第373回('06) 四国へ。高徳線を乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2006年3月、週ごとに日勤と夜勤を繰り返していましたが、日勤の週の土曜日に四国へ出かけました。
『徳島・香川フリーきっぷ』を使用して、四国東部(徳島・香川)の乗りつぶしをコンプリートしました。

今回は主に午後の模様です。
今回の日程 2006年3月4日(土) 【後半】

徳島1229(牟岐線・551D)1303羽ノ浦1305(徒歩・牟岐線古庄支線の廃線跡)1330古庄駅跡1335(徒歩・廃線跡)1400羽ノ浦1409(牟岐線・4554D)1445徳島1526(高徳線・80D L特急『うずしお20号』)1635高松1647(高徳線・79D L特急『うずしお19号』)1757徳島1759(高徳→徳島線・471D)1811府中1820(徳島→高徳線・474D)1832徳島(徒歩)徳島駅前1845(徳島バス・高速バス『エディ号』)2003高速舞子(徒歩)舞子2009(JR神戸線・821T快速)2033加古川

【帰宅】
高松から土讃線と徳島線経由(阿波池田回り)で徳島駅までやって来ました。ここからは『徳島・香川フリーきっぷ』のエリア外となる牟岐線の551D普通列車(キハ47形2連)に乗りました。車内は学生が多かったですが、私はボックス席の進行方向窓側を取れました。列車は牟岐線の各駅に停車しながら進み、やがて田園風景へと変わっていきました。そして34分の乗車で目的地である羽ノ浦駅に到着し、私は下車しました。私は女性駅員に『徳島・香川フリーきっぷ』を提示し、350円の乗り越し料金を払いましたが、あまり愛想がよくなかったです。

羽ノ浦駅からは、当初は阿南鉄道線として開通して牟岐線貨物支線として1961年に役目を終えて廃止となった羽ノ浦~古庄の牟岐線古庄支線の廃線跡を辿りました。この廃線跡はほぼ全線にわたり道路へと転用されていてそのまま古庄駅跡まで辿ることができましたが、逆に遺構は橋梁部分にのみしか見られなかったはずです…。また、古庄駅跡も広い空間に面影を感じられただけでした。



イメージ 1古庄駅跡にて。広い用地は駐車場などに転用されました。


私は55分かけて古庄駅跡までを往復し、羽ノ浦駅に戻りました。そして駅の券売機で徳島までの乗車券を買い、改札を通りましたが、先程と同じ女性駅員は見て見ぬふりでした。JR四国では入場時、乗車券にスタンプを押さないのでしょうか?と思っていたら、私の次にきっぷを買っていた乗客にはスタンプを押していました! この女性駅員は人を選ぶのでしょうか?自分の好みで改札を判断するのだとしたら、公私混同も甚だしいです!客商売失格です!! 赤字会社であれば、まず接客態度を何とかしなければなりません。

そしてイライラしたまま牟岐線の穴吹行き上り列車(4554D。1000形単行)に乗りましたが、乗客が多く、私は疲れていたのでロングシートに腰掛けて居眠りしながら徳島駅まで戻り、無事に下車できました。時間の経過でイライラは収まりました。



イメージ 2徳島駅にて。牟岐線で乗車した1000形気動車です。2005年にはじまった四国アイランドリーグのヘッドマーク付きです。


徳島駅からは、高徳線を乗りつぶすべくL特急『うずしお20号』に乗車しました。2000系3連で、自由席の窓側席に座りましたが、発車時点では窓側席がほぼ埋まりました。さすがに高徳線は需要が大きいです。
列車は定刻に徳島を発車し、吉野川を渡って平野部を走ります。池谷で鳴門線が分かれると右側に山並みを見ながら進み、板野を過ぎると山越え区間へと入りました。阿波大宮を過ぎると短いトンネルが連続し、合間からは播磨灘を望めましたが、対岸の加古川市は見えませんでした…。列車は徳島県から香川県へと入り、ローカルな風景の中を西へ進みます。志度からは琴電志度線が並走し、右手に五剣山(八栗山)や屋島が見えてきます。車窓は農村地帯から住宅地へと変わり、やがて市街地へと入ると高松市街を半周する形で時計回りに走り、やがて予讃線と合流すると終点の高松に着きました。これで一周乗車ができました。



イメージ 3高松駅にて。特急『うずしお』(N2000系気動車)です。復路で乗車しました。


本来ならば、ここで四国乗り鉄を終えて快速『マリンライナー』と新幹線で帰るのですが、今回はもう一度高徳線に乗って徳島まで往復することにしました。今度はN2000系3連の『うずしお19号』に乗りました。自由席の窓側席に座りましたが、やはり窓側席が埋まっていました。そして先程見た景色を再び眺めながら徳島駅まで戻りました。2000系とN2000系の乗り心地の違いは分かりませんでした…。

そして徳島駅からは、昼頃に徳島線に乗った時、一部車窓風景が見られなかった区間のリベンジをしようと徳島線の普通列車・阿波池田行きに乗車しました。1000形の3両編成で、車内は高校生で混雑していました。私は左側ドア脇で車窓風景を眺めることにしました。列車は定刻に徳島を発車しましたが、既に日没は過ぎていて、徐々に暗くなりつつありました。眉山は何とか望め、鮎喰川も何とか見ることができてリベンジは成功しました。そして難読駅名の府中(こう)駅で下車し、9分後に発車する徳島行き列車(1000形2両編成)に乗って徳島駅まで戻りましたが、もう外は真っ暗になっていました。ちなみにこの列車は比較的空いていて、私はロングシートに腰掛けて終点の徳島まで戻りました。

徳島駅ではこの日はじめて改札を出て、駅前にあるバスチケット発売所へ。高速舞子までのチケットを購入しました。今回は鉄道ではなく高速バスで帰ることにしました。そして私が乗ったのが学園都市行き(学園都市は神戸市西区にあります)の高速バス『エディ号』(徳島バス。神戸山陽バスと共同運行)で、乗客は10人もいませんでした。おかげで快適に過ごせましたが、この路線の将来が心配になりました。案の定、その後に廃止となりました…。
バスは暗闇の中を走り、2013年4月13日の地震で大きな被害が出た淡路島を通り、明石海峡大橋を渡って高速舞子バスストップに到着しました。大半の乗客が下車し、学園都市へ向かう乗客は僅かでした…。

バスを下車した後はエスカレーターを下りJRの舞子駅へ。JR神戸線の快速電車(221系8連)に乗って加古川まで戻りました。運よく空席があったので通路側の席に座り、大久保で窓側席の客が下車したので私は窓側席へ移動しました。

加古川駅にて下車後は、とっとと帰宅の途につきました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR四国:高徳線池谷~栗林59.9km踏破達成!


今回新たに訪問した廃線跡

路線名区間備考
日本国有鉄道:牟岐線古庄支線羽ノ浦~古庄(2.1km)1961年廃止
(参考:Wikipedia)