今年もあとわずか・・・
ということで、来年に向けてのお知らせをお伝えします
【干支ストラップ】~玉置神社摂社「三柱神社」鳥居の木付き~
来年2021年の干支は「丑(ウシ)」
今年も玉置神社の鳥居の木(ひのき)付ストラップを手作りで制作します
効能としては玉置神社の三柱神社の鳥居の木の効能の効果が期待できます。
詳しくはこの記事の内容で判断してください。
頭のところに使っているパワーストーンで区別しています。
またパーツの金具は、石に合わせてゴールドかシルバーになっています。
(ご希望があればどちらでもできます)
今年は木はしっぽに付けてみました。
価格は全て税込み価格です。
①ブロンザイト、トルマリン、タイガーアイ
5920円
効能:金運UP・地に足を付け、着実に生活する
②ゴールデンオブシディアン、トルマリン
5860円
効能:健康運UP・魔除け・護符
③水晶、スモーキークォーツorトルマリン
5700円
効能:浄化・ストレスを軽くする・魔除け
※水晶を「ガネッシュヒマール水晶」に変更可能。その場合、商品価格は7130円になります。
これはただの干支ストラップではありません。
世界遺産でもあり、熊野本山の元の神社「玉置神社」の中で、一番古い社の山の神「三柱神社」の鳥居の木だったヒノキを使っているからです。強力な魔除けです。
ここで少し玉置神社の「三柱神社」についてお話しましょう。
この神社は実は、天の御柱神(天御祖)と地の御柱神(自然界を司る雷風の神と地主の熊野山の神)と稲荷の神(食の神)の三セットを祀っている、玉置神社の中で最も古い社なのです。
HPでは「玉石社」が最も古いと書かれていますよね。。。
玉石社は神武天皇の時代なのですが、「三柱神社」はそれよりかなり前の縄文時代後期から三セットの神々が鎮座されたのです。
もちろん正史とされている『日本書紀』や『古事記』、あるいは地元の風土記には出てきません。
『ほつまつたゑ』では元ハタレで、「キツネ」と「クツネ」(略してキクツネ)という二つの性格を合わせ持った三兄弟が九州から京都伏見辺りに仲間を集結して大移動しました。(三ツヒコともいう)
キクツネ三人は妖術使いで、人の心をたぶらかして怠けて、食べ物をむさぼる欲張り者でした。
その兄弟たちが後に改心して、正直者で働き者に変わったのです
キツネは今では稲荷神となっていますが、実はそうではありません。
動物霊でもありません。人間です。
理想ばかり言っていて、不平不満を言って、働かない欲の深い人のことです。
理想を語り、人を惑わし、人間界の時間の流れに反する生き方をするものの総称を「キツネ」というようです。
『ほつまつたゑ』八アヤには
キツネは「キ」といい、「キ」=東である。東は必ず子(北)から入る方角で、「ツ」は西へ行き南へ、そして東を通りまた北へ帰る・・・
と説明があるように、キツネの動きは暦のサイクルと同じ左回りなのです。
なぜ左回りなのか。
なぜ時間の流れのように時計回りではないのか?
その答えは視点を地上からではなく、北極星から見るのが暦の運行だからです。
北極星を天帝としてみたら北極星の真上から地球をみてみると、地球は太陽の周りを左回り(反時計回り)に回っているのです。
これは現在の時間(右回り、時計回り)とは逆行しているのですが、これが重要なのです。
宇宙の自然の時間と地球の不自然な時間との調和を取ることが必要なのです。
この図を見て下さい。
(二四節気をウキペディアで取り込んだ図)
冬の起点である冬至から左=反時計回りに動いていますね。
キツネも暦と同じような動きをするので、必ず「子」(北)に帰るから、北の方位の象徴「ネズミ」の揚げたものをごちそうしてあげると必ず捕まえることが出来ると天照大神は考えたのでした。
(案外、古代はシャレ的なのです)
私たちの時間は右回りに過ぎていきますね。時計をみてください。
針は右に進んでいきます。
その反対方向へ動くキツネには、私たち地上の時間配分に対して不平不満が出て来るのです。どうしても真っ当に働く人間とは合わなくなります。
北極星を中心とした暦の流れと同じように動きたいのです。
しかし、人間界はその真逆なのです。(人間界は時計と同じ右回り)
私たちが人間界の現実と理想のギャップに苦しんでいるのと同じなので、なぜか親近感が生まれますね。
クツネという性格は、ショウガの茎(陽を表す)とミョウガの芽(陰を表す)を合わせて燻した煙が苦手です。
キツネとクツネは一人の人間の心に巣を作る不平不満の悪魔のささやきなのです。
さて、これら悪党三人を改心させた功労者をご紹介します。
キクツネ三人は捕まりまり、死刑が決まりましたが、この三人の命を七度も請いて、助けた者がいました。
稲荷社(伏見稲荷の総元締め)を開き、今の京都一帯の食の改良研究者とでもいいましょうか、お米の改良をしていた方がいました。その神の名は「カダマロ(荷田神:カダの神)」といいます。
カダマロは自分より目上の神々たちへ七度も彼らの命を助けてもらえるように頼んでいます。
そして天照大神から
「お前の責任において人にしなさい。もし目を離してまた化け物になったらその時は容赦せずこの者たちを魂断ちする。」
と命じられ、三人は助かりました。
カダマロは自分の職を助けるように農業の下働きをさせ、ついに三人は立派な働き者の正直者になったのです。
カダマロから命を助けられた三人はこの恩を生涯忘れることなく、一心不乱に働いたので食べることに困らず人間らしい人となりました。
三人はこの恩を、自分たち仲間や先祖代々へ語り継いでいきました。
この山に住むことを許された一族が、上司への恩を忘れないようにと、そして妖術使いで死罪になった他の仲間たちの供養と真っ当な人としての再生を願って、玉置山に社を構えることとなったのだと私は推察しています。
『ほつまつたゑ』によれば、兄ヒコは「此処に留め」とあり、はっきりとした場所が示されていません。此処とは?
玉置神社の由来を探るとどうもこの玉置神社が牢獄・監獄の役割だったように思えます。
奈良の山奥にひっそりと建つ神社。熊野の元神として存在してるこの玉置山こそ、キクミチ率いる三十三万の魂断ちをした場所ではないかと・・・
ですからあくまでも持論ですが、兄ヒコ(長男)は玉置神社の御柱神社の稲荷神として祀られたのではないかと思います。
中ヒコ(次男)は山背の花山野へ、とあり、その場所は確定しています。ここが現在、稲荷社の総本宮、京都伏見大社です。
中ヒコはカダマロ(荷田の神)の元で働きました。
弟ヒコ(三男)は東の明日香野へ、とありますが、実はこの場所が現在ではどこにあたるのか分かりません。
「明日香」という地名からは石舞台古墳辺りかと思うのですが、蘇我氏が権力を握っていた時代にかなり手を加えられている土地なので、今はもう残されていないかもしれません。
さて、というわけで玉置神社の要、三柱稲荷の鳥居だった木で作った干支ストラップの意味は大体お分かりいただけたでしょうか。
玉置神社の三柱神社の生の鳥居の木の時に使われた最後の鳥居の木付きです
しかし今は生木でななく、しかも赤く塗られてしまっています。とても哀しいことです。
↓玉置神社HPより(現在は白木ではなく人工素材の鳥居)
ちなみに・・・また脱線しますが、神社や仏閣、史跡を赤く色づけするのは古墳時代より前には無かったことです。
完全に「西」(カ)の国の赤という色を象徴したいという潜在的な意識が働くから赤くしてしまうのでしょう。
八幡神社も古来の形そのままのは生木のままですが、西の思想が関与してくると赤くなります。
首里城も昔は黒かったそうですね。
脱線しました・・・
玉置神社の鳥居の木だったヒノキの玉(ストラップ用)は後二年循環すれば12年一周したことになります。12支の完成です。
予約お待ちしております。
初めての方や遠方の方は一度ブログでメッセージください。購入方法をお伝えします。
今年もあとわずか・・・
しかし旧暦ではまだ余裕があります。
パワーストーン祭りも12月2日から2月14日まであります。
その際にブレス作りと一緒に、来年の年運鑑定も出来ます。
(密教占星術をまだ受けていない方は一生鑑定から行います。詳しくはお問合せください)
大事なのは過去ではなく、この先の未来をどう進むのかです。
一緒に前に進みましょう!!