第180回 神戸市の六甲&有馬へ乗り鉄(2) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2002年8月21日、この日は神戸電鉄を利用して有馬温泉へ。そして六甲有馬ロープウェー(現在、一部区間は休止)と六甲ケーブルを乗り継いで海側の御影へ抜けました。
今回は六甲山頂カンツリー駅から下山、そして帰宅までを記事にいたします。
今回の日程 2002年8月21日(水) 【後半】

六甲山頂カンツリー駅1440(六甲有馬ロープウェー表六甲線・北区間)1445天狗岩駅1447(六甲有馬ロープウェー表六甲線・南区間)1452表六甲駅(徒歩)六甲山上1500(六甲ケーブル)1510六甲ケーブル下1516(神戸市バス・16系統)1542阪神御影駅1542(徒歩)御影1546(阪神本線)1556三宮(徒歩)三ノ宮1643(JR神戸線)1656須磨1659(789T快速)1731加古川

【帰宅】
前回の行程では有馬駅(現在の有馬温泉駅)から六甲有馬ロープウェー裏六甲線に乗って六甲山頂カンツリー駅(現在の六甲山頂駅)に着いたところまで書きました。

六甲山頂カンツリー駅到着時に、女性乗員が「表六甲まで乗り継がれるお客様はいませんか?」と乗客に尋ねてきたので返事をしましたが、5~6人いた乗客のうち私だけでした…。そして六甲有馬カンツリー駅に到着して搬器の扉が開くと、ホームには別の若い女性乗員がいて、裏六甲線の乗員に、「あの乗員について行って下さい」と言われました。裏六甲線の便が強風の影響で遅れて到着したために表六甲線の便が接続待ちをしていたのです。私は表六甲線の乗員について行くと乗員は走り出したので私も走ってついて行きました。そして1分も経たずに表六甲線のホームに着いたと思います…何とか定刻の14時40分に間に合い、無事発車しました。

表六甲線は2つの区間に分かれており、最初に乗車した北区間の便は途中の天狗岩駅まで南下して行きます。搬器の中は私と女性乗員の二人きりでしたが、乗員は私一人の為に案内アナウンスをしました。アナウンスが終わると、素晴らしい景色に見惚れていた私に乗員が大阪市街の場所などを説明してくれました。私も伊丹空港の位置などを問いましたが、すぐに的確に答えてくれました。

そして六甲山頂カンツリー駅から5分で天狗岩駅に到着。扉が開くと乗員は私に「ついてきて下さい」と言って、歩き始めました。私はついて行くとすぐに南側の区間の搬器が停車しているホームにたどり着きました。そして乗員はそのまま搬器に乗り、続いて私も搬器に乗りました。私は乗員が南区間の搬器に乗ったことに一瞬「???」と思いました。北区間の乗員は天狗岩駅で引き返して六甲山頂カンツリー駅に戻るのかと思い込んでいたからです…。しかし、天狗岩駅構内を移動中、確かに別の女性乗員、すなわち反対側の搬器の乗員とすれ違いました。一人で歩いていたので六甲山頂カンツリーへの乗客はゼロでした。結局は同じ乗員が六甲有馬カンツリーから表六甲までを通しで乗務していたという事です。

さて、今度は南区間の乗車です。天狗岩駅を発車すると今度は西側へ進みます。乗員のアナウンスの後、今度は大阪湾や関空などの眺望について詳しく説明してくれました。実際、景色は素晴らしかったです。利用者が少なかったので2年後に休止に追い込まれたのでしょうが、もったいないです…。
そして天狗岩から5分、表六甲駅に到着しました。乗員の姉さんが撮影タイムを設けてくれたので、その間に搬器を撮影。道中の景色も撮っておけばよかったと後悔しています…。


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表六甲駅にて撮影。

撮影後、親切に対応してくれた女性乗員に挨拶し、表六甲駅をあとにしました。あの乗員のお姉さんは表六甲線が休止になってどうなったのか気になります…。

六甲有馬ロープウェーの旅を終えた後は、六甲ケーブルに乗り換えて下山します。六甲山上駅は表六甲駅と隣接していました(と記憶しています…)。



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六甲山上駅にて撮影。駅舎は六甲山上にある4つの近代化産業遺産のうちの1つです。

乗車券を買って改札を抜け、階段状になったホームへ行くと、レトロ調の豪華で新しい車両が待っていました。



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六甲山上駅にて撮影。

そこそこ乗客がいたので、私は空いている席に座り、周りを見渡しているうちに列車は発車し、ゆっくりと勾配を下り始めました。六甲ケーブルは結構カーブが多く、途中にトンネルもありました。しかし、ロープウェーと違って地上を走るためか、側面からの眺望はすぐれませんでした…。中間地点で山麓側からの車両とすれ違い、山の斜面を引き続き下ります。
そして六甲山上駅を発車して10分、山麓側の六甲ケーブル下駅に到着しました。半年ぶりにケーブルカーの乗りつぶしを達成しました。



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2枚とも六甲ケーブル下駅にて撮影。

六甲ケーブル下駅からは神戸市バスに乗ってさらに下山します。私の乗ったバスは16系統で、ケーブルから乗換の客も多く車内はほぼ座席が埋まっていました。私は何とか窓側の席に座れましたが、隣にも男性が座りました。
16系統は鶴甲団地や神戸大学を通り、さらに乗客が増えましたが、阪急六甲、JR六甲道と停車するごとに乗客は減り、ガラガラになりました。そして26分で終点の阪神御影に到着。200円を支払い下車しました。16系統はJR、阪急、阪神と3社の駅に公平に立ち寄っていて、なぜか感心しました。

阪神の御影駅からはとりあえず三宮を目指しました。ホームに上がった時に特急or直通特急が発車して行き、仕方なく待避線に停車していた普通に乗車しました。車両は5500系「ニュー・ジェットカー」で、確かに加速は速かったです。車内はガラガラだったので快適に過ごせました。岩屋から地下区間に入り、御影から途中6駅に停車しながら約10分で三宮に到着したのは驚きでした。



イメージ 6

三宮駅にて2006年撮影。5500系電車です。

三宮では買い物をして、その後はJRの三ノ宮駅へ。なぜか普通電車に乗りたくなり、201系7連に乗って須磨へ。須磨では快速(221系6連)に乗り換えますが立席に。舞子で席が空いたので着席して、そのまま加古川へ。家路につきました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
六甲有馬ロープウェー:表六甲線 六甲山頂カンツリー→天狗岩→表六甲 不明 2004年休止
六甲摩耶鉄道:六甲ケーブル線六甲山上→六甲ケーブル下1.7km踏破達成!
(参考:六甲ケーブルのHP、Wikipedia)