第249回 江ノ電や東急こどもの国線などを乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2003年12月27日~31日、年末年始の長期休みを利用し、主に『青春18きっぷ』を使用して4泊5日の行程で東北や関東の路線の乗りつぶしの旅に出かけました。
5日目最終日・大晦日も前日に引き続き首都圏の乗りつぶしをしました。

今回の日程 2003年12月31日(水) 【その2】 

鎌倉1036(江ノ島電鉄線)1109藤沢1123(小田急江ノ島線・湘南急行)1143中央林間1154(東急田園都市線・急行)1159長津田1201(こどもの国線)1208こどもの国1211(こどもの国線)1218長津田1230(田園都市線・急行)1258渋谷1333(山手線外回り)1338新宿

【その3へ続く】
鎌倉駅に着いた後は改札を出て軽く駅前を散策し、西側の江ノ島電鉄の駅舎へ向かいました。そして江ノ電の乗りつぶしをするべく、乗車券を購入して改札内へ入場しました。車両は2000形を2編成つないだ4連(江ノ電では併結編成のことを機関車のように「重連」と呼びます)で、私は運よく海側のクロスシートに座ることができました。乗客は少なく、空席が目立っていました。

鎌倉駅を発車するとしばらく住宅街を進みますが、鎌倉の大仏に近い長谷を過ぎると山間部に入り、トンネルもありました。車両基地のある極楽寺を経て、稲村ヶ崎駅を過ぎると、いよいよ湘南海岸や江の島が見える区間に入り、必死に車窓風景を眺めました。腰越からは狭い道路の中央を走り(併用軌道区間)、その併用軌道区間が終わると江ノ島に着き、鎌倉からの乗客の大半が下車しました。
江ノ島からは閑静な住宅街を走りますが、駅毎に乗客が増えてきました。そして鎌倉から33分をかけて高架駅の藤沢に到着しました。



イメージ 1

藤沢駅にて撮影。2000形電車です。

藤沢では小田急江ノ島線に乗り継ぎました。コンコースで駅員が記念パスネットを販売していて、ちょうど手持ちのパスネットの残額が少なかったので私は1,000円券を買いました。そして新宿行きの湘南急行(翌年に快速急行へ改称)に乗車しました。JRの湘南新宿ラインへ対抗するための列車なのでしょうか? 車両は「小田急顔」の電車として親しまれつつ今年(2012年)の3月に引退した5000形(5200形)6連と1000形4連を併結した10連でした。車内はガラガラでしたが、途中駅で多くの乗客が乗ってきそうなので私はドア脇で景色を眺めることとしました。尚、江ノ島線の藤沢~片瀬江ノ島は今回未乗になってしまいましたが、将来はこれまた未乗の湘南モノレールとセットで乗りつぶすことにしていたため、予定通りの行動でした。



イメージ 2

藤沢駅にて2010年撮影。引退した5000形(5200形)です。

江ノ島線の湘南急行は藤沢を発車するとJR東海道線をオーバークロスし、その後は丘陵の住宅地を、アップダウンを繰り返しながらほぼ一直線に快走しました。予想通り、停車駅の湘南台と大和で結構乗客が増えましたが、座席はまだ空席が残っていました。そして東急田園都市線との連絡駅である中央林間で私は下車しました。中央林間~相模大野も未乗となりましたが、これも予定通りの行動でした。

中央林間では少しだけ駅前を散策し、今度は地下にある東急駅へ。東急No.1の混雑路線である田園都市線を乗りつぶします。地下ホームに停車していた営団半蔵門線・東武線直通の急行に乗車しました。車両は8500系10連で、車内はガラガラでした。私は疲れていて空いている座席に座って車窓風景を楽しむことにしました。



イメージ 3

中央林間駅にて2007年撮影。営団(現・東京メトロ)8000系電車です。

しかしながら、中央林間を発車して地上に出ても丘陵地帯を走るため掘割区間が多く、まともに沿線風景を見られませんでした…。沿線一帯は東急が開発した「多摩田園都市」の一部で、丘陵上には新興住宅地がびっしりと並んでいました。やがて掘割区間を抜けるとJR横浜
をオーバーパスし、車両基地を見ながら進むと長津田に到着。私は下車しました。

長津田で途中下車したのは、2000年に施設への半専用路線から通勤路線へと変貌した「こどもの国線」の乗りつぶしをする為です。ちなみに、こどもの国線は横浜高速鉄道が第三種鉄道事業者として車両・施設を保有し、東京急行電鉄が第二種鉄道事業者として列車を運行しています。東急の他路線とは独立した運賃体系のため、一度改札を出てからきっぷを買って再入場、ホーム階へ下りると既に発車直前だったので慌てて飛び乗りました。車両は東急3000系そっくりの横浜高速鉄道Y000系2連で、ほどほどの乗車率でしたが、ドア脇で沿線風景を眺めました。
はじめは田園風景の中も走りましたが、通勤路線化の際に新設された恩田駅からは西側車窓が住宅地になっていました。そして長津田から7分で終点のこどもの国駅に到着しました。



イメージ 4

こどもの国駅にて撮影。Y000系電車です。

時間の関係で改札を出て駅舎を撮影した後はすぐに改札内へ引き返し、折り返しの電車に乗って長津田へ戻りました。帰りの電車も乗車率はそこそこ高かったです。

長津田からは引き続き東急田園都市線の乗りつぶしを続けました。今回乗車した急行電車も8500系10連でした。この電車は半蔵門線でもよく当たるので、たまには他の車両にも乗りたい気分になりました…。座席がほぼ埋まるほどの乗車率だったので、いつものようにドア脇で車窓風景を眺める事にしました。
『田園都市線』の名称にふさわしく、開発された住宅地が沿線に広がっていました。途中、有名な「たまプラーザ」駅にも停車しました。
南武線との接続駅である溝の口からは平地を走り、多摩川を渡り神奈川県から東京都へ入ると二子玉川駅に到着。この時点で車内は結構混雑してきました。そして「にこたま」を発車するとすぐに旧・新玉川線の地下区間へと入りました。当然、外の景色が見えない状態で走り、長津田から28分で渋谷に到着しました。電車はそのまま営団地下鉄半蔵門線へと直通しますが、私はここで下車しました。驚いたのは、渋谷駅と言っても島式ホーム1面2線のみの配線で、この脆弱な設備をもって毎日60万人以上の乗客を捌いている事です。同じような通過型ターミナル駅でも、乗降分離がなされている名鉄名古屋駅などはまだマシなのでしょうか?

渋谷駅では少し休憩して、今度は山手線外回りの電車に乗って新宿まで移動しました。今回の乗り鉄で山手線を乗った際は205系ばかりでしたが、ここにきてようやくE231系に乗ることができました。

新宿到着後はお腹が減ったので駅構内の讃岐うどん店へ。手っ取り早く昼食を済ませ、以降も乗り鉄を続けました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
江ノ島電鉄:江ノ島電鉄線鎌倉→藤沢10.0km踏破達成!
小田急電鉄:江ノ島線藤沢→中央林間20.1km
東京急行電鉄:田園都市線中央林間→三軒茶屋28.2km踏破達成!
(※1)東京急行電鉄:こどもの国線長津田~こどもの国3.4km踏破達成!
(※1)こどもの国線は横浜高速鉄道が第三種鉄道事業者として車両・施設を保有し、東京急行電鉄が第二種鉄道事業者として列車を運行しています。

(参考:Wikipedia)