第299回 自動車で徳島へ。廃線跡と太龍寺ロープウェイを訪問。 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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またまた西日本への旅です。
2004年12月11日、今回は高速バスではなくマイカーで徳島県へ。
日帰りで廃線跡訪問やロープウェイ乗車を楽しみました。

ちなみに、2004年は9月から4ヶ月連続で四国を訪問したことになりました。
今回の日程 2004年12月11日(土) 〔全て自動車で移動〕

自宅840(加古川バイパス→第二神明道路→神戸淡路鳴門自動車道→一般道)1100小松島線の廃線跡1120(一般道)鷲の里1220(太龍寺ロープウェイ)1230太龍寺1300(ロープウェイ)1310鷲の里(一般道)1510眉山リフトの廃線跡1525(一般道→神戸淡路鳴門道<淡路島内は一般道>→第二神明→加古川バイパス)1845自宅

【帰宅】
この日は7時頃に起床し、8時40分頃に自宅を出発。今回は訪問先が鉄道駅から離れていることもあり、公共交通機関ではなくマイカー利用です。
まずは加古川バイパスに乗り、第二神明道路へ。当時はETCを付けてなかったのでいちいち料金所で通行料を払っていました。そして伊川谷ジャンクション(JCT)から阪神高速道路北神戸線→第二神明北線と通り、ややこしい構造の垂水JCTからはいよいよ神戸淡路鳴門自動車道へと入りました。トンネルを抜けると、以前に高速バスを乗降した高速舞子バスストップを通過していよいよ明石海峡大橋を渡ります。今回は一番左の車線から明石海峡の風景を眺めますが、運転席からは見づらかったです…。また、橋の途中で車を停められないのが残念です…。その後は橋を渡り終えてすぐの淡路SAへと入り、そこから明石海峡や神戸市内の景色を眺めました。

淡路SAを出てからは淡路島内をひたすら走り、次は大鳴門橋です。横風が強くて少し怖かったですが、こちらでも走行車線を走りました。しかし、やはり運転席からでは「うずしお」を見ることができませんでした…。そして1ヶ月ぶりとなる四国へ上陸し、鳴門インターチェンジ(IC)で高速を降りました。その後は国道11号線を南下しましたが、交通量が多くてなかなか進めませんでした。やがて吉野川を渡り終えて徳島市街へ入ると、どこかの交差点で左折して(忘れてしまいました…)、元は有料道路の末広道路を通って国道より海側を通る旧国道で小松島市へ入り、旧・小松島サティだったと思われる「キョーエイ」に着きました。ここで飲料を購入し、店の裏を通る小松島線の廃線跡へ。10月は撮影できなかった中継信号機を撮影できました。



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その後は小松島港へ車で移動し、こちらも前回撮り逃した小松島港仮乗降場跡を撮影しました。



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これで満足した私は、再び車を走らせて徳島県内を南下。阿南市へと入り、国道55号線をひた走りました。そして橘地区から内陸へ向かう国道195号を進み、山間部の那賀町へ。今度は太龍寺ロープウェイを乗るべく、山麓にある鷲の里駅まで行きました。ちなみにこの太龍寺ロープウェイは、9月に乗車した八栗ケーブルと同じ四国ケーブルの路線です。

鷲の里駅ではチケットを購入し、早速ロープウェイに乗車しました。そしてすぐに発車し、那賀川を渡って山を登って行きました。このロープウェイは全長2,775mで、西日本最長スケールです。しかも山を登りきった後は下りに転じる、交走式のロープウェイでは珍しい線形なのも特徴です。



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このロープウェイに10分間乗り続け、山頂駅に相当する太龍寺駅に着きました。そして、9月の八栗寺は拝観できなかったこともあり、今回はちゃんと(?)、太龍寺を拝観しましたが、太龍寺はロープウェイを使わなければ登山しなければ拝観できませんね…。お遍路さんはどのようにして太龍寺まで登っているのでしょうか?



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拝観後は行きと同じくロープウェイで下山し、鷲の里駅舎内にある売店で家族と親戚へお土産の「柚子…(忘れました)」を買いましたが、自宅へ帰って製造者を見ると、何と高知県のメーカー…orz 土産物は地元名産を求める傾向が強い私にとっては大失態でした…。お土産を買うときは要注意です。

太龍寺ロープウェイをあとにして、今度は那賀川左岸の県道19号線を北東へ進みますが、これが凄まじい狭路で、対向車とのすれ違いには苦労しました。景色は素晴らしかったですが、二度と運転したくない道ですね…。今は道路改良が進んでいるようですが。
そして広くて快適な国道55号線へ出ると、急にお腹が減ってきました。飲食店を探しながら進んでいると、小松島市内の対向車線側に「マクドナルド」を発見! 早速次の交差点でUターンして、遅めの昼食を済ませました。郊外型のロードサイド店へ簡単にアクセスできるのがマイカーのメリットですが、このような車ありきの社会は何とか改善してほしいものです…。

昼食後は再びUターンして国道55号線を北上。大野橋北詰の信号を左折して、牟岐線の文化の森駅の下をくぐった後に右折し、牟岐線と並行する県道へ入りました。そして二軒屋駅北側の信号を左折して国道438号線を少しだけ進むと、標識に従って右折して眉山方面へと進みました。眉山パークウエイのはじめは住宅地を登りましたが、やがて本格的なドライブウェイのような道路へと変わり、数分間上り続けると駐車場があり、ここが終点でした。私はここに駐車して、眉山ロープウェイの山頂駅へ行きました。そして、前回は調査できなかった「眉山リフト(既に廃止)」の廃線跡を調査しました(電子国土の地図に路線の表示が残っています)。遺構は西側の乗り場に残っていて、少なからず収穫がある調査となりました。しかし、索道は空中を通るので道中の遺構が少なくて現役時を偲ぶことが難しいのが残念です。その支柱も撤去されたと思われますが、もしかしたら基礎が残っているかもしれませんね。



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眉山リフトの調査を終えた後は、そのまま眉山パークウエイで下山して、眉山ロープウェイの山麓駅(阿波おどり会館)前を通って徳島駅前を通り、その後は国道192号→国道11号と、高速バスと同じルートを通りました。国道11号線は「神戸」や「大阪」、「なにわ」ナンバーの車が多く走っていました。そして鳴門ICから神戸淡路鳴門道へ入りますが、当時は高速料金が高かったので、大鳴門橋を渡ってすぐの淡路島南ICにて下車。夕方の時間帯なので島の西岸を走る「淡路サンセットライン」を通って夕日を見ようと思いましたが、道路の入口に警備員が。どうやら台風23号?の被害で通行止めになったそうで、確かに2004年は大型台風が多数襲来して被害も出ていると聞きましたが、まさか自分が通ろうとしている道が…。仕方ないので、高速に並行している内陸の道路へ迂回して三原へ。そして五色町辺りでようやく海岸へ出ましたが、時すでに遅し…。もう日没が過ぎていました…orz 結局、暗くなる一方の道を北上しただけとなりました…。

もう一般道も疲れたので、北淡ICから再び神戸淡路鳴門道へ。淡路SAにてライトアップされた大橋や神戸市垂水区の夜景を見てから明石海峡大橋を渡り、垂水JCTでは空いている姫路方面への料金所を通って、最後は往路と同じルートで帰宅しました。18時45分頃に到着しました。
長時間の運転は楽しかったですが疲れました。やはり列車の旅が一番ですねw

(つづく)

今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
太龍寺ロープウェイ 鷲の里~太龍寺 2,775m


今回新たに訪問した廃線跡

路線名区間備考
眉山リフト(東乗場)~(西乗場)19XX年廃止

(参考:四国ケーブルのHP、Wikipedia)