鹿児島本線(その2・博多~熊本) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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大牟田駅にて。博多~荒尾の普通・快速を中心に使用されている813系電車です。

今回の鹿児島本線編・第2回目は、博多~熊本間を一気に紹介します。


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(Yahoo!地図を使用)

路線名区間・営業キロ備考
JR九州:鹿児島本線門司港~八代(232.3km)、川内~鹿児島(49.3km)貨物支線(3.7km)を含む


今回紹介の区間

路線名区間営業キロ備考
鹿児島本線博多~熊本118.4km全区間複線。交流20,000V(60Hz)電化。


踏破達成時2003年11月
撮影時2011年3月~12月


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博多駅にて。
以前の博多駅の在来線ホームは5面9線でしたが、
新幹線ホームを増設するスペースを捻出するために縮小され、今は島式ホーム4面8線になっています。
また、長崎本線系統の特急『かもめ』『みどり』『ハウステンボス』は、博多から鳥栖の間は鹿児島本線を走行します。

博多を発車すると、九州新幹線・博多南線と並走しながら市街地を南下します。左へカーブすると地平へ下り、右手に博多運転区を見ながら竹下を過ぎると新幹線がオーバーパスして右側へ離れます。その後は住宅街を走り、笹原を過ぎると福岡都市高速道路5号線と西鉄天神大牟田線を続けてアンダーパスします。そして右手に南福岡車両区が見えてくると南福岡に到着します。
南福岡を発車後も住宅街を走り続け、福岡市から春日市に入って春日、そして大野城市に入って大野城と進みます。水城を過ぎると太宰府市に入り、九州自動車道をアンダーパスすると沿線には田園も見られるようになります。


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水城~都府楼南にて。この付近まで来ると田園風景が目立ってきます。

都府楼南を過ぎると筑紫野市に入り、やがて市街地に入ると二日市に到着します。

二日市を発車すると田園と住宅の混在した郊外の風景の中を走り、天拝山を過ぎると丘陵地帯を走ります。しばらく走ると左側から筑豊本線【原田線】が寄り添い、原田に着きます。原田を発車後は国道3号線と並走しながら佐賀県基山町に入ります。県境付近の右手には高速バスのバスストップもある九州自動車道の基山パーキングエリアがあります。その九州自動車道を再びアンダーパスした後に右手の丘陵にニュータウンがある「けやき台」駅を過ぎると次第に平坦になり、甘木鉄道が分岐する基山に着きます。
基山を発車後は甘木鉄道甘木線が左へ分かれ、左手に工業団地を見ながら走ります。鳥栖市に入ると弥生が丘で、その後は長崎自動車道をアンダーパスして田代、そして左手に貨物ターミナルを見ながら進むと市街地に入り、さらに左手にサッカー場が見えてくると九州の鉄道の要衛のひとつである鳥栖駅に到着します。

鳥栖を発車すると長崎本線が右へ分かれ、こちらは住宅地や田園風景の中を走ります。やがて右側から九州新幹線がオーバーパスして左側を並走すると肥前旭で、その後は田園を走って筑後川を渡り、福岡県久留米市に入ると同時に市街地にも入り、築堤を下りると久留米に到着します。


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久留米駅にて。九州新幹線建設に伴い橋上駅舎に改良されました。
駅前はやや閑散としています。久留米市の商業中心地は東へ約2kmの西鉄久留米駅付近です。

久留米を発車すると、住宅地の中を九州新幹線、久大本線と並走しながら南下しますが、一部区間は九州新幹線の真下を走ります。その後久大本線が左へ分かれ、続いて西鉄天神大牟田線をアンダーパスします。引き続き九州新幹線と並走しながら住宅地を南下すると荒木で、福岡方面からの折り返し列車が多数設定されています、荒木発車後の沿線風景は田園地帯主体に変わり、筑後市に入って西牟田、そして市街地に入ると羽犬塚に着きます。羽犬塚を過ぎると再び田園風景に戻り、やがて新幹線駅併設の筑後船小屋に到着します。筑後船小屋駅の北500mの地点には旧・船小屋駅がありましたが新幹線開業に伴い移転・改称しました。駅の周囲には筑後広域公園が広がっています。


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羽犬塚~筑後船小屋にて。
久留米から筑後船小屋の間は常に九州新幹線と並走します。

筑後船小屋を発車すると矢部川を渡り、みやま市に入ります。右へカーブして高架線を直進する九州新幹線と分かれ、住宅地に入ると瀬高に着きます。瀬高発車後も田園地帯を南瀬高、渡瀬と南下し、大牟田市に入り吉野付近からは住宅地の中を走り、右側から西鉄天神大牟田線が寄り添うと銀水、その後は市街地を走り、大牟田に到着します。


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大牟田駅にて。西鉄天神大牟田線の西鉄大牟田駅が併設されています。
また、九州新幹線の新大牟田駅は約7km北東の場所にあり、路線バスでのアクセスとなります。
大牟田市は福岡県最南端の都市で、かつては南隣の熊本県荒尾市とともに「三池炭鉱の街」として栄えていました。

大牟田を発車後も市街地を走りますが、やがていつしか熊本県荒尾市に入るとほどなくして荒尾に到着します。

荒尾を発車すると住宅地の中を、西へ数百メートルの位置にある荒尾競馬場(2012年3月廃止)の近くを走ります。やがて田園と堤防越しに有明海が見えそうで見えない区間を走り南荒尾、しばらく走り長洲町に入ると左へカーブして有明海と離れ内陸へと入り長洲と進みます。


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南荒尾~長洲にて。林の向こう側は有明海なのですが…。

長洲を発車後は田園の中を東へと走り、玉名市に入ると大野下、そして沿線に住宅が増えてくると玉名に到着します。

玉名を発車すると車窓左側に玉名市街を見ながら菊池川を渡ると丘陵地帯に入り、のどかな農村の景色となります。肥後伊倉を過ぎて玉東町に入ると九州新幹線をアンダーパスして木葉、その後は熊本市に入り、右へカーブして南へ針路を変えると木葉川の谷に沿って走り、明治時代の内戦・西南戦争で大きな戦いが繰り広げられた田原坂に着きます。


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木葉~田原坂にて。この付近は丘陵の農村部を走ります。

田原坂を発車後も山里を走りますが、下り線はトンネル、一方の上り線は地形に沿って迂回しながら線路が敷かれた上下別線で進みます。その後上下線が合流すると植木、そして井芹川の谷を南下して西里と山間部を進みますが、学生の利用が多い崇城大学前を過ぎると右側から九州新幹線の高架線が寄り添い、やがて市街地に入ります。熊本電気鉄道菊池線や熊本市電上熊本線との接続駅である上熊本を過ぎ、引き続き市街地を南下するとほどなくして、今年2012年の4月に政令指定都市へ移行する熊本市の代表駅、熊本駅に到着します。


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熊本駅にて。九州新幹線の駅が併設されています。
在来線の熊本駅は現在、高架化工事が行われていて仮駅で営業しています。


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現在の熊本駅舎は1958年に建築されましたが、水戸岡鋭治氏の手によってリニューアルされ現在も使用されています。
駅前には熊本市電の熊本駅前電停があり、中心市街地へは市電で15分ほどです。
また、駅周辺は再開発の真っ最中で、熊本市の玄関口としてふさわしい姿になりつつあります。

(つづく)


乗り鉄の注意点(別記事にて掲載)

乗りつぶし難易度は★☆(難易度3/10段階中)と思います。
今は普通と快速が主体のダイヤなので、九州新幹線開業前より難易度が上がりました。


のりかえ(リンクは一部省略)

乗換駅乗換路線
博多駅JR九州:九州新幹線鹿児島本線(小倉・門司港方面)、(篠栗線【福北ゆたか線】列車)
博多駅JR西日本:山陽新幹線、博多南線
博多駅福岡市地下鉄:空港線(JR九州:筑肥線と直通運転)
基山駅甘木鉄道:甘木線
鳥栖駅JR九州:長崎本線
久留米駅JR九州:九州新幹線、久大本線
筑後船小屋駅JR九州:九州新幹線
大牟田駅西日本鉄道(西鉄大牟田駅):天神大牟田線
上熊本駅熊本電気鉄道:菊池線。熊本市電(上熊本駅前駅):上熊本線(B系統のみ運転)
熊本駅JR九州:九州新幹線鹿児島本線(八代方面)
熊本駅JR九州:豊肥本線、(三角線【あまくさみすみ線】列車)
熊本駅熊本市電(熊本駅前駅):幹線田崎線(ともにA系統のみ運転)
(参考:Wikipedia)