第270回 リベンジ乗り鉄。長良川鉄道を乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2004年7月18日、前週末は大雨の為に乗れなかった長良川鉄道を乗りつぶすべく、リベンジ乗り鉄を敢行しました。
今回の日程 2004年7月18日(日)

加古川535(山陽本線・941M)550姫路608(山陽→東海道新幹線・ひかり300号)742岐阜羽島(徒歩)新羽島753(名鉄羽島線→竹鼻線)814笠松817(名古屋本線)826新岐阜(徒歩)岐阜849(高山本線・3711C)929美濃太田940(長良川鉄道越美南線・7レ)1133北濃1150(岐阜バス)1202郡上白鳥1210(岐阜バス・高速バス)1343新岐阜(徒歩)岐阜1403(東海道本線・5225F新快速)1414大垣(徒歩)大垣駅前1430(名阪近鉄バス)赤坂丸本前1445(徒歩)美濃赤坂1543(東海道本線赤坂支線・4216F)1550大垣1606(東海道本線・5313F快速)1640米原(東海道新幹線・ひかり317号)1801西明石1811(山陽本線・3279M新快速<湖西レジャー号>)1821加古川

【帰宅】
今回は前回のリベンジということで、起床時間から岐阜までの行程は前回と全く同じにしました。乗車時の状況も前回とさほど変わらず、日曜日なので名鉄線での高校生が少なかったのが数少ない違いでした。また、梅雨時なので相変わらず天気が悪かったですが、大雨にはならない予報だったので決行しました。

岐阜駅からは前回は大雨で乗れなかった高山本線の普通列車に乗車しました。車両はキハ48形の2連で、私はボックスシートに座りました。車内は大半の席が埋まるほどの乗客数でした。久しぶりの高山本線だったので、並行する名鉄各務原線や日本ライン(木曽川)を眺めながら美濃太田までの移動を楽しみましたが、雨が降り続いていて心配になりました。

そして美濃太田駅では長良川鉄道ホームにある窓口で『一日フリーきっぷ』(1,500円)を購入し、停車中の列車に乗車しました。車両はナガラ306号の単行で、ナガラ300形では唯一、306号だけがオールロングシートでした。まぁ、乗客が多かったので座席には座らず、最後部に陣取って後方展望を楽しむことにしました。

列車は定刻に美濃太田を発車し、雨の中ローカル風景の中を進みます。関や美濃市で乗客が減るかと思いきや、さらに増えました。そして美濃市からは社名の通り長良川に沿って走ります。途中の、温泉施設が併設されている「みなみ子宝温泉」駅では10人以上の乗客が下車し、さらに奥美濃の小京都として有名な郡上八幡では大半の乗客が下車し、車内は一気に閑散となりました。私はロングシートに腰掛けて、郡上八幡から先も長良川などの景色を眺めました。雨もだいぶ小降りになってきました。そして美濃白鳥ではさらに乗客が減り、2名だけになりました。最後は白鳥地区を走り、美濃太田から2時間弱の乗車で11時33分に終点の北濃駅に到着しました。過去の計画ではさらに延伸して福井県大野市の越美北線・九頭竜湖駅へと繋がるはずでしたが、結局実現しませんでした…。



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2枚とも北濃駅にて撮影。昔ながらの木造駅舎が残っています。

北濃駅を堪能した後は、本来なら長良川鉄道で戻りたいところですが、実は折り返し列車の北濃発が12時50分と、かなり開きがありました。そこで、事前に自宅で路線バスの時刻を調べていまして、11時50分に美濃白鳥駅(停留所名は郡上白鳥)へ向かうバスの存在を掴んでいました。そして予定通りに北濃駅前のバス停から岐阜バスに乗り、12時02分、郡上白鳥に着きました。天気は一気に回復して晴れてきました。
その後は郡上白鳥発新岐阜行きの高速バス(定員制・座席指定なし)に乗車しました。このバスも岐阜バスでしたが、岐阜バスは「郡上白鳥」、他社は「美濃白鳥駅」と、停留所の名前が統一されていないのは不思議でした…。



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上の写真が北濃~郡上白鳥で乗車した岐阜バスの路線バスです。
下の写真は郡上白鳥~新岐阜で乗車した岐阜バスの高速バスです。

