大手不動産仲介会社にて相続研修をしました | 家族信託・生前対策コンサル活用術|斎藤竜

家族信託・生前対策コンサル活用術|斎藤竜

リーガルエステートの代表・司法書士 斎藤竜|士業・専門家がゼロから始める家族信託・生前対策活用術|低単価手続き代行から高収益コンサル業務へ移行するには?

今日は、大手不動産仲介会社にて
相続が関係する不動産の案件について、社内研修を担当してきました。

今後、増えていくだろう相続問題について
皆、興味を持っていただいて、講師冥利に尽きました。

相続にまつわる問題は、本当に、家族ごとに異なり、全てカスタマイズの相談です。

僕自身の相談者に対するアプローチは、
まず、相続した実家をどうしたいのか、ということから始めています。

今、マスコミ等の報道もあり、近年の子は皆平等の意識があるので、
どうしても自宅が主な相続財産となってしまっている場合でも、
皆、平等に相続したいと考えていることが多いです。

でも、平等に相続した結果、不動産は一つしかないので、
将来的には、その子供に相続が発生し、利害関係者が増えてしまいます。

帰る実家、故郷を失うことは、本当に悲しいことです。
子供が皆、独立していて、帰る家が全員あるときは、
誰も管理する人がいない実家を売却するということは、当然だと思いますが、
実家を守り、お墓を継いで行くということであれば、
僕は敢えて、実家は財産的な数字上の価値はあるけれども、
数字は無視して、実家については、お墓と一緒に守っていく人が守る義務があるので、
財産的な価値はこの際考えないで、それ以外の財産で平等に考えてくださいという
アプローチをしています。

実家を相続しない子供にとっては、
持家を持つにあたり、住宅ローンを組んで重い負担を負っているにも関わらず、
親と同居している子は負担を負わないで実家を相続して、公平ではないと思うかもしれない
のですが、
実家を継いだ子は、◯◯家を守っていく義務があるので、
そこは組んでもらいたいと常に思っています。