第399回('06) 青函トンネル・竜飛海底駅を見学&ケーブルカーを乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2006年6月22日~27日、『周遊きっぷ(札幌・道南ゾーン)』を使用して、5泊6日の日程で主に北海道を乗り鉄しました。
今回の乗り鉄で北海道の鉄道路線の乗りつぶしが完了しました。

今回は2日目後半の行程です。青函トンネル内にある竜飛海底駅を見学しました。
今回の日程 2006年6月23日(金) 【後半】 

青森1157(津軽線→海峡線・4003M特急『白鳥3号』)1245竜飛海底(徒歩)体験坑道1317(ケーブルカー)1324青函トンネル記念館1538(ケーブルカー)1545体験坑道(徒歩)竜飛海底1618(海峡線→江差線→函館本線・4015M特急『白鳥15号』)1733函館

【宿泊】
青森駅にて昼食を済ませた後は、青函トンネルの『竜飛海底駅・青函トンネル記念館見学コース【竜飛2コース(白鳥3号竜飛)】』に参加すべく、指定された列車である【津軽海峡線】の八戸発函館行きの特急『白鳥3号』に乗りました。『白鳥3号』はJR東日本持ちの列車で、国鉄形ですが『はつかり』時代に大幅にリニューアルされて面目を一新した485系3000番台の8連でした。私は『周遊きっぷ』のゾーン券使用なので3号車自由席に乗り込みましたが、青森で下車した乗客が多かったので難なく窓側席をゲットできました。この列車は青森を発車すると終点・函館までの停車駅は私が下車予定の竜飛海底駅のみでした。青森で乗車した客は意外と少なく、いくらか空席がある状況で青森を発車しました。また、青森からは進行方向が変わるので青森停車時に座席を回転させました。

列車は津軽線を北上しますが、単線のためスピードの乗りがイマイチでした。そして中小国を過ぎて新中小国信号場からは海峡線へと入り、高規格の線路を猛スピードで走ります。そして北海道新幹線開業時には新幹線駅が設置される予定の津軽今別駅を通過するといよいよ青函トンネルへと入りました。その後しばらくするとスピードが下がり、列車は竜飛海底駅に到着しました。2号車の扉しか開かないので私は2号車へ移動して下車しました。下車客はすべて海底駅見学整理券(旧・ゾーン539カード)を持っている見学客で、30人ほどいたと記憶しています。



イメージ 1竜飛海底駅にて。

下車するとすぐにJR北海道のガイドさん(60歳くらいの男性)に連絡誘導路へ続く通路へと誘導され、全員集合の上で拡声器での説明がありました。その後は連絡誘導路や避難所などを集団で歩き、ケーブルカーの体験坑道駅まで徒歩で移動しました。

しばらく歩くと鋼索斜坑にある体験坑道駅に到着し、ケーブルカー・青函トンネル竜飛斜坑線へ乗車して地上へ上がります。ケーブルカーの車両は『もぐら号』で、地下を走るケーブルカーらしい名称です。我々見学客は全員乗車し、ケーブルカーは体験坑道駅を発車しました。ケーブルカーは鋼索斜坑をそろりそろりと上昇し、1両が行ったり来たりする方式なので対向車両とすれ違うことなく7分間登り続け、終点の青函トンネル記念館駅に到着しました。これであっさりと青函トンネル竜飛斜坑線の乗りつぶしが完了しました。



イメージ 2青函トンネル記念館駅にて。

青函トンネル記念館駅は、駅名の通り青函トンネル記念館に併設されています。我々は一度ロビーに集められ、資料を貰い、さらに見学者であることを証明するバッジが貸し付けられ、我々はバッジを付けました。ガイドさんに「これからは自由行動の時間ですが、竜飛崎へ行きたい方は私についてきて下さい」と言われ、私をはじめ20人ほどがガイドさんについて行きました。記念館を出て行動を歩き、しばらく歩くと竜飛崎に着きました。ここでも昨年に訪問した北海道の襟裳岬と同様に曲を流せる装置があり、既にエンドレスで石川さゆりさんの「津軽海峡・冬景色」が流れていました。曲が大音響で流れる中、灯台や津軽海峡を眺めました。



イメージ 3

そしてガイドさんと別れて私は一度行ってみたかった国道339号線の「階段国道」へ。高台から国道に指定されている階段を下り、竜飛の漁村をしばし散策しました。



イメージ 4

その後は再び階段国道を上り、1時間少々で青函トンネル記念館まで戻りました。

まだ1時間近く時間があるので、その間に記念館を見学して、余った時間はロビーで休憩していました。しばらく待っているとガイドさんが点呼を始め、全員揃ったことを確認するとケーブルカーの青函トンネル記念館駅へ移動しました。そして再び『もぐら号』に乗り、今度はそろりそろりと鋼索斜坑を下って、体験坑道駅まで戻りました。到着前に右へ分岐する線路がありましたが、これがどこへ通じているのかは不明です…。

その後は連絡誘導路を歩き、避難所へ。付近には青函トンネル建設時などの資料が設置されていて、私はしばし資料に見入りました。そして乗車列車の到着が近づいてきたので、竜飛海底駅に移動しました。ここでガイドさんと別れましたが、お金を払っているとはいえ良くして下さったので、最後に一礼しました。そのあとは海底にあるホームでの待ち時間を過ごしましたが、ほどなくして函館行きの『白鳥15号』が到着しました。やはりJR東日本の485系3000番台8連でした。私は2号車の乗車口から乗車し、自由席へ入りましたが、何と満席だったので仕方なくデッキで移動時間を過ごすことにしました。

『白鳥15号』は青函トンネルを快走しますが、デッキは騒音がもの凄く、またドアは結露が凄くて外の景色が見えませんでした…。しかし、トンネル内なので外の景色は見えなくてもよいのですが、騒音は相当きつかったです…。そこで私は持参のMP3プレーヤーを取り出し、イヤホンを深く耳に装着し、トンネル内の騒音を軽減させようとしましたが、焼け石に水でした…。客室とデッキでこれほどまで環境が違うとは…。でも私はなぜか意地を張ってしまい、客室へ入ろうとはしませんでした…。
しかしながら、そうこうしているうちに青函トンネルを出て北海道へ入りました。そして木古内駅では5~6人が下車したので「もしや」と思い客室内へと入ると、うまい具合に2人分の席が空いていて、私はいともあっさりと窓側席(しかも津軽海峡側)をゲットできました! ここからは江差線へと入り、津軽線と同様に単線で速度が上がらないもどかしい運転が続きましたが、私は車窓風景を存分に楽しめました。列車が走り続けると次第に函館山が接近してきて、五稜郭からは市街地を走って終点の函館に到着しました。17時33分でした。



イメージ 5

函館駅にて。『白鳥』で運用されているJR東日本の485系3000番台です。

下車後は少し早いですが駅近くのホテルにチェックイン。その後は手ぶらで外出して塩ラーメンで有名な函館ラーメンのお店「鳳蘭」にて塩ラーメン定食を食べました。美味しかったです。



イメージ 6

食後はコンビニに寄ってからホテルへ戻り、入浴後はテレビを観ながら過ごし、22時頃に就寝しました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
青函トンネル記念館:青函トンネル竜飛斜坑線体験坑道~青函トンネル記念館778m(0.8km)踏破達成!
(参考:Wikipedia)