乗客は4~5人と車内がガラガラの状態で12時10分に郡上白鳥を発車しました。すぐに東海北陸自動車道に乗り、長良川鉄道より速いスピードで走りました。私は景色を眺めていました。しかし、急に頭が痛くなり、それどころではなくなってしまいました。途中、一般道へ降りて郡上八幡で10人程の客を乗せて高速へ戻った直後に私は眠ってしまいました…。残業が続いていたことや2週連続の乗り鉄のせいで疲れが出たのかもしれません…。私が眠っている間も当然、バスは走り続け、岐阜各務原ICを降りる時に目が覚めました。頭痛は幾らか和らぎましたが、まだ痛かったです。最後は一般道を走り、13時43分に新岐阜に到着しました。今回は時間の都合上、バスを利用しましたが、美濃白鳥駅からの運賃が1,810円で、長良川鉄道と名鉄美濃町線(翌年に廃止)を乗り継ぐよりも安く、速く、快適に移動できました。これでは鉄道は苦戦を強いられてしまいます…。まぁ、長良川鉄道にとって本当の脅威はマイカーや過疎化、少子高齢化なのでしょうが…。

新岐阜駅(現在の名鉄岐阜駅)では昼食を予定していたのですが、頭が痛くて食欲がわきません…。しかし苦しいほどの痛みではなかったので行程を進めることとし、まずは新岐阜駅からJRの岐阜駅まで移動しました。先程のバスでは岐阜駅前にも停車したはずですが、しんどくて降りられませんでした…。新岐阜駅から岐阜駅への移動は朝に続き、本日2度目です。そして今度は東海道本線の下り電車(313系4連)に乗車し、乗客が多かったので座らずに大垣まで移動しました。そして改札を出て、駅前のバスターミナルへ。名阪近鉄バスに乗り(乗客5人ほど)、西濃鉄道の赤坂本町駅跡近くの赤坂丸本前停留所にて14時45分に下車しました。そして西濃鉄道市橋線に沿って歩き、5分後に美濃赤坂駅に到着しました。本当は西濃鉄道線を調査したかったのですが、頭痛の為にそれを断念。美濃赤坂駅の駅舎内にあるベンチで30分以上じーっとしていました。せっかく天気が回復していただけに勿体なかったです…。

しばらく待っていると、大垣からの列車(1219F)が15時28分に到着しました。この列車が折り返し15時43分発の大垣行きとなります。大垣で1219Fまで待っていても良かったのですが、それでは西濃鉄道を探訪できないと思い、美濃赤坂での時間を多めに取りました。これも事前に調べたのですが、大垣から美濃赤坂へ向かう列車が都合の良い時間になかったため、路線バスを利用しました。ここまでして時間を確保したのですが…。皆様も旅行中における体調の急変には十分お気をつけ下さい。



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美濃赤坂駅にて撮影。こちらも古くからの木造駅舎が現役です。

美濃赤坂からは大垣行き1218Fに乗車しました。313系300番台の2連で、2両で10人程しか乗っていませんでした。早速、車掌が来たのでとりあえず大垣までの乗車券を購入しました。途中の荒尾でも10人程の乗車があり、美濃赤坂から7分で終点の大垣に到着しました。

大垣駅では改札を出て『みどりの窓口』へ。まだ頭が痛くて一刻も早く帰りたかったため、当初予定していた在来線ではなく、米原~西明石は新幹線を使うことにしました。そして乗車券と新幹線自由席特急券を購入後は再び改札内へ。まずは米原行きの快速電車(313系4連)に乗車しました。まだ『青春18きっぷ』の期間ではなかったので空席が少しあり、私は空いている通路側の席に座り、目を閉じたまま眠れずに米原まで移動しました。
そして米原では新幹線に乗り換えました。乗車した岡山行きの『ひかり317号』(300系16連)は自由席がガラガラで、私はE席に座りました。しばらく車窓風景を眺めていると、頭痛が和らいできて、ある程度スッキリした状態にまで回復しました。結局、一睡もせずに新幹線でのひとときを過ごし、予定通りに西明石で下車しました。

最後は西明石から新快速(223系4+4連)に乗り、加古川駅にて下車。家路につきました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
長良川鉄道:越美南線美濃市→北濃54.4km踏破達成!
(参考:Wikipedia)