

今回の【駅】シリーズは、
長野県木曽町の中心市街地に位置する中央本線【中央西線】の主要駅で、特急『しなの』の停車駅であり、御嶽山などの観光地への拠点駅である、
木曽福島駅 (きそふくしまえき。Kiso-Fukushima Station) です。
標高775.3mです。
駅名
木曽福島駅 (CF 30)
所在地
長野県木曽郡木曽町 (旧・木曽福島町)
乗車可能路線
JR東海:中央本線【中央西線】
隣の駅
名古屋方……………上松駅
塩尻方・東京方……原野駅
訪問・撮影時
2023年4月
駅概要
駅形態……………地平駅(1910年開業)。
駅舎………………西側に1981年改築の鉄筋コンクリート造一部2階建て駅舎あり。
出入口……………西側のみ。東からは約240m南の陸橋or約290m北の跨線橋を渡り西側へ。
バリアフリー……○(駅出入口に段差なし。改札~ホーム間にエレベーター併設)。
点字ブロック……駅出入口~改札~ホーム間に整備。
駅前広場…………○(ロータリー無し。バス停留所あり。タクシー乗り場あり)。



駅舎です。上から北東~南東~東方向を望む。
国鉄時代末期の1981年に改築された鉄筋コンクリート造一部2階建ての駅舎が使用されています。
切妻屋根の和風建築で、国鉄特有の無機質な雰囲気が和らいでいます。
コンコースと改札口は1階部分にあります。2階は駅事務室と思われます。
出入口に段差はありません。

駅舎前には駅前広場があり、バス停留所とタクシー乗り場がありますが、スペースが狭く、ロータリーはありません。
開田高原方面、木曽駒高原方面、御嶽山方面(季節運行)のバス路線が出ています。
駅前広場を挟んで左側に駅舎があり、反対側の右側は土産物店が立ち並んでいます。
南を望む。

駅前広場です。北を望む。右側に駅舎があります。

また、駅前広場南側には公衆トイレ(多機能トイレの有無は不明)と一般車一時駐車場があり、送迎が可能です。
南を望む。左後方に駅舎があります。

駅前の土産物店街です。西方向を望む。
各店舗の裏は結構高低差がある崖になっていて、崖下に市街地が広がっています。

駅前です。北を望む。右前方には交番があります。
前方の坂道を下ると木曽町福島地区の中心市街地方面です。
約500m北~約1.5km北東の木曽川沿いには、旧中山道の福島宿を起源とする市街地が広がっています。
福島宿には古くからの町並みが残されていますが、奈良井宿よりは規模が小さく、観光地としてはマイナーかもしれません。
また、約250m北北西には(写真奥から左へ分かれる細い坂道を下ると)、総合スーパーの「イオン木曽福島店」があります。
「サティ」由来の店舗ですが、この規模の街の、しかも中心市街地に「イオン」があるのは珍しいです。
まぁ、食料品売場が大半を占めていて、衣料品などの売場の規模は小さいようです。

駅前です。駅前広場南端部より南を望む。
この交差点を左へ曲がると木曽町役場(約270m南南西)方面、陸橋で中央本線を渡って駅東側方面です。
また、ここから直進して坂を下ると、木曽川沿いに広がる木曽町の市街地南部方面です。

南側へ下る坂道からは、崖下に広がる市街地を一望できます。
木曽福島の市街地は木曽川の谷に沿って南北方向に長く延びています。
写真は西を望む。右方向に木曽福島駅があります。

一方、駅裏の東側ですが、駅構内が広いがゆえ東西を連絡するルートが駅から離れている事で利便性が悪く、あまり発展していません。
住宅と田畑が混在する農村地帯が広がっていますが、すぐ近くまで山地が迫っています。
その山地の斜面を国道19号線が通っていますが、この付近には沿道にロードサイド店舗が少ないです。
ホームより東を望む。


改札口です。東方向を望む。
駅員配置………あり(駅長配置駅かつ管理駅。無人時間帯あり)。
自動改札機……なし。
ICカード………利用不可(エリア外。
もしICエリア内から乗り越しの場合は全区間現金精算になります)。
有人通路………あり(普段は窓口に面した左側通路のみ開放。点字ブロック設置)。
幅広通路………あり(左側通路)。
窓口……………あり(改札窓口と左手前の『JR全線きっぷうりば(みどりの窓口)』)。
自動券売機……あり(改札口から離れた左手前に指定席券売機を設置。
近距離きっぷも指定席券売機にて購入する形になります)。
自動精算機……なし(精算・乗り越しの際は改札窓口まで)。
他改札設備……きっぷ回収箱(改札内に設置)。
トイレ…………改札内コンコース(オストメイト対応トイレ併設。車いす非対応)。
トイレ…………改札外駅前広場南側(多機能トイレの有無は不明)。
改札外設備……待合室(空調あり。内部にコインロッカー・ベンチ・飲料自販機あり)。
売店……………なし。
コンビニ………なし。
以前は改札外右側に「キヨスク」がありましたが2023年3月に閉店しました。
私が訪問したのは閉店してからわずか1ヶ月後でした…。

待合室です。南を望む。
外から駅に入って右側にあります。
冷暖房完備で、中にはベンチが置かれていて、コインロッカーと飲料自動販売機もあります。
左側は閉店した「キヨスク」の跡です(現在は撤去されているかも)。


改札を通って右へ曲がり、さらに左へ曲がるとそのまま線路の盛土下を通る地下道に入ります。
そして左側の階段または右側のエレベーターで登ると、盛土上にあるホームに到達します。
木曽福島駅は概ねバリアフリーに対応しています。


改札内より改札口を撮影。北~西を望む。
自動精算機がありませんので、精算や乗り越しの際は改札窓口で申告して下さい。
改札口の右手前には、無人時間帯に使用する集札箱があります。
尚、無人時間帯は、普通列車ですと下車時に運転士または車掌が集札を行い、乗越時もそこでの対応となります。特急『しなの』の場合は車掌が全乗客のきっぷを回収できない為この集札箱の出番になります(乗越時は事前に車掌へ申告して下さい)。
また、無人時間帯にICカードで乗り越してしまった場合は、次回乗車時に駅員にその旨を申告して下さい(乗車時も無人時間帯の場合は乗車列車の車掌に申告を。ワンマン列車の場合は必ず整理券を受け取り、運転士または着駅の駅員に申し出て下さい)。

上り2番線に設置の吊下式駅名標です。
行灯式ではありませんが、上部の照明が当たっているので間接電照式と言えるでしょうか?
JR東海・在来線の標準デザインで、国鉄タイプと同じく所在地も併記されています。
アルファベット部分にはJR東海のコーポレートカラーであるオレンジが塗られています。
尚、中央西線(中津川~塩尻間)は主要駅にしか駅ナンバリングが導入されていないのですが、
木曽福島駅は特急『しなの』が停車する主要駅なので、「CF 30」の駅番号が付与されています。





駅構造……地平駅。南南西~北北東方向。カーブ地点にホーム有。
配線………島式ホーム1面2線+側線多数。
右(西)は1番線で、下り塩尻方面および篠ノ井線・松本方面、中央東線・東京方面です。
左(東)は2番線で、上り中津川・名古屋方面です。
1番線から見て2番線は少し東京方(手前側)にずれています。両番線ともホームの長さは同じです。
当駅始発・終着の列車が複数ありますが、ホーム上で折り返す事はありません(そもそも折り返しの運用がありません)。これらの列車も下り列車は1番線、上り列車は2番線に発着します。
また、1番線の右に待避線が1線、2番線の左に待避線1線・留置線2線(2線とも手前の塩尻方が行き止まり)、非電化の保線用側線3線(うち2線は奥の名古屋方が行き止まり)があり、構内は広いです。構内東端は保線基地になっています。
ホーム有効長……20m車12両分(21m車11両分)。
ホームドア………なし(2024年2月時点)。
ホーム幅…………手前の東京方は広く、奥の名古屋方は端が狭いです。
上屋(屋根)………東京寄り6両強分に設置。
ホーム上設備……ベンチ、飲料自販機、待合室(ベンチ有。冷暖房なし)。
ホーム中ほど(上屋下)には階段とエレベーターがあり、地下道を経由して西側の盛土下にある駅舎・改札口に通じています。
1枚目・2枚目は1番線より、3枚目・4枚目・5枚目は2番線より、全て名古屋方を望む。



1枚目と2枚目は1番線(左)より、3枚目は2番線(右)より、全て塩尻方・東京方を望む。
1番線と2番線はホームの位置が微妙にずれています。
両番線とも外側に待避線が1線ずつ敷設されていて、おそらく貨物列車などの待避に使われているのでは…と思ってしまいます。

1番線より駅舎を撮影。西を望む。
ホームは盛土上にあります。駅舎の2階相当の高さです。

1番線東京方からは、駅前広場の北にある駐車場にて静態保存されている、
蒸気機関車(SL)のD51 775を見ることができます。


木曽福島駅の構内は広く、東側には運転関係や保線関係と思われる事務所の建屋があります(上写真)。
構内には留置線と保線基地が併設されています。
2番線より東を望む。


上写真は2番線より、下写真は1番線より、全て名古屋方を望む。
木曽福島駅を含む倉本~原野間は複線区間です。
この先、右手に木曽町役場を見ると市街地を出て山間部に入り、やや長いトンネルを抜けると右手に木曽川を見下ろしながら、深い谷を南下していきます。その後、上松町に入ってトンネルを抜けても木曽川の渓谷が続きますが、やがて山地が少し後退して市街地に入ると上松駅へと至ります。


上写真は2番線より、下写真は1番線より、全て名古屋方を望む。
この先、右へカーブして左手に旧・木曽福島町の中心市街地(福島宿など)を見下ろして東北東へ走り、その後は左へカーブして一時的に上下別線になりますが、上下線が合流すると福島の市街地は途切れ、山あいの農村地帯の中を北東へ走ります。その後は正沢川を渡り、右へカーブすると、左を流れる木曽川に沿って東北東へ走りますが、沿線が森に囲まれているため、木曽川は見えません。そして森の中を走り続けると、原野駅へと至ります。
あとがき
下車(乗車)時・・・2023年(駅訪問の為)。
主要駅の割に島式ホーム1面2線と小規模ですが、側線が多く構内は広いです。西側に国鉄末期に改築された大きな駅舎があります。駅前は木曽町の中心市街地で、北側に旧中山道の福島宿があります。観光シーズンには観光客で賑わいます。
鉄路のみでのアクセス(ルートは一例です)
東京から・・・当日到達可、日帰り往復可。
中央東線特急『あずさ』で塩尻駅まで行き、中央西線列車に乗換。
特急『しなの』も停車します。
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。
新幹線(名古屋)中央西線特急『しなの』に乗換。
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・あり (最寄店舗は約420m西「セブン-イレブン」)
飲食チェーン店・・・なし (1km圏内に店舗はありません)
東京から、大阪からとも到達難易度はさほど高くありません。
中央西線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は木曽福島駅でも途中下車してみて下さい!
また、木曽観光および御嶽山観光の際はぜひ中央西線をご利用になり、木曽福島駅も観察してみて下さい!
(参考:JR東海のHP、配線略図.net、イオンのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)