音と聞いて好きな音もあれば、そうでもない音から音楽などのリズミカルな音まで、
ありとあらゆる音を
イメージしたりします。
日常の生活の中でありえる
例えばこんなケースから、人間は騒がしい環境の中でも友人と話ができたり
大勢の人の会話の中から好きな人の声だけを拾い出せたりします。
これは、いったい何故なのでしょうか?
おそらく機械だとこうはいかないかもしれません。
こしたことができるのは人間の聴覚に音の選択能力があるためであり、
人は聞きたくない音やさほど重要でない音を背景に押しこんで
自分が聞きたいと思う音を浮かび上がらせることができるようです。
ちなみに、自分と同じ場所に録音機器を置いてみると、よりわかりますが
性能が良いものほどその位置で
拾える限りの音をすべて平等に記録してしまいます。
たとえば・・・。
会議の録音の内容を再生して、聞きなおしてみるとそこに
居合わせたときには聞きとれたはずのかすかな声の発音
がほとんど聞きとれないことがあります。
かと思うと・・・。
そのときには全く気にならなかったよけいな椅子を動かす
音やペンを置く音などがやけにハッキリ入っていたり。
機械は確かに便利な物ですが音を選択できる能力という
点では人間の耳の方がはるかに勝っている・・!?
つまり人間は、この能力によって音の充満している環境に適応しているともいえますし
聞きたい音を選択できるということは、
聞きたくない音を選択的に背景に押し込めてしまうこともできるということになります。
近い距離で自分に向けられている叱声は耳に入らず、、、
自分の背後の話し声や物音ばかりが気になったり窓の外の音に気をとられたり、
あるいはまるで無音の世界にいるような気がしたりするのは、
恐らくこんな場合なのかもしれません。
人の選択する音は、その方向とか自分との距離などには必ずしも関係ないという一例のお話でした♪^^