今回は、鳥取県東部にある第三セクター鉄道の内のひとつ、
若桜鉄道若桜線を紹介します。
訪問時が2003年8月で、かなり以前の写真ですが、ご了承願います。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
若桜鉄道若桜線 | 郡家~若桜 | 19.2km | 全線単線・非電化 |
踏破達成時・撮影時 | 2003年8月、2012年8月 |
起点の郡家(こおげ)は因美線との乗換駅です。鳥取方面へは大半の列車が直通しています。
郡家を出発して因美線と分かれてすぐに八頭高校前に着きます。郡家~八頭高校前の運賃は100円で安いですが、以前はもっと安く、たったの60円でした。
八頭高校前を発車し、八東川を渡ると進路を南から東南東に変え、因幡船岡に着きます。
ここからは南側に迫っている山々の裾を走ります。次の停車駅の隼(はやぶさ)は、入場券があればぜひ1枚買いたいです。
隼駅にて。木造駅舎が残っています。
写真には写っていませんが、駅西側(写真手前側)には元・北陸鉄道のED30形電気機関車と、元・JR四国の12系客車が静態保存されています。
写真には写っていませんが、駅西側(写真手前側)には元・北陸鉄道のED30形電気機関車と、元・JR四国の12系客車が静態保存されています。
隼を発車後は山あいの田園風景の中を八東川に沿って安部、八東(はっとう)と進みます。
安部~八東にて。山あいの田園風景を眺めながら走ります。
八東を過ぎ、八東川を渡ると徳丸で、やがて左手に小さな市街地が見えてくると丹比(たんぴ)です。
丹比を発車後は再び八東川をわたり、川の流れに沿って若桜線も蛇行します。
丹比を発車後は再び八東川をわたり、川の流れに沿って若桜線も蛇行します。
丹比~若桜にて。八東川の流れを望みながらローカル風景の中を走ります。
八頭町から若桜町に入り、しばらく走ると終点の若桜に到着します。
若桜駅に到着しました。ホーム・駅舎とも昔のまま、といった感じです。
若桜駅には車庫も併設されています。
若桜駅には車庫も併設されています。
駅終端方を望む。側線、機回し線、給水タンク(給水塔)が確認できます。
これらの構内施設は別途料金(大人300円、小人またはファミリー乗車券<一日乗車券>の所持者は料金不要)を支払うことで見学が可能で、SL(C12 167)の運転台内部も見学できます。
これらの構内施設は別途料金(大人300円、小人またはファミリー乗車券<一日乗車券>の所持者は料金不要)を支払うことで見学が可能で、SL(C12 167)の運転台内部も見学できます。
この先、兵庫県養父市方面へ延びる計画はあったものの、結局着工されずじまいでした。
若桜駅の駅舎です。この地域は冬の降雪量が多いのでしょうか、屋根に瓦が用いられていません。
若桜鉄道若桜線は、やはりローカル線ゆえ運転本数が少なく、データイムは2時間以上も間隔が開くことがあります(朝晩は若干間隔が詰まりますが)。
また、若桜線列車の半数以上がJR因美線を経由して鳥取駅まで直通運転しています。鳥取駅から若桜駅までは約50分です。ちなみに因美線の郡家~鳥取間では智頭急行の車両を使用した普通列車も運行されていて、結果普通列車はJRを含めて3社の車両が使用されています。地方では大変珍しい事だと思います。
最後に、ほとんどの列車に於いて、若桜駅での折り返し時間が少ないという事です。駅で撮影をされる際はバタバタしてしまいます。かと言って1本列車を見送ると2時間以上待つ羽目になってしまいかねない所が最大の注意点です。
乗換駅 | 乗換路線 |
郡家駅 | JR西日本:因美線【一部直通運転】 |
(参考:Wikipedia)