太陽の光はありがたい。
外出すると、実際の気温以上に、体感気温は暖かかった。
しかし、
晴れているというのに、時おり、小雨がパラつく。
“天気雨”(“狐の嫁入り” とも)というやつだ。
気象のメカニズムを知らなかった昔の人には、さぞかし不思議な現象だったことだろう。
(今でも、不思議といえば不思議)
この天気雨の最中、虹が出た。
前にも書いたが、これから湿った雪の降る寒く長い冬を迎える こちら北陸。
この気候は、健康体の人ならともかく、
お年寄りや、体調のよくない人には厳しい。
天気雨の雲を越えて架かる虹の彼方に、常春の楽園があるのでは。
そんな願望に近い幻想にかられた11月最後の日の午後だった。