保育園で長く働いていると、「休憩が取れない」のは当たり前の環境になっていました。 秒でお昼を食べ、時には食べられないこともあります。未満児クラスの休憩は保育室内で取ることが多く、子どもたちから目を離すことはありません。少しお菓子をつまみ、お茶を飲む程度です。 そんな休憩スタイルが当たり前でしたが、毎年の監査を経て、「休憩は別室で、子どもたちから離れて1時間取りましょう」という流れに変わっていきました。 しかし、実際にはそのような余裕のある人員配置ではありません。 クラスを離れるために、子どもを抱えたまま職員室へ行くことが“休憩対策”になったり、廊下に出て、部屋の様子を見ながらコーヒーを飲むことで“休憩を取ったこと”にされたりしていました。 けれど、それは根本的な解決ではないと思うのです。 もし本当に1時間休憩が取れるなら、溜まった仕事を進めたいと思ってしまう職員も多いはずです。 休憩を取ることが難しい職種は、保育だけではなく、たくさんあると思います。 労働基準を満たすための形だけでは、実際に休めるわけではありません。 多くの現場では、休憩に入っている間、仕事を代わってくれる人がいるわけではないのです。 休暇も同じです。好きな時に自由に取れるわけではありません。 子どもの行事が重なっても、病気の子どもがいても、全員が休めるわけではない。家族のための当たり前の休みが取りづらいことに、私はモヤモヤを感じます。 日本は、働くことを頑張りすぎているのではないでしょうか。 ギリギリの人数で、余裕なく働く環境に慣れてしまっている。でも、本当はもっと、休みやすい社会になってほしいと思います。 病児保育に預けてまで働かなければいけないのかな。 看病で疲れているお母さんも、「今日は休もう」と言える社会ではだめなのかな。 そんな小さな疑問を、現場で働きながら感じています。