第221回 土佐電鉄伊野線を乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2003年7月26日、夏の『青春18きっぷ』を使用して高知方面へ乗りつぶしの日帰り旅に出かけました。
今回は後半の模様で、土佐電気鉄道(通称:『土電(とでん)』)にも乗りました。
今回の日程 2003年7月26日(土) 【後半】

高知1606(土讃線・759D)1629伊野(徒歩)伊野1647(土佐電鉄伊野線→後免線)1736デンテツターミナルビル前(徒歩)高知1823(土讃→予讃→本四備讃→宇野線・54D L特急『南風24号』)2054岡山2102(山陽新幹線・『こだま658号』)2148西明石2158(山陽新幹線・『こだま663号』)2210姫路2227(山陽本線・838K)2241加古川

【帰宅】
多度津方面から土讃線の普通列車を乗り継いで16時前に高知に着いた私ですが、さらに西を目指しました。乗車した洲先行き759Dは引退が近いと思われるキハ58系の2連でした。車内は高校生が多かったですが、運よくボックスシートが空いていたので私は着席しました。
高知を定刻に発車し、JR線にしては短い間隔で各駅に停車していきました。そして高知を発車して23分後の16時29分、伊野駅に到着し、私は下車しました。私の乗ってきた759Dは当駅にて21分の長時間停車をしていました。



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伊野駅にて撮影。当時はキハ58系が活躍していました。

私は伊野駅を出て、北側の通りに出ました。すると、路面電車の軌道が東西に延びていました。これが今から乗る土佐電気鉄道伊野線の軌道敷でした。交差点付近には伊野駅前電停がありましたが、私は徒歩で西へ歩き、ものの2分で土佐電鉄伊野駅に到着しました。伊野駅舎は古びた建物で、1階が待合室になっていました(2008年に改築)。また、駅の東側の高台には車庫の跡があり、留置線が1本だけ残されて

いました(2008年に事実上廃止)。



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2枚とも伊野駅にて撮影。その後駅舎は建て替えられました。

しばらく待っていると東側から電車がやって来て、伊野駅に到着後折り返し文殊通行きになったので、私は乗車しました。車両は619号の単行でした。乗客は女性客と私の2名のみでした。また、運転士がタブレットが入ったカバンキャリアを持っていました。



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619号の車内にて。タブレットの入ったカバンキャリアが見られます。

伊野を16時47分に発車し、しばらくすると先ほど乗ってきた土讃線と国道33号線越しに並走します。徐々に乗客が増えてきて、高知市に入り朝倉駅前では10人ほどまで増えました。その朝倉駅前からは狭い道路に入り、朝倉で最後のタブレット交換をして鴨部を出ると広い道路に出て鏡川を渡り、渡り終えた後の鏡川橋からは複線になり、市街地を走ります。



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おそらく鏡川橋にて。『ごめん』とは行先で、別に謝っているわけではないです(笑)。

途中の上町五丁目からは道路がさらに広がり、広々とした道路の中央を悠々と走ります。そして高知市の中心部に位置するはりまや橋を過ぎて1駅目のデンテツターミナルビル前電停にて下車しました。乗客は1駅前のはりまや橋から増えていました。

デンテツターミナルビル前電停にて下車後は、「日本三大がっかり」と揶揄されている播磨屋橋を眺めた後、桟橋線の走る通りを北方向へ歩き、15分ほどで高知駅に到着しました。ちなみにこの時は桟橋線には乗りませんでした…。



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地上駅時代の高知駅にて。土電は数年前に駅舎手前まで乗り入れるようになりました。

高知駅に着いたのは17時55分頃で、すぐに時刻表を調べました。このまま普通列車を乗り継いで帰ろうとすると『18きっぷ』では宇野線の茶屋町駅までしか行けない事が判明し、仕方なく特急ワープで帰ることにしました。『みどりの窓口』で姫路までの乗車券と自由席特急券を求め、その後駅構内の売店にて弁当(駅弁ではない)と自宅へのお土産を買いましたが、お土産に買った坂本龍馬が履いていたブーツにちなんだサブレ菓子「龍馬のブーツ」は、売店では「好評です」と謳っていましたが、いざ買って帰ると殆ど手を付けられず、結局自分で全部食べました…。

高知駅の改札を入場し、ホームで10分ほど待っていると窪川方から中村始発のL特急『南風24号』(2000系気動車3連)が入線してきました。私にとって四国内での特急列車は始めての乗車になります。到着後ドアが開き、下車客が途切れると自由席はイス取りゲームの如く激しい座席争奪戦が繰り広げられました。私は余裕で窓側席をゲットできました。結局、窓側席がすべて埋まる程度の乗車率でした。
定刻の18時23分に高知駅を発車し、先ほど通ってきた道を再び、今度は逆方向へ走ります。土佐山田を過ぎると山岳区間に入り、すでに夕方だったので一気に暗くなりました。大杉を過ぎると車窓風景を望めなくなったので、高知駅で買った弁当を食べました。しかし食後すぐに眠くなり、阿波池田付近だと思いますが、いつの間にか眠ってしまいました…。宇多津付近で一度目覚めたものの再び眠り、目が覚めたのは終点の岡山到着直前でした。そして何とか無事に岡山駅で下車できました。



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岡山駅にて撮影。2000系気動車を使用の特急『南風』です。

岡山駅では速歩きで移動し、新幹線ホームへ。姫路まで乗る新大阪行きの『こだま658号』は0系の6連で、緑色の帯が入った通称『三井住友カラー』でした。元『ウエストひかり』用の車両だったので普通車でも2列×2列のゆったりとしたシートでした。ガラガラの車内で窓側の席に座り、リクライニングを最大限に倒して、快適に移動……するはずでしたが、快適なシートが災いしてしまい、またも眠ってしまいました…。そして目が覚めたら駅に停車していました。窓越しに駅名標を見ると、相生だったので安心していると、またすぐに眠ってしまいました…。そして今度目が覚めた時も駅に停車していましたが、駅名標を見ると、姫路ではなく西明石でした。私は一瞬で完全に目が覚めて、慌てて下車しました。そして駅員に居眠りの件を伝えると、下り列車に乗って戻って下さいということで、下り線ホームへ。すぐに岡山行きの『こだま663号』(0系6連)が入線し、今度は座席のリクライニングを倒さずに座席に座りました。車内では「西明石駅で追加料金を払って在来線に乗り換えればよかった」と考えたりしていると眠気が起こらなくなり、今度は無事に姫路駅で下車できました。

姫路駅ではJR神戸線の普通(明石から快速)電車に乗り継ぎました。車両は221系の8連でした。ガラガラの車内でしたが、寝過ごし防止の為に座らずにドア脇で10数分間を過ごしました。そして無事に加古川駅で下車。自宅には23時頃に到着しました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR四国:土讃線高知→伊野11.4km
土佐電気鉄道:伊野線伊野→はりまや橋11.2km踏破達成!
土佐電気鉄道:後免線はりまや橋→デンテツターミナルビル前0.1km
(参考:Wikipedia)