第308回 スカ色113系・内房線で浜金谷へ。鋸山ロープウェー乗車 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2004年12月26日~2005年1月2日、6泊(うち車内で2泊)7日の日程で関東地方へ。
千葉県や北関東を中心に乗り鉄を楽しみました。

今回は、第5日目(12/31)・大晦日の午前中の内容を中心に紹介いたします。
今回の日程 12月31日(金) 【その1】

中野坂上624(東京メトロ丸ノ内線)647東京652(総武快速線・511F快速)735千葉747(外房→内房線・139M)924浜金谷(徒歩)鋸山山麓945(鋸山ロープウェー)949鋸山山頂1015(ロープウェー)1019鋸山山麓(徒歩)金谷港1105(東京湾フェリー)1143久里浜港(徒歩)東京湾フェリー1149(京急バス)1157京急久里浜駅(徒歩)京急久里浜

【その2へ続く】
この日は2日前と同じく5時半頃に起床し、朝食後の6時10分頃に父親の単身赴任先のアパートを出発して、最寄りの中野坂上駅から東京メトロ丸ノ内線の電車(02系6連)に乗って東京駅まで移動しました。大晦日だからか乗客は少なかったです。

そして東京駅では、こちらも2日前と同じく地下ホームから発車する総武快速線に乗り換えました。『北海道&東日本パス』で入場し、今回も千葉行き快速電車に乗りましたが、この日は土休日ダイヤで、平日ダイヤですとE217系15連なのですが、この日は基本編成のみの短い11連でした。また、前回はグリーン車に乗ったのですが、今回は普通車の先頭車両へ。ガラガラだったのでボックス席を独占できました。そして、今回は2日前と反対側の車窓風景を眺めて千葉までの移動時間を楽しみました。

千葉では今回も内房線の普通電車に乗り継ぎました。館山行きの139Mはスカ色113系の4連×2で、やはり車内はガラガラだったので、私は空いているボックス席に座りましたが、発車直前には半分以上の席が埋まりました。
千葉から君津までは、2日前に見た風景を再び眺めました。雨だった2日前よりも視界は良かったですが、この日は曇り空でした。そして単線区間になる君津からは初乗車区間へ。車窓風景は住宅地から山がちな農村部へと変わってゆき、上総湊付近からは右側車窓に東京湾を望むことができました。しかし、悪天候のため海の向こうには見えるはずの三浦半島を望めませんでした。列車は産地が海に迫る険しい場所を走り、千葉から1時間37分のの乗車で浜金谷に到着。私は下車しました。



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浜金谷駅にて。当時はまだスカ色113系がバリバリで活躍していました。

浜金谷駅からは集落を南へ歩き、10分少々で鋸山ロープウェーの鋸山(のこぎりやま)山麓駅に着きました。すぐさまチケットを購入し、改札が始まると、いの一番にホームへ急ぎました。そしてホームでスカイライナー色の搬器(鋸山ロープウェーは京成グループです)を撮影していると、業者のような人が「記念撮影いかがですか?」と尋ねてきました。私は一番乗りで改札を通って機嫌が良かったのか、「はい」と応じてしまい、業者は私と搬器の写真を撮影しました…。
その後は搬器の山麓方に乗車しました。乗客は5人程度と少なかったです。大晦日に観光する人はそんなに多くはないことを実感しました。

ロープウェーは鋸山山麓駅を発車し、ぐんぐんと山の斜面を上昇します。三浦半島が見えませんでしたが、天候が悪かったのが残念でした…。そして4分の乗車で鋸山山頂駅に到着。



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東京湾を背景に、鋸山ロープウェーの離合場面です。
尚、搬器はつい2日前の2012年12月21日に新型の搬器に交換されました。

下車後は東京湾を展望したあと、少しだけ周囲を散策しましたが、時間の関係で大仏も存在する「鋸山 日本寺」には寄れず、鋸山山頂駅へと戻って、再びロープウェーに乗って下山しました。
そしてロープウェーを下車して出口へ進むと、通路には多数の写真を貼り付けたボードが…。係員が「記念写真ができました。1枚1,000円です。」と我々乗客にアピールしていました。この時、2年前に嵯峨野観光鉄道で同じような手に引っ掛かったのを思い出して、「しまった!」と思いましたが、後の祭りでした…orz 私を撮った写真も見事にボードに飾られていました…。自分の写真が廃棄されるのが嫌なので、今回も1,000円を出して買ってしまいました…。前回も書きましたが、業者は「撮影は同意のもと。要らなかったら買わなければ良い。」などと主張するでしょうし、この行為自体は違法ではないのでしょうが、有料であることを言わずに写真を撮るのは、いかにも不親切すぎます。私はこの時にようやく目が覚めて、以後は観光地で同じような業者を見かけた時は一切拒否しています。近年はデジカメの普及や他の観光客の意識が高まったこともあってか、この手の業者を見る機会は減りましたが、中には写真撮影時に有料であることを知らせる業者も現れたようで、少しは改善されてきていると思います。

モヤモヤした状態で鋸山山麓駅を後にして、金谷の集落を北へ歩きました。しかし、今度は浜金谷駅へは戻らずに、駅の北側、国道127号線より海側にある東京湾フェリーの金谷港へと向かいました。この日は房総半島を一周することも考えましたが、今回は少しでも東京都や神奈川県の私鉄路線を乗りつぶしたかったので房総半島一周は諦めて、東京湾フェリーで対岸の神奈川県横須賀市・久里浜へと移動することにしました。フェリーターミナルに到着後は、片道の乗船券を求めましたが、運賃が500円と、いつもながら船の運賃の安さには驚かされます。
しばらくターミナル内で待ってからの乗船となりました。私が乗船したのは「くりはま丸」でした。船には多くの車が入って来ましたが、当時は東京湾アクアラインの通行料金が高かったのか、フェリーの利用客が多かったです。そして、鉄道など他の交通機関と比べてはるかにゆとりのある客室には多くの乗客が乗り込みました。私は窓側の席を確保し、東京湾の眺めを楽しむことにしました。

フェリーは11時05分に金谷港を出航し、東京湾の浦賀水道を西北西へと進みます。悪天候で視界が悪く、遠くまで望めませんでした。千葉県側の金谷港も見えなくなりました。また、せっかくなのでデッキへ出て、潮風を受けてみましたが、ただ寒かっただけです。また、複数の子供たちがカモメにえさをやっていましたが、その大半をトンビが横取りしていました。カモメよりトンビの方が強いのですね。この鳥たちはずっとフェリーについて来ました。また、久里浜港から金谷港へと向かうフェリーともすれ違いました。



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道中では、金谷港へ向かう「かなや丸」とすれ違いました。

寒かったので客室へと戻り、しばらく外を眺めていると、次第に三浦半島の景色が大きくなってきました。そして金谷港から38分の乗船で神奈川県側の久里浜港に到着。定刻より3分遅れました。
下船した後は、フェリーターミナルから京急久里浜駅へと向かう京急バスに乗車しました。フェリーから乗り継いだ乗客で満員になっていて、私は座れませんでした。バスは久里浜の市街地を走り、8分の乗車で京急久里浜駅に到着しました。バスで座れないと結構しんどいのですが、今回はすぐに解放されたので助かりました…。



イメージ 4

久里浜港にて。京急バスに乗り換えて京急久里浜駅へ向かいました。

バスを降りた後は、駅前にある「松屋」にて腹ごしらえ。午後からも乗り鉄するので、ここで態勢を整えました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR東日本:内房線君津→浜金谷24.7km
鋸山ロープウェー 鋸山山麓駅~鋸山山頂駅 680m
(参考:Wikipedia)