第240回 宮崎から筑豊経由で福岡へ。そして帰宅。 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2003年11月13日~16日、『周遊きっぷ(九州ゾーン)』を使用し、3泊4日の行程で九州の路線の乗りつぶしの旅に出かけました。
尚、『周遊きっぷ』のゾーン券は5日間有効ですが、長期間の休みを取れなかったので3日間のみ使用にとどまりました…。

今回の日程 2003年11月16日(日)

宮崎605(日豊本線・5002M L特急『にちりん2号』)1039行橋1103(平成筑豊鉄道田川線・2423D)1148田川伊田1150(伊田線・234D)1222直方1228(筑豊→篠栗→鹿児島本線・4639H快速<B>)1322博多1351(福岡市地下鉄空港線)1356福岡空港1415(空港線)1420博多1535(山陽新幹線・ひかりレールスター372号)1749姫路1753(山陽本線・808T)1807加古川

【帰宅】
この日は朝5時頃に起床し、朝食後の5時40分にチェックアウト。コンビニへ寄った後に宮崎駅に到着しましたが、2日前に鹿児島で買ったお土産の紙袋をホテルに忘れたのを気づきました。私は慌ててホテルへ引き返し、フロントの方に部屋の鍵を借りて、部屋でお土産の紙袋を見つけて慌てて駅へ戻りました。すでに6時になっていましたが、乗車予定の列車には間に合いました。乗車する列車は小倉行きの特急『にちりん2号』。赤い485系の5連で、私はガラガラの3号車自由席に座りました。

列車は定刻より少し遅れて発車し、まだ暗い車窓を眺めながら宮崎県内を北上しますが、やがて徐々に明るくなりリニアモーターカーの実験線も確認できました。そして日向市、延岡と続けて市街地を通り過ぎた後は「宗太郎越え」と呼ばれる宮崎・大分県境の山越え区間に入りました。確かに車窓は山、山、山で、通過した宗太郎駅は秘境駅といった感じでした。そしてようやく市街地に入ると佐伯で、ここからは豊予水道のリアス式海岸に沿って海も見ながら走ります。景色は良かったです。日豊本線は2年前に初踏破したのですが、この区間は夜行の『ドリームにちりん』乗車時だったので景色を見るのはこの時が初めてでした。その後は市街地に入り、宮崎から3時間以上をかけて大分に到着しました。
『にちりん2号』はこの後も別府や杵築、中津と大分県の主要駅に停車し、福岡県に入り最初の停車駅である行橋で私は下車しました。そのまま終点の小倉まで乗っていたい気分だったのですが、平成筑豊鉄道の乗りつぶしをするための下車でした。



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行橋駅にて撮影。『にちりん2号』は昨年引退した485系電車でした。

高架駅の行橋からは平成筑豊鉄道田川線の乗りつぶしです。まず改札外の平成筑豊鉄道専用入口から入り、高架ホームへ。そして乗車列車の運転士から『平成ちくほう鉄道の旅 1日フリーきっぷ』(800円)を購入しました。そして朝食が早かったせいか腹が減ったので、車内のボックスシートでコンビニで買ったおにぎりをで食べました。
今は廃車となった単行の100形の車内には15人程と、思ったよりは多い状態で田川を発車しました。景色は田園風景から山里へと変わり、九州最古の鉄道トンネルである第二石坂トンネルを抜けると赤村に入りました。そして未成線に終わった油須原線との接続駅になる予定だった油須原や2003年開業の「赤」駅に停車し、やがて日田彦山線と合流して田川市の東の中心地・田川伊田に到着しました。列車はここまでで、私は伊田線の直方行きに乗り換えました。

直方行きも後に廃車となった200形で、ボックスシートは埋まっていたので仕方なくロングシートに座りました。乗客は10人ほどと少なかったですが…。伊田線は筑豊地区の中心部を走ります。過去の石炭輸送の名残か、全線複線でした。沿線は普通のローカル風景といった感じでした。車庫のある金田(かなだ)で糸田線と合流し、「あかぢ」駅を過ぎると筑豊本線と合流して終点の直方駅に到着しました。



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直方駅にて撮影。平成筑豊鉄道の200形気動車です。

直方からは『福北ゆたか線』として都市近郊路線に脱皮した筑豊本線~篠栗線のルートで博多へ向かいました。電化後はじめての乗車でした。乗車したのは停車駅の多いタイプの快速電車で、車両は817系2連、革張りの転換クロスシートが特徴的でした。大きな窓でカーテンがなく、車窓風景を思う存分楽しみました。最後は混雑した状態で、直方から1時間弱で終点の博多駅に到着しました。

後は山陽新幹線で帰るのみとなりましたが、事前に指定席を押さえてあった『ひかりレールスター372号』の発車まで2時間ほど早着となってしまいました。そこで福岡市地下鉄空港線の未乗区間、博多~福岡空港を乗りつぶすことにしました。早速地下へ向かい、地下鉄乗り場へ。福岡空港行きは2000系6連で、やはり大きな手荷物を持った乗客が多かったです。そして博多から2駅、たったの5分で終点の福岡空港に到着しました。福岡空港は評判通り福岡市の中心部から近い便利な空港ですね。



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福岡空港駅にて2009年撮影。1000系電車です。

私は少し離れた出口から地上へ出て空港ターミナルビルなどを眺めてから再び地下へ下り、再び地下鉄の電車(1000系6連)に乗って博多駅まで戻りました。
まだ1時間以上時間があったので書店などで時間をつぶし、30分前になって改札内へ。そしてホームでしばらく待っていると『ひかりレールスター372号』が入線してきました。700系の8両編成で、私は7号車の指定席でした。レールスターでの指定席乗車は今回が初めてとなります。4号車のサイレンス・カーに乗りたかったのですが、車内放送がなくて寝過ごす心配があったので今回は見送りました。指定席は両側とも2列シートで、私は山側のD席でした。さすがに座席は広く余裕があり、自由席車両との差を実感しました。発車直前には窓側の席がほぼ埋まるほどになり、結構乗車率は高かったです。やはりレールスターは人気があるのでしょうね。

列車は博多を定刻に発車し、初乗車となる博多~小倉間の景色を必死に眺めました。そして小倉到着時点で、当時営業中の新幹線路線を乗りつぶし達成しました! その後も初踏破時は夜間乗車だった小倉~岡山の景色を眺めながら快適な時間を過ごしました。しかし、トンネルが多いのは時間短縮が叶う反面、眺望の面ではイマイチでした…。途中停車駅では降車より乗車の方が多く、岡山発車時点ではほぼ満席となりました。自由席車両は満席だったかもしれません…。

そして博多からわずか?2時間14分、17時49分に姫路到着。『ひかりレールスター372号』から下車しました。



イメージ 4

姫路駅にて2008年撮影。700系7000番台『ひかりレールスター』です。

そして在来線との乗換改札へ向かうと、電光掲示板に普通(明石から快速)・808T米原行きが17時53分発と表示されていたので、JR神戸線ホームへダッシュしました。何とか間に合って、乗車後すぐに808T(221系10連)は姫路を発車しました。そして息がようやく整った頃、加古川に到着。有人改札で『周遊きっぷ』の『かえり券』を乗車記念に頂き、すでに暗くなっている中で自転車を漕いで家路を急ぎました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
平成筑豊鉄道:田川線行橋→田川伊田26.3km踏破達成!
平成筑豊鉄道:伊田線田川伊田→直方16.1km踏破達成!
福岡市地下鉄:空港線博多~福岡空港3.3km踏破達成!
JR西日本:山陽新幹線博多→小倉67.2km踏破達成!
(参考:Wikipedia)