前回のつづき…
2000年８月19日は、翌2001年に廃止が決定した、のと鉄道七尾線の穴水～輪島を乗りつぶしました。
2000年８月19日は、翌2001年に廃止が決定した、のと鉄道七尾線の穴水～輪島を乗りつぶしました。
2000年８月１９日(土) 【前半】 金沢515(北陸本線→七尾線・821M)655七尾717(のと鉄道七尾線・125D)837輪島842(のと鉄道七尾線・220D)913穴水918(のと鉄道七尾線→七尾線→北陸本線・402D急行『能登路２号』)1056金沢 【後半へ続く】
この日は早起きして、５時前にホテルをチェックアウトして金沢駅に向かい、改札で『青春１８きっぷ』のスタンプが押されました。高架のホームへ上がり、七尾行きの普通列車に乗りますが、車両は113系改造の415系ではなく、何と、貧乏学生には縁の無い『スーパー雷鳥』用の485系が間合い運用で今から乗る821Mで使用されていました。運賃だけで特急用車両に乗れたので、大変嬉しかったです。但し、グリーン車には乗車不可でした。
早速、普段は禁煙指定席として使用されている車両に乗り込み、リクライニングを倒してみたりテーブルを出してみたりと、子供みたいにはしゃいでしまいましたが、それほど嬉しかったです。
早速、普段は禁煙指定席として使用されている車両に乗り込み、リクライニングを倒してみたりテーブルを出してみたりと、子供みたいにはしゃいでしまいましたが、それほど嬉しかったです。
金沢を発車して津幡までは北陸本線を走行し、津幡からはいよいよ七尾線に入ります。七尾線は直流電化の単線で、途中駅での列車行き違いが多いです。羽咋までは能登半島の西岸を北上しますが、海は見えません。羽咋からは能登半島を横断して東岸の七尾には６時55分に到着しました。まだ朝早いためか乗客は少なかったです。
七尾では少し時間があったので、一度改札を出ました。また、これから長時間乗車が続くので、トイレに行って用を足そうとしました。しかし、さあこれから……という時に、私の左にいたオッサンがいきなり私を覗き込んで来たのです。しかも露骨に首を突っ込んできて……。何とかしてやろうと思いましたが、七尾で足止めを食っては今回の旅行の意味が無くなるので思いとどまり、トイレを出て改札内に入り、輪島行きの列車内にあるトイレを利用しました。
七尾からはのと鉄道の旅です。七尾～和倉温泉間は、普通列車はのと鉄道、優等列車はＪＲ西日本が担当しています。七尾～和倉温泉はのと鉄道の第二種鉄道事業区間で、『青春１８きっぷ』ではこの区間に乗車できず、のと鉄道に運賃を支払うことになります。当時私はこの事を知りませんでした。
今は無きNT-100形を２両連結した輪島行き列車は、七尾～和倉温泉間は電化区間を走行し、和倉温泉から先は非電化区間を走行します。車窓右手には七尾湾、海の向こうには能登島も眺められます。穴水からは能登線が分岐し、こちらの輪島行き列車は山越え区間に入ります。
スピードは上がらず、穴水から11.0kmの次駅・能登三井までは17分もかかります。能登三井からは谷を下っていき、能登市ノ瀬を経て終点の輪島に到着しました。
今回の乗車列車はワンマン列車で、降車時に車内精算しますが、私が『青春１８きっぷ』を呈示して「和倉温泉から」と言うと、運転士に「七尾からの運賃をいただきます」と言われました。当時の私は前述のシステムを知らなかったので、納得いきませんでしたが、時間が無かったため、和倉温泉からとの差額が７０円という事もあり、しぶしぶ七尾からの運賃を払って下車しました。
今回の乗車列車はワンマン列車で、降車時に車内精算しますが、私が『青春１８きっぷ』を呈示して「和倉温泉から」と言うと、運転士に「七尾からの運賃をいただきます」と言われました。当時の私は前述のシステムを知らなかったので、納得いきませんでしたが、時間が無かったため、和倉温泉からとの差額が７０円という事もあり、しぶしぶ七尾からの運賃を払って下車しました。
輪島からは来た道を戻り、この列車の終着駅である穴水で、能登線の珠洲からやって来た金沢行きの急行『能登路２号』に乗り換えます。
『能登路２号』はキハ５８系の２連でした。全車自由席で、夏休みの土曜日とあってボックスシートには空席が少なかったですが、何とか進行方向窓側の席を確保できました。早速車内精算をしましたが、輪島～金沢の運賃・料金は合計3,450円で、『青春１８きっぷ』１日分よりはるかに高く、正直ぶったまげました。でも今となっては『能登路』に乗れて良かったと思います。
和倉温泉、七尾、羽咋でかなりの乗車があり、車内はほぼ満席となりました。津幡からは北陸本線に入り、金沢駅で唯一線路上に屋根の無いホーム、４番線に到着しました。金沢から輪島まで、往復で５時間半以上かかりました。
『能登路２号』はキハ５８系の２連でした。全車自由席で、夏休みの土曜日とあってボックスシートには空席が少なかったですが、何とか進行方向窓側の席を確保できました。早速車内精算をしましたが、輪島～金沢の運賃・料金は合計3,450円で、『青春１８きっぷ』１日分よりはるかに高く、正直ぶったまげました。でも今となっては『能登路』に乗れて良かったと思います。
和倉温泉、七尾、羽咋でかなりの乗車があり、車内はほぼ満席となりました。津幡からは北陸本線に入り、金沢駅で唯一線路上に屋根の無いホーム、４番線に到着しました。金沢から輪島まで、往復で５時間半以上かかりました。
腹が減ったのでマクドナルドで昼食を食べながら、この日は東京まで行く予定で、時刻表で調べていました。特急利用も考えましたが、七尾線で『青春１８きっぷ』を使ってしまってもったいないので、普通列車で行ける所まで行ってみようという事にして、再び金沢駅のホームに上がりました。 【つづく】