憧れのブレンドラムス | ためにならない話の塊

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タイトルの通りで

先日、1/22のことですが、レナード衛藤さん(元:鼓童)のブレンドラムスを観に
青山へ行ってまいりました。

共演の元イエローモンキー菊地英二氏お目当てで行ったんですが、
うん、行って正解だった。
それは、たまたまアニーがモロ見えになるポジションの席をゲトできたからって訳じゃなく
演奏がとても素晴らしかったから。
聞き惚れるライブって中々体験するのが難しいんだよね・・・。
アゲアゲで楽しむライブは結構あるんですが。
(別にアゲアゲなライブの演奏に問題があるわけではない)

和太鼓とドラムの共演ってどんな感じになるんだろう、
自分の今まで知ってる太鼓の世界だけでは中々想像ができず
でも、これは通常では体験できないすごい世界があるような気がする、と
ずっと気になってたので、なかなかチャンスがなかったんですが
ようやっとの参戦。

で、いざ始まったら、本当引き込まれた。
和太鼓の演奏は多分初めての体験だったけど、
和太鼓の音だけの中に、すごく世界がある。
迫力。
それは音の大小的なものではなく。
複数の太鼓達が、レナードさんに旋律を引き出されてる。
ピアノとのセッションで実感したけど、太鼓も主旋律になり得るんだなと。
席の唯一の不幸は、前の人の頭でステージに見えない部分があったことかな。
優秀なパーカッション奏者の演奏中の体の動きって、
すごく格好いいんですよ。
スティックの動きだけでなく、体全体の動きがとても綺麗でブレのない
舞踏に通じるんじゃないかってくらいな見惚れるものがあるのは知ってるので、
それを満遍なく見たかったなー、というのがね。
でも、耳は本当満足。
演奏の合間に、ヨーロッパ話中心にレナードさんの海外話もあり。
ラテンな人たちとゲルマンとの仕事における融通の利かなさ的比較の話なんかは
笑えるだけでなく非常に興味深い話でしたねぇ。

で、和太鼓とドラムの共演は。
どちらも太鼓だけど、音質的に違う部分も多いからケンカにならんのかなぁ・・とか
要は両者の音が同じ場所で奏でられる状態がずっと想像できなかったんだけど
何を危惧してたんだか。
太鼓の世界。
どう表現したらいいのか。
難しいなぁ。文章にできねぇこの能力のなさ。
ただただ、音の融合に驚かされた。

また機会があれば聴きに行きたい。
聞き惚れる演奏に出会えたことに感謝。