第315回 『ごめん・なはり線』と土佐電鉄後免線を乗りつぶし。 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…

2005年2月5日、日帰りで四国は徳島県、高知県方面へ。

JR四国が発売する『徳島・室戸・高知きっぷ』を使用して、徳島から太平洋沿岸の路線(一部はバス路線)を乗り継いで高知まで乗り鉄しました。
今回の日程 2005年2月5日(土) 【後半】

奈半利1404(土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線 4839D快速)1458後免(徒歩)1525後免町(土佐電気鉄道後免線)1558はりまや橋(徒歩)高知1701(土讃→予讃→本四備讃→宇野線・54D L特急 南風24号)1927岡山1937(山陽新幹線・のぞみ78号)1958姫路2005(JR神戸線・836T)2019加古川

【帰宅】
徳島から牟岐線→阿佐海岸鉄道→高知東部交通バスを乗り継いで奈半利駅までやって来ました。



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奈半利駅にて。『アンパンマン』のやなせたかしさん(高知県出身)デザインの
『なは りこちゃん』が出迎えてくれました。

そして奈半利駅からは土佐くろしお鉄道の阿佐線【愛称:ごめん・なはり線】に乗って高知方面を目指します。まずは3階の高架ホーム横にある改札口へ。『徳島・室戸・高知きっぷ』を提示してホームへ行くと、すでに高知行きの快速列車が入線していましたが、どこかで見たことのある車両でした。その車両はJR四国の1000形気動車で、土佐くろしお鉄道の気動車を期待していたので相当がっかりしました…。私は何とか海側のボックス席を確保しました。乗客は7~8人と少なかったですが、海部から一緒のルートで移動してきたファン2名もこの列車に乗っていました。



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奈半利駅にて。今回はJR四国の1000形に乗車しました。

列車は定刻に奈半利を発車し、雄大な太平洋の景色を眺めながら高速で駆け抜けます。旧・日本鉄道建設公団によって建設された路線らしく高架橋やトンネルが多いです。阪神タイガースのキャンプ地として有名な安芸では乗客が14~15人にまでなり、ここから快速運転になります。廃止された土佐電気鉄道安芸線の廃線跡の用地を利用した区間も走り、一気に高知を目指します。そして太平洋と別れて内陸へと入り、後免町駅に着きました。景色を眺めると駅前には土佐電気鉄道後免線の後免町駅が見えました。後免町駅を発車するとすぐにJRの土讃線と合流して後免に到着。これを以って【ごめん・なはり線】の踏破が達成できました! 尚、後免駅の読みは「ごめん」で、謝罪の言葉と間違えてしまいそうですw



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後免駅にて。こちらでは『ごめん えきお君』が出迎えてくれました。

列車はこのまま高知駅まで直通しますが、私は後免駅で下車し、土電の後免線を踏破するために後免町駅まで戻ることにしました。しかし、次の列車まで30近く待つ必要があり、そこまで待てない「いらち」の私は改札を出て徒歩で後免町駅まで移動することにしました。しかし前半に少し道に迷ってしまい、後免町駅まで20分ほどを要してしまいました…。駅前には超低床車の「ハートラム」型の構造物に覆われた自動販売機がありました。



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後免町電停にて。『ハートラム』のツーショットですw

そして後免町電停からは土電後免線を乗りつぶします。車両は自動販売機と同じ100形「ハートラム」で、たった1編成しかないのでラッキーでした。私は中間車のクロスシートに着席しましたが乗客は3~4人と少なかったです。
電車は後免町駅を発車し、まずは市街地を走りました。住吉通を過ぎると路面電車では珍しい田園風景の中を走り、その後は小さい山を避けながら走って行きます。やがて沿線風景は住宅地から市街地へと変わり、乗客も20人ほどにまで増えました。そして市街地へ入ると大通りの中央を走るようになり、後免町電停から33分で桟橋線との乗換駅であるはりまや橋電停に到着し、私は下車しました。この時点で私は土電の乗りつぶしが完了しました。尚、当時のはりまや橋駅・伊野方面ホームは交差点の東側にありましたが、この2005年の4月にはホームが西側へ移設されました。一方、私が下車した旧ホームはそのままデンテツターミナルビル前電停の伊野方面ホームへ転用されましたが、それまでのデンテツターミナルビル前電停は後免方面だけにしかホームのない電停でした。なので2003年には後免線の後免町方面電車に乗って、はりまや橋→デンテツターミナルビル前を踏破していましたが、今回は逆方向に乗車したため、はりまや橋まで乗って初めて踏破達成としました。

はりまや橋電停からは桟橋線には乗り換えずに、「日本三大がっかり」の一つである播磨屋橋を見てから、徒歩で高知駅まで移動しました。10分少々の道のりでした。

高知駅到着時点で既に16時15分頃。そろそろ帰宅するとします。『徳島・室戸・高知きっぷ』を購入した時に、徳島まで土讃線~徳島線ルートの特急を乗り継いで2000円台で戻れる『付属きっぷ』との引換券も付いていましたが、これを使うとまだ未踏破の徳島線が時間的に夜間乗車となり、徳島で高速バスに乗り換えるのが面倒くさいので、私はストレートに岡山経由で帰るルートを選択し、『みどりの窓口』で加古川までのきっぷ・特急券を購入しました。今回もいつものように自由席にしたので早めにホームへ向かい、列の先頭で並びました。しばらく待っていると宿毛からやって来た『南風24号』岡山行きが入線してきました。2000系4連『アンパンマン列車』でした。自由席はガラガラだったので私は窓側席に座りましたが、発車時点では半数以上の席が埋まりました。



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高知駅にて。当時はキハ58系も活躍していました。

高知を発車してしばらくの間は車窓風景を眺めていましたが、土佐山田を過ぎて山間部へ入ると急速に暗くなったので景色を眺めるのは諦めて、高知駅の売店で買った弁当「土佐のかつおごはん」(駅弁ではない)を食べました。食後は急速に眠くなり、大歩危を過ぎた辺りで眠ってしまいました…。そして目が覚めたのは宇多津発車直後で、その後は瀬戸内海や岡山県沿線の夜景を眺めながら岡山駅までの移動時間を過ごしました。

そして岡山では山陽新幹線の『のぞみ78号』(700系B編成16連)へ乗り継ぎ、ガラガラの自由席E席に座って姫路まで移動しました。在来線だと1時間20分以上を要するだけに、わずか21分間で岡山から姫路まで移動できるのにはいつも驚きます。
最後は姫路からJR神戸線の快速(221系8連)に乗って加古川まで乗車。加古川到着は20時19分で、下車後は家路を急ぎました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
土佐くろしお鉄道:阿佐線【ごめん・なはり線】奈半利→後免42.7km踏破達成!
土佐電気鉄道:後免線後免町→デンテツターミナルビル前10.8km踏破達成!
(参考:Wikipedia)