
今回の【駅】シリーズは、
愛知県名古屋市緑区南部、大府市との境界近くに広がる郊外の新興住宅地に位置する東海道本線【東海道線】の駅で、「イオンモール大高」への最寄駅であり、2009年に開業した新駅である、
南大高駅 (みなみおおだかえき。Minami-Odaka Station) です。
駅名
南大高駅 (CA 52)
所在地
愛知県名古屋市緑区
乗車可能路線
JR東海:東海道本線【東海道線】
隣の駅
熱海方・東京方……共和駅
米原方・神戸方……大高駅
訪問・撮影時
2023年6月
駅概要
駅形態……………地平駅(2009年追加開業)。
駅舎………………開業時からの橋上駅舎。東西自由通路を兼用。
出入口……………西口(正面口)、東口。
バリアフリー……○(各出入口~改札階、改札階~各ホーム間にエレベーターを併設)。
点字ブロック……各出入口~改札~各ホーム間に設置。
駅前広場…………○(西口のみロータリーがあり、バス停留所、タクシー乗り場を併設。
東口は駅前道路沿いにバス停留所があります)。

南大高駅は地平駅で、橋上駅舎を有しています。
西口はペデストリアンデッキで「イオンモール大高」と結ばれています。
写真は西口側より北東を望む。


正面口に相当する西口です。東方向を望む。
西口側は地形の関係でホーム階より少し標高が高いため、駅外(駅前広場)と橋上階の高低差が小さいです。
駅外と橋上階の間は階段・エレベーターのほか、自転車用のスロープも設けられています。
東西自由通路は自転車を降りて押しながら通行することが可能です。
また、「イオンモール大高」と駅を結ぶ屋根無しのペデストリアンデッキが右から接続しています。
尚、駅前広場と橋上階の間は多少距離があり、屋根無しのデッキで結ばれています。

西口にはロータリーを有する立派な駅前広場があり、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
一般車での送迎も可能ですが、ロータリー通路が狭いため、バスやタクシーに気を配りながら素早く乗降を行う必要があります。
左側~右奥にかけて、駅と「イオンモール大高」を結ぶペデストリアンデッキが見えます。
南方向を望む。

西口駅前広場の西側には「イオンモール大高」があり、まさに駅直結のイオンモールです。
施設内にはシネマコンプレックスもあるため、土休日は多くのイオンモール来訪客が南大高駅を利用します(現地で確認済)。
南西を望む。

西口から「イオンモール大高」に通じるペデストリアンデッキです。
撮影当時(2023年6月)は写真奥のデッキ沿いで立体駐車場を解体してマンションが建設中でしたが、現在は既に完成しています。そのマンション前には階段とエレベーターの出入口があります。
南方向を望む。

西口駅前です。西方向を望む。
左手には「イオンモール大高」があります。
西口駅前は田園や雑木林が広がる、名古屋市内とは思えぬほどのローカルな農村地帯でしたが、平成に入って造成・開発が進み、新興住宅地が形成されました。駅前にはマンションが多く、駅から離れると戸建住宅の割合が上がります。
尚、「イオンモール大高」を除き商店は少ないです。
約200m北西には南生協病院があります。駅から近いので便利です。
また、直線距離で約650m南西には、伊勢湾岸自動車道、名古屋第二環状自動車道【名二環】、名古屋高速3号大高線が交わる名古屋南ジャンクションがあり(名古屋南ICを併設)、さらに一般道路の国道23号名四バイパス、国道302号も交わっていて、多くの道路が何層にも重なる様は圧巻です。ぜひ航空写真(Googleなど)でご覧になって下さい。





こちらは東口です。1枚目は北西を、2枚目は南西を、3枚目以降は西を望む。
東口は駅外が線路敷と同レベルの高さなので、橋上階との高低差は標準的です。
出入口には階段(自転車用スロープ併設)、エレベーターの設備があります。
東口側は用地の関係もあるのか、駅前広場がありませんが、東海道線と並行する県道50号線(名碧線)沿い、駅出入口北側にバス停留所があり、そのバス停付近の県道とホームの間にスルー方式の簡素な一般車乗降場が設けられています。
尚、東口にタクシー乗り場は設けられていません。
そして東口の南側、県道と線路の間には屋根無しの有料駐輪場があります。

東口駅前です。橋上階より東方向を望む。
県道50号線のすぐ東を東海道新幹線が並走していて、その東側(写真奥)は丘陵地帯になっています。
その丘陵地帯を含めて駅東側には住宅や商店が少なく、丘陵上には大小の工場や事業所が多く立地していて、さらに中部電力パワーグリッドの大高変電所があります。

東口駅前です。橋上階より北方向を望む。
奥に延びる東海道線(左)と県道50号線(右)の間には一般車乗降場があります。県道50号の右を東海道新幹線が並走していて、その右には丘陵上に立地する工場群が見えます。
県道50号線を500mほど北上して、右折して新幹線をくぐると住宅地があります。
また、駅から県道50号を800mほど北上すると、大高緑地の西ゲートに相当する恐竜広場に到達します。

東口駅前です。南方向を望む。
奥に延びる県道50号線の右手には有料駐輪場があります。
県道沿い(左側)にも工場が立地しています。
東口から約250m南の県道東側には「セブン-イレブン」があり、現状、そこが駅から最寄りのコンビニになります。


橋上階(2階)にある改札口です。南方向を望む。
右が西口(イオンモール大高方面)で、左が東口です。
駅員配置………あり(業務委託駅。インターホン無し)。
自動改札機……あり(3通路)。
ICカード………『TOICA』エリア内。
有人通路………あり(窓口に面した右端通路。広幅で点字ブロック設置)。
幅広通路………あり(右端の有人通路および中央の自動改札通路)。
窓口……………あり(改札窓口、右手前の『JR全線きっぷうりば』)。
自動券売機……あり(改札口の右手前。ICチャージ可)。
自動精算機……なし(ICチャージ機のみ設置)。紙のきっぷの精算は改札窓口まで。
トイレ…………改札内(多機能トイレ併設)。
改札内設備……AED、飲料自動販売機。
売店……………あり(改札外左側に「キヨスク」があります)。
コンビニ………なし(最寄店舗は東口側、改札口の約330m南東「セブン-イレブン」)。
そして、1階にある各ホームとの間は階段・エレベーターで結ばれていて、南大高駅はバリアフリーに対応しています。

改札口前(改札外)にあるキヨスクです。南東方向を望む。
今どき郊外の駅でこのような売店が残っているのは珍しいです。
現在も残っているでしょうか?

改札内より改札口を撮影。北方向を望む。
改札口の右手前にICカードチャージ機があります。
改札を出て左が西口(イオンモール大高方面)、右が東口です。

下り2番線に設置の建植式駅名標です。非電照式です。
JR東海・在来線の標準デザインで、国鉄タイプと同じく所在地も併記されています。
アルファベット部分にはJR東海のコーポレートカラーであるオレンジが塗られています。
右側には駅ナンバリング「CA 62」が併記されています。
そして、大高駅は特定都区市内制度における名古屋市内駅であるため、右上には「名」マークがあります。
ちなみに、当駅がJR線に限らず名古屋市内最南端の駅です。

上り3番線に設置の吊下式駅名標です。こちらも非電照式です。





駅構造……地平駅(南南東~北北西方向)。
配線………単式ホーム・島式ホームとも各1面、計2面3線。
左(西)の島式ホームは左が1番線・右が2番線で下り名古屋・米原・神戸方面(2番線が主本線【通過線】で1番線が副本線【待避線】)、右(東)の単式ホームは3番線で上り豊橋・熱海・東京方面です。
尚、本線の左隣を未成線となった南方貨物線の路盤が並行していますが、当駅においては南方貨物線の用地を1番線と1・2番線ホームに転用しています。
ホーム有効長……約210m(20m車10両分、21m車はギリギリ10両分)。
ホームドア………なし(2023年6月時点)。
ホーム幅…………神戸方(奥)は標準レベルも、東京方(手前)は狭く、
3番線の東京方は非常に狭いです。
上屋(屋根)………神戸方の4.5両分に設置。
ホーム上設備……ベンチ(風除け有)・飲料自動販売機。
各ホーム神戸寄りの上空を、橋上駅舎と東西自由通路が覆っています。
1枚目は1番線より、2枚目は2番線より、3枚目~5枚目は3番線より、全て米原方・神戸方を望む。



3枚とも3番線(左)より熱海方・東京方を望む。
手前の神戸方は一定のホーム幅が確保されています。

3番線より熱海方・東京方を望む。
本線の右側を未成線になった南方貨物線の路盤が並行します。また、左側を並行する県道50号線のさらに左を並走している東海道新幹線は次第に左へ離れていきます。
この先、右手に「イオンモール大高」を、左手に工場地帯を見ながら南南東へ走ると名古屋第二環状自動車道【名二環】をくぐり、右へカーブして右手に水主ヶ池や湿地を見ながら進路を南に変えます。その後は伊勢湾岸自動車道と国道23号名四国道をくぐると大府市に入り、左手に住宅地を、右手に豊田自動織機共和工場、愛三工業本社工場を見ながら南下し、やがて右側車窓も住宅地に変わると快速停車駅である共和駅へと至ります。

3番線より米原方・神戸方を望む。
本線の左側を未成線になった南方貨物線の路盤が並行します。また、右側を並行する県道50号線のさらに右を東海道新幹線が並走しています。
この先、左手に新興住宅地を、右手に東海道新幹線や丘陵地帯を見ながら北北西へ走り、南方貨物線の路盤ともども高架区間へと上がります。その後は右から東海道新幹線が寄り添い並走するようになります。そして住宅街の中を引き続き北北西へ走ると、高架駅である大高駅へと至ります。
あとがき
下車(乗車)時・・・2023年。
複合ホーム2面3線の地平駅で、構内の一部は未成線となった東側を東海道新幹線が並走しており、西側には未成線となった南方貨物線の路盤を一部転用しています。橋上駅舎を有していて、西口側は高台にあるため駅外と橋上階の高低差が低くなっています。駅前は西口側が新興住宅地で、駅正面に「イオンモール大高」があります。一方、駅東側は並走する東海道新幹線の先(東)が丘陵地になっており、工場などの事業所が多く建ち並んでいます。
鉄路のみでのアクセス(ルートは一例です)
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
東海道新幹線で名古屋下車。東海道線上り普通列車に乗換。
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
東海道新幹線で名古屋下車。東海道線上り普通列車に乗換。
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・あり (最寄店舗は約330m南東「セブン-イレブン」)
飲食チェーン店・・・あり (西口駅前のイオンモール大高内に多数あります)
東京、大阪とも到達難易度はさほど高くありません。東海道本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は南大高駅でも途中下車してみて下さい!
(参考:JR東海のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)