第7560回「レッド・ウォーター/サメ地獄 アニマトロニクス・ジョーズ ストーリー、ネタバレ」 | 新稀少堂日記

第7560回「レッド・ウォーター/サメ地獄 アニマトロニクス・ジョーズ ストーリー、ネタバレ」




 第7560回は、「レッド・ウォーター/サメ地獄 アニマトロニクス・ジョーズ ストーリー、ネタバレ」(2003年)です。テレビ映画として製作されました。ただ、サメの動きには一部アニマトロニクス(生物型ロボット)が使われていますので、ジョーズ映画としては画期的です。


 この映画に登場するサメは、オオメジロザメ(ブルー・シャーク、牛鮫)です。淡水にも侵入でき凶暴性も極めて高いと言われています。映画の基本プロットは、「アナコンダ(第1作)」(※)と極めて似ているのですが、この映画ではギャングが絡んでいるため焦点がぼけてしまったというのが実感です。





「プロローグ オオメジロザメの出現」

 湖で若い女性が、サメの犠牲となります。一方、孫と川釣りをしていた老人も同じサメの犠牲となりました・・・・。場面は変わり、ヴァージン諸島のセント・トーマスで、黒人マフィアのボスが、ブレット(白人)に川に遺棄された金の回収を命じていました。目付役として付けられたのが、アイス(黒人)でした・・・・。


「本編 レッド・ウォーター」

 ルイジアナ州アチャファラヤ川の河口で漁師をしていたジョン・サンダース(ルー・ダイアモンド・フィリップス)は、銀行に借金が払えず漁船を取り上げられようとしていました。そんなジョンに接触してきたのが、元妻のケリー(クリスティ・スワンソン)と石油会社の幹部でした。


 一行は、掘削現場に行きます。しかし、周辺にはオオメジロザメが出現していました。保安官の制止を振り切り、発掘現場に向うことにします(この保安官は物わかりのいい人物です)。その頃には、3人目の犠牲者が出ていました・・・・。捕獲賞金は10万ドルに上がっていました。


 寄り道したせいもあり現場に着いた時には、マフィアの3人組が海底を探査していました。高飛車な石油会社幹部の発言にキレたアイスは、脚を撃ちぬきます・・・・。この騒動のせいで、ジョンたちはマフィアに捕われる破目になりました。しかし、掘削中の油井が暴噴したのです。爆発のために作業員2名が亡くなりました。


 さらに海底でバブルを締めようとした作業員もサメの餌食になります。ここからは、地上戦の様相が強くなります。マフィアも一枚岩ではありませんでした。内紛を起こし、さらにジョンたちも抵抗します。混乱の中、アイスは金の回収に成功します。しかし、爆発とオオメジロザメのために、マフィアは全員死亡します。


 生き残っているのは、ジョン、ジョンの相棒、ケリーの3名だけになりました。川に転落したジョンが偶然向ったのが、ボーリング・マシンの直下でした。ジョンの合図とともに、オオメジロザメの口にマシンの先端を突き落とします・・・・。


「エピローグ 賞金有効かな」

 ジョンは相棒に聞きます。「あの賞金、有効かな?」、相棒はサメの死体は自然に帰すべきだと主張します。「そうだな」、借金のことはすっかり忘れてしまったジョンでした。そこに、保安官のヘリがやってきます・・・・。


(補足) オオメジロザメの写真はウィキペディアから引用しました。


(追記) 「アナコンダ」シリーズについて書いたブログは次のとおりです。

「パート1」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10763102845.html

「パート2」 テロメアをモチーフにしています。いずれ取り上げたいと思います。

「パート3」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10440793812.html

「パート4」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-11133100129.html