When the dawn comes... | 再び繋がった、その後に…

再び繋がった、その後に…

あるがままに心穏やかな楽しい日々を♪

タロットには、誰もが「出てきたら嫌だなあ」と思う、不吉な暗い絵柄のカードが幾枚か存在します。
「死神」や「悪魔」、「ペンタクルの5」の他、「ソードの10」も、間違いなくその1枚だろうと思います。



再び繋がった、その後に…

剣が10本、ぶすぶす突き刺さってます。

血は出ていないので、あんまり痛そうでもありませんが。

このカードを見て思い浮かべるであろうことは、普通、


もうあかん」「死ぬ」「最悪


といったことでしょう。


が、タロットというのは、人生と同じで、どんな暗い側面にも希望が存在します。

どんなカードにも、前向きな解釈も可能なのです。(笑)


たとえば逆に言うと、「最悪→でもこれ以上悪くなることはない。これで最悪最高潮。あとはもう悪いことは起こらない。良い方向に向かうのみ」ともいえます。(この辺の解釈は、他のカードとの兼ね合い、またリーディングをする人のパーソナリティにもよるのでしょうが)


ところで、私は劇団四季のミュージカルや宝塚などには、もともと全然興味がなく、ミュージカルを初めて観たのは、ロンドンのウェストエンドでの「キャッツ」でした。何と、チケットが10ポンド(1500円くらい)で手に入ったのです。

それで初めて「キャッツ」のストーリーや、これがウェストエンド発祥のミュージカルであることを知ったのですが。


このミュージカルには、有名な「Memory」という曲があります。

「ソードの10」で私の頭にふと思い浮かぶのは、実はこの曲です。


この曲では、


When the dawn comes, tonight will be a memory, too.

And a new day will begin.

(夜明けが来れば、今夜も“memory(思い出)”になる。そして新しい1日が始まる)


と歌われます。


「ソードの10」でも、背景では白々と夜が明けつつあります。

もしかすると、このカードが表しているのは、「夜明け前が一番暗くて寒い」ということかもしれません。