして元寇防塁のある今宿を過ぎると上下線が分離して、私の通る上り線は海へ迫る山地に対して海岸線沿いに走りました。そのおかげで再び海を見ることができました。その後はトンネルへと入る下り線と合流し、住宅地を進みます。下山門を過ぎると福岡市地下鉄の車両基地の北側を走りながら高架区間となり、JRと地下鉄の境界駅である姪浜に到着。私は一旦下車しました。



イメージ 6左が2000系、右が1000系です。

姪浜では窓口で『周遊きっぷ』を提示して改札外へと出て、少しだけ駅周辺を散策しましたが、天気が悪かったのですぐに戻りました。そして今度は券売機で博多までの乗車券を購入して自動改札機を通ってホームへと戻りました。
姪浜から乗った列車は筑前前原始発の電車で、今度は福岡市交通局の1000系6連でした。1本前に筑前前原~姪浜ノンストップの快速が設定されていることもあり比較的空いていました。私は疲れていたので、今度は着席しました。
電車は姪浜を発車し、すぐに地下へと入りました。私は駅ごとに駅名標に描かれている絵を見ていましたが、駅ごとに違った絵になっていて面白かったです。しかし、天神からは満員となり、駅名標を見られなくなってしまいましたが…。そして私の乗った電車は姪浜から18分で博多に到着。大勢の乗客と一緒に私は下車しました。

博多駅にて下車後は、もう疲れていたのでホテルへ向かうことにしましたが、早くもお腹が減りました。地下街を博多バスターミナル方面へ歩いているとラーメン屋を発見。私は「名代ラーメン亭」で夕食を食べました。味はそこそこでした。
夕食後は駅から北方向へと歩き、かなり広範囲で広告している「ホテルエトスイン博多」にチェックイン。このホテルはJRや新幹線からでも見えます。チェックイン後は少しだけ休憩したのちコンビニへ買い出しに出かけました。すぐにホテルへと戻り、トイレからは独立した浴室で入浴を済ませました。そしてしばらくテレビを観ていましたが、急に眠くなり21時頃に眠ってしまいました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR九州:筑肥線伊万里→山本25.7km踏破達成!
(参考:Wikipedia)