津軽鉄道線(青森県五所川原市~中泊町。2006年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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津軽五所川原駅にて。津軽21形気動車です。
沿線出身の作家・太宰治氏の作品にちなんで『走れメロス号』の愛称が付けられています。

 

今回は、立佞武多で有名な青森県・五所川原市から津軽半島中央部を北へ走り、小説家・太宰治氏の出身地である旧・金木町を通って津軽平野北部の中泊町へ至るローカル私鉄路線、
津軽鉄道線を簡単に紹介します。

 

尚、冬期は『ストーブ列車』が運転されていますが、私の訪問時が5月だったために『ストーブ列車』の写真が一切ありません。ご了承下さい。


 

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(Yahoo!地図を使用)

 

路線名  区間  営業キロ  備考 
津軽鉄道:津軽鉄道線  津軽五所川原~津軽中里  20.7km  全線単線・非電化 
軌間1,067mm。  

  

踏破達成時・撮影時   2006年5月

  

  

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起点駅である津軽五所川原駅は、JR五所川原駅の北側に位置しています。
古い駅舎が今も使用されています。
尚、駅舎とホームはJRと分離されていますが、跨線橋はJRと共用しています。


 

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津軽五所川原駅は単式ホーム1面1線の構造ですが、昔は島式ホームだったようです。
反対側(写真右側)のホームは使用されていません。
また、使用されていないホームのさらに右側には、車両基地の津軽五所川原機関区があります。

 

津軽五所川原を発車するとすぐに緩やかに右へカーブし、左へカーブする五能線と分かれます。住宅地を走りますが、旧十川を渡って十川駅を過ぎると田園風景へと変わり、東へ進みます。津軽自動車道をアンダーパスした後に左カーブしながら五農校前に停車し、その後は北へ針路を変えて、右手に丘陵地帯を見ながら津軽平野の田園風景の中を走り、津軽飯詰に着きます。


 

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津軽飯詰付近にて。西側後方に岩木山を望みながら田園地帯を走ります。

 

津軽飯詰を過ぎると次第に丘陵地へと入ってゆき、時には切り通しも走りながら毘沙門(びしゃもん)、嘉瀬と北上します。
嘉瀬を発車後は左へカーブして、再び広大な田園風景の中を走ります。やがて右へカーブして住宅地が見えてくると金木に到着します。


 

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金木駅にて。津軽鉄道線の中で唯一列車交換が可能な運転上の拠点駅です。
旧・金木町(現在は五所川原市)の中心駅でもあります。
また、太宰治氏の生家は現在、太宰治記念館「斜陽館」になっていて、入館もできます(有料)。金木駅より徒歩7分です。

 

金木を発車すると住宅地の中を左へカーブし、しばらくすると芦野公園に着きます。芦野公園を発車後は右へカーブして田園地帯を北上し、川倉を過ぎると青森県・五所川原市から中泊町へと変わり、大沢内に着きます。


 

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大沢内を発車後は田園地帯を走りつつ国道339号線をアンダーパスし、深郷田(ふこうだ)辺りからは右側に丘陵が迫る中、左手の農地越しに住宅地を見て北上します。やがて宮野沢川を渡ると平地へ出て市街地へと入り、終点の津軽中里に到着します。


 

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津軽中里駅にて。単式ホーム1面1線ですが、東側には機回し線や車庫があります。
駅舎への出入り口シャッターの上部には「本州最北の民鉄」と書かれています。


 

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津軽中里駅の駅舎はスーパーと併設されていましたが、写真の「スーパーストア ジュニア」は2008年に閉店し、現在は物産販売施設などを備えた施設「駅ナカにぎわい空間」がテナントとして入っています。
「スーパーストア ジュニア」の前には「コープ」が入居していました。

  

  
乗り鉄の注意点  

全区間にわたり概ね1~2時間に1本の割合で運転されています。基本的に普通列車中心の運行形態ですが、朝と夜間には準急列車が数本設定されています。また、冬期に運転される『ストーブ列車』は毘沙門駅を通過します。
運転区間について、津軽五所川原~津軽中里の通し運転がメインですが、一部は金木~津軽中里の区間運転です。

 

ちなみに、『ストーブ列車』に乗車するには運賃の他にストーブ列車料金300円が必要です。尚、『ストーブ列車』には料金不要のディーゼル車両が津軽五所川原寄りに連結されています。
また、津軽五所川原駅でのJR五能線列車との接続はある程度考慮されていますが、長時間待たされる場合もあるので、しっかりと行程を組んでからのご訪問をお勧めします。

 

使用車両は『走れメロス号』の津軽21形が中心で、『ストーブ列車』は車内にダルマストーブを設置している客車(オハフ33系とオハ46系)です。

 

津軽五所川原~津軽中里の普通列車での所要時間は、概ね40分弱です。

  

  
のりかえ  

乗換駅  乗換路線 
津軽五所川原駅  JR東日本:五能線 (五所川原駅) 
  
(参考:津軽鉄道のHP、Wikipedia)