連休中の地震 | サト_fleetの港

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ブログで取り上げる話題はノンセクションです。
広く浅く、幅広いジャンルから、その時々に感じたことを “おとなの絵日記” のように綴っていきます。


GWさなかの5月5日 午後2時40分頃、

突然、スマホから緊急地震速報のアラームがけたたましく鳴り響いた。

強い揺れに備えるようにとのアナウンスが流れ、隣の部屋で家族が観ているテレビからも同様の警報が聞こえてきた。

防災無線からも大地震に警戒するよう呼びかけている。

「来るぞ!」と身構えると、間もなく揺れが始まった。

揺れはだんだん大きくなり、家の中がガタガタ鳴った。

近年にない大きな揺れだ。

結構長く揺れていたように感じた。


震源は石川県能登地方の珠洲市。

マグニチュードは6.5、最大震度6強とのこと。

珠洲ではここ数年、群発地震が続いているが、今回の地震は過去最大級のものだ。

私が住んでいる地域は、珠洲から直線距離で約180㎞ 離れているが、震度は3だった。

しかし、体感的にはもっと強い揺れに感じた。



この地震に関して、テレビ各局は通常の番組を変更して、急きょ地震関連の放送を流していたが、

現地からの中継は、地元石川県の放送局からの放送に切り替える局が多かった。

その放送では、

キャスターたちは安全のためヘルメットをかぶり、女性キャスターは、ほぼスッピンに近いように見えた。

緊急事態のためか、スタジオ用のメイクをしているひまがなかったのかもしれない。

キー局の全国放送にその映像が流れ、

日頃は県内だけに知られるキャスターたちが、全国デビューしたような形になった。

しかし、

こんな形の全国デビューは嬉しくないだろう。



【地元局からの中継の例】
※日本テレビ系の報道番組に登場したテレビ金沢の吉道さゆりキャスター。

テレビ朝日系の報道番組に登場した北陸朝日放送 (金沢市) の森重有里彩アナウンサー。


NHKは東京からの緊急放送を中山果奈アナウンサーが担当していたが、

中山アナはこれまで、地震や豪雨などの緊急放送をよく担当している。

たまたま、当番の時にそういった災害が起きるのだろうが、

場数を踏んでいる割には、ややトンチンカンなコメントをしてしまったりとか、いろいろなエピソードを残している人だ。

緊急なので、事前打ち合わせや原稿の下読みが出来ないので、ある程度は仕方ないことだろう。(弁護)


※地震の第一報を伝えるNHK東京放送局の中山果奈アナウンサー。


途中から、担当は山内泉アナウンサーに代わった。

山内アナは現在『ニュース7』の金・土・日・祝日を担当しているのだが、

7時からの放送に備えてウォーミングアップしていたのか、このような緊急事態にも即応し、滑舌よく地震の報道をしていた。

山内アナは、2017〜2020年度にNHK金沢放送局に勤務していたので、石川県内には土地勘がある。

今回強い地震のあった能登の珠洲市もよくご存知のはずだ。

そのせいか、

ニュース原稿にある能登の地名も、よどみなく読み上げていた。


※NHK東京放送局の山内泉アナウンサー。


夜9時58分頃にもまた緊急地震速報が流れ、大きな揺れを感じた。

昼間の地震の余震の大きいやつだ。

震源地の今度のマグニチュードは5.8、震度は5強。

こちらの地域の震度は3だった。


テレビの在京キー局は、また通常番組を一時変更してこの地震の速報を伝えていたが、

その中で、通常もこの時間帯にニュース番組を流しているテレビ朝日は、

自局のアナウンサーを珠洲から七尾、金沢にかけて配置し、それぞれの地点から中継を行った。

早々と複数名のアナウンサーを現地入りさせ、各拠点から現地の状況を報道させるとは、なかなか素早い対応だ。

地震の報道ひとつ見ても、各放送局で特色があるのがわる。



今こうしている間も、小さな余震が何度も起きている。

当分地震活動は続くとみられると、気象庁の緊急会見で言っていたが、やはり地震はおそろしい。

今回被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、

これ以上被害が拡大しないよう祈りたい。