阪堺電気軌道上町線 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回は、大阪に残る路面電車の一つ、阪堺電気軌道の上町線です。




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阪堺電気軌道上町線:天王寺駅前~住吉公園(4.6km)。
踏破達成:1999年2月、再訪問:2009年2月。


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起点の天王寺駅前駅は、JR天王寺駅の南側、近鉄阿部野橋駅前の「あべの筋」の路上にあります。
駅へ行くには、歩道橋または地下道を使わなければなりません。


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阪堺電気軌道は南海電気鉄道の子会社なので(阪堺電気軌道は1980年に南海から分社)、駅名標は南海仕様です。


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天王寺駅前駅は2面1線です。左側のホームが乗車専用、右側のホームが降車専用です。


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電車が到着すると降車客が一斉に歩道橋、地下道へ向かいます。


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1番上の写真のモ168号の住吉公園行きに乗って上町線の旅を始めます。
発車が近づく頃にはもう次の電車が入線待ちをしています。


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最初の停車駅、阿倍野駅に到着します。住吉公園方面ホームの安全地帯が狭く、後ろに柵がないため危険です。


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松虫駅の手前で併用軌道から専用軌道に変わります。併用軌道と専用軌道、何回も変わるのが上町線の特徴でもあります。


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東天下茶屋駅です。専用軌道区間のホームは立派な造りになっています。


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再び併用軌道に戻り、帝塚山三丁目駅です。こんなに狭い路上であっても、安全地帯がちゃんと設けられています。しかし相変わらず車が乗り上げてしまう可能性があります。


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モ170号とすれ違います。昔の南海電車のカラーリングです。電車の直後に軌道敷を自動車が走っています。


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また専用軌道に変わり、南海高野線をオーバークロスします。神ノ木駅は築堤上にあります。しかし南海高野線に乗り換えるには、200mほど南へ徒歩3、4分の所に住吉東駅があります。


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住吉駅の阪堺線との交差部です。阪堺線と直通運転ができるように渡り線が設けられています。実際に天王寺駅前~我孫子道の系統はこの渡り線を通り阪堺線へ入ります。
住吉公園行きは阪堺線と平面交差し右側の専用軌道へ向かいます。


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阪堺線との平面交差を通過するとすぐに左へカーブし、右手に南海本線の高架が現れます。そして間もなく終点の住吉公園駅に到着します。
住吉公園駅は3面2線で、昔ながらの佇まいです。


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住吉公園駅には立派な駅舎があります。駅舎だけを見ると、とても路面電車の駅とは思えません。
駅の西側には、駅名の由来になった「住吉公園」があります。


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住吉公園駅の西隣には南海本線の住吉大社駅があり、乗換が便利です。


【乗り鉄の注意点】
都会を走る路面電車だけあって運転本数は多いですが、上町線を全線走破する天王寺駅前~住吉公園の系統より阪堺線直通の天王寺駅前~我孫子道の系統の方が本数が多く、データイムこそ6分間隔で両系統が交互に運転(1系統あたり12分ヘッド)されていますが、住吉公園系統は7時台~20時台の運転で、早朝深夜は運転されないので注意が必要です。
阪堺線との乗換は住吉駅で可能です。また、天王寺駅前駅ではJR、近鉄、地下鉄と乗換可能で、住吉公園駅では南海本線の住吉大社駅が隣接し、東へ徒歩30秒の所に阪堺線の住吉鳥居前駅があります。
住吉公園系統の全区間(上町線全線)の所要時間は、約20分です。

のりかえ

乗換電停乗換路線
天王寺駅前JR西日本(天王寺駅):大阪環状線(弁天町方面鶴橋方面)、関西本線【大和路線】阪和線
天王寺駅前近畿日本鉄道(大阪阿部野橋駅):南大阪線
天王寺駅前大阪市営地下鉄(天王寺駅):御堂筋線谷町線
阿倍野大阪市営地下鉄:谷町線
神ノ木南海電気鉄道(住吉東駅まで徒歩4分):高野線
住吉阪堺電気軌道:阪堺線
住吉公園南海電気鉄道:南海本線(住吉大社駅)
(参考:Wikipedia)