第294回 九州乗り鉄もクライマックス。別府から帰宅 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回のつづき…

2004年9月23日~27日の間、『周遊きっぷ(九州ゾーン)』を使用して、
4泊5日の行程で九州へ乗り鉄旅行に出かけました。

最終5日目は大分県別府市へ。
ラクテンチにあるケーブルカーに乗った後は。特急『ソニック』と山陽新幹線を乗り継いで帰宅しました。
今回の日程 2004年9月27日(月) 【後半】

ラクテンチ上1108(別府ラクテンチケーブル線)1111ラクテン下1118(タクシー)1124別府駅西口(徒歩)別府1128(日豊本線・3011M L特急『ソニック11号』)1138大分1242(日豊→鹿児島本線・3028M L特急『ソニック28号』)1458博多1535(山陽新幹線・ひかりレールスター372号)1749姫路1753(山陽本線・808T)1808加古川

【帰宅】
別府市の別府ラクテンチケーブル線に乗ってラクテンチ上駅(正式名称は乙原駅)に到着後は駅を出て遊園地・ワンダーラクテンチ(現・ラクテンチ。旧・ケーブルラクテンチ)内へ。やはり平日なのでお客は少なかったです。そして私は吊橋を渡り、園内北側から志高ユートピアへ向けて出ていて、1998年に廃止されたリフトの遺構を探しましたが、山中で自然に還りつつある路線跡は確認できました。また、このリフトは途中で2度方向転換する特殊なものだったそうです。しかし、駅部は施設が撤去されていましたが、どうやら「北ゲート」の屋上に乗場があったようです。



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リフトの遺構を発見できましたが、本当は現役時に乗りたかったです…。

一応の収穫があったので、私は遊具には一切乗らずにラクテンチ上駅へ。今度は黄色の車両に乗って下山しました。乗客は2名だけでした。そして別府の街並みを見ながら下山し、ラクテンチ下駅(正式名称は雲泉寺駅)に着きました。ホームから駅舎へ入ると土産売場に着きました。山麓駅では下車後に土産売場へ誘導するように通路を設定するのは一部のケーブルカーや多くのロープウェイに見られますが、私はまんまと引っ掛かって(?)、店員がお勧めしてきた、大分名物の柑橘類である「かぼす」を使った「かぼすジュース」を買いましたw しかし、勧められただけあって、これが美味しかったです。



イメージ 2

ケーブルカーで下る時は別府の街並みを一望できました。

そしてワンダーラクテンチを後にしようとしましたが、別府ロープウェイからの移動中に途中のバス停からワンダーラクテンチまで1kmほど歩いたこと、さらにワンダーラクテンチ内でも歩き続けたので疲れてしまいました。別府湾の方まで一直線に道路が延びていて、日豊本線の高架橋も見えるのでそう遠くは感じませんでしたが、別府駅まで歩く気がなくなってしまいました…。しんどいなぁ~と思っていると、丁度どこからかタクシーがやって来て、ワンダーラクテンチへ向かう客を降ろしていました。その後は空車になるはずで、私はすかさずタクシーまで歩み寄り、「別府駅までいいですか?」と問うと、運転手は快諾してくれました。そしてタクシーに乗り、約6分で別府駅西口に到着し、出費は伴いましたが、楽に別府駅まで戻ることができました。実は私、乗り鉄でタクシーを使うのは今回が初めてです。当初、タクシー利用は邪道であると思っていましたが、今回の疲労感で背に腹はかえられない状況になり、止むを得ずタクシー利用を解禁しました。しかし、以後は何度か乗り鉄時にタクシーを使うことになるのですが…。

別府駅からは日豊本線の特急『ソニック11号』大分行きに乗りました。883系の7連で、ガラガラの自由席に座りました。別大マラソンで見る高崎山付近の別府湾を見ながら走り、わずか10分の乗車で終点の大分に到着しました。

大分駅では改札外へ。駅前の大通り沿いにある「マクドナルド」で昼食を済ませ、駅に戻ってお土産を買ってから再び改札内へ。今度は上りの特急『ソニック28号』に乗車しました。車両は今回も883系7連で、私はガラガラの自由席は窓側席に座りました。座席は某キャラクターにそっくりな感じの造りでしたが、あくまでこれはオリジナルのデザインなのでしょうw さらに883系の愛称が『ワンダーランドエクスプレス』なのも気になりましたが、すぐに忘れてしまいましたw



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大分駅にて。883系の特急『ソニック』です。

列車は定刻に大分を発車し、早くも大分を後にしました。今回、私は昼食とお土産のために大分市へ来たようなものでしたw そして往路でも見た景色を復路でも眺めながら特急での長時間移動を楽しみました。また、『ソニック28号』は速達タイプではなく近鉄で例えると『乙特急』タイプの列車なので、多くの駅に停車しました。停車駅ごとに自由席の乗客が増え、大分県から福岡県へ入り、行橋を発車した時点で8割方の座席が埋まりました。そして小倉ではスイッチバックをするので座席を転換し、鹿児島本線をラストスパートしましたが、北九州市内の戸畑、黒崎、折尾でも乗車が多く、座席はほぼ埋まりました。福岡市内へ入って香椎に停車しましたが、下車は僅かでほぼ満席のまま終点の博多に到着しました。私は2時間以上の乗車で大分(だいぶん。「おおいた」ではない)楽になりました。

博多到着後は改札外へ出ましたが、この時点で『周遊きっぷ』の『ゾーン券』を使い終えることにしました。そして今度は『かえり券』を使って山陽新幹線側の改札内へ入場しました。その後はホームへ上がり、しばらく待っていると、乗車する『ひかりレールスター372号』(700系8連)が入線してきました。私は事前に押さえていた4号車の指定席『サイレンス・カー』の指定された座席に座りました。この車両は緊急時を除いて車内放送が省略されるので、主旨を理解せずに大騒ぎする乗客さえいなければ静粛な車内となります。幸い、騒ぐような客はいなかったので静かに過ごせましたが…。

列車は定刻に博多を発車し、先程乗った『ソニック』の半分以下の時間で小倉に着きました。『ソニック』に乗ってきたなら小倉から新幹線に乗っても良かったのでは?と言われそうですが、実は、『周遊きっぷ』購入時には最終日の予定が決まっていなくて、一応、博多駅からの『かえり券』を作っていたからです。そして後になって最終日の別府訪問を決めたので、しかもきっぷのロスを発生させたくなかったので、わざわざ小倉~博多を新在乗り比べという形で往復した次第であります。

小倉を発車後は新関門トンネルを潜って本州へと入り、中国地方を東へ走り抜けます。私は車窓風景を見ながら移動時間を過ごしましたが、意外と一睡もせずに姫路に到着。車内放送はありませんでしたが、何とか無事に下車しました。



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姫路駅にて2009年撮影。
700系7000番台(E編成)で運用される山陽新幹線『ひかりレールスター』です。

そして姫路では、明石から快速になる普通電車に乗車。221系6連で、時間帯を考えると大阪以遠は6連で大丈夫かな、と思いましたが、姫路発車時点ではガラガラだったので私は窓側席に座りました。そして乗ること15分、18時08分に加古川駅に到着。疲れは取れましたが、翌日から仕事なので一直線に自宅へ帰りました。

これにて4泊(うち車内で1泊)5日の九州乗り鉄は無事に(?)終了しました。

(つづく)


今回の新規踏破路線はありません



今回新たに確認した廃線跡

路線名区間備考
ラクテンチ:観光リフト山麓駅付近のみの一部区間1998年廃止。確認したのみ。
(参考:Wikipedia